2018年12月20日木曜日

海外学会発表体験記

こんにちは。ラーニングサポート木曜日担当の櫻井です。

今回は海外での学会発表について紹介させていただきます。
12月5日から8日に香港大学で開催されたThe 19th Asia Pacific Industrial Engineering And Management Systems (APIEMS 2018)に行ってきました。

香港は狭い島でありながら山が海岸近くまで迫っており、住む場所が狭いためか非常に高いビルが乱立していました。


イギリス領時代の名残かバスも二階建てで、車道も左側通行でした。

香港は世界有数の金融センターであり、世界中の金融機関が集まっている姿は圧巻でした。またセブンイレブンがいたるところにあったことには驚きました。

学会は経営工学(慶應では管理工学)に関するもので、マーケティング、データ分析、機械学習、ロジスティクス、都市工学、そして私の専門の金融工学など様々な話題の発表がありました。

発表当日はとても緊張しました。数週間前から練習をした成果が出たのか大きな失敗こそありませんでしたが、緊張のため早口になってしまい持ち時間が余ってしまいました。時間オーバーになるよりはましですがとても残念です。人前で話す経験がまだまだ足りないと思い知らされました。

雨などの悪天候による日常的な渋滞が社会問題になっている東南アジアから来た学生が、渋滞発生場所をビッグデータから予測するモデルを発表していました。普通の雨程度では大きな混乱が起きない日本からするとなかなか思いつかないテーマだと思います。国によって抱えている問題は様々であり、経営工学やデータ分析で解決できる問題が世界にはたくさんあるのだと改めて感じました。

理工学部では多くの研究室が海外の学会に参加しています。自分の研究の報告だけではなく様々な事を学べるのでオススメです。

2018年12月14日金曜日

LaTeXのすゝめ

こんにちは。

奥村です。


突然ですが、皆さん、LaTeX(僕は「ラテフ」と読んでいます→https://ja.wikipedia.org/wiki/LaTeX)って知っていますか?
知ってるよーって人にとっては今回の記事は全くつまらないと思います。

LaTeXとは何か、簡単に言ってしまうと文書を書くためのソフトウェア(のようなもの)ですね。
私がLaTeXを知ったのは、理工学部1年必修の情報学基礎の講義の時です。2回目か3回目くらいの講義の時にちょろっと触れられていました。
そこで興味が出た私はLaTeXについて調べ、実際に使い、学部1年生の時からずっと実験レポートをLaTeXで書いています。

ただ私の周りではLaTeXを使っている人がいなくて寂しい思いをしております。
「理系ならLaTeXでしょ!」みたいな意見をインターネットでは見るのですが、どうやら今ではそうではないらしいです。インターネットは参考になりませんね。まあ私のいる分野が化学なのでというのが一番の理由でしょう。(後述しますがLaTeXと化学はあまり相性が良くありません。)
そんな感じで周りにLaTeXについて話せる友達がいない私は、もっとLaTeXについて知ってもらおう(せめて名前だけでも)、と思い、今回の記事を書いております。

1.LaTeXについて
LaTeXはMicrosoft® Office Word(以下Word)とは大きく違います。

一番の違いが、GUIかCUIか、という所ではないでしょうか。
例えばある文字列を太字にしたい、といった場合、Wordではその文字列を選択して太字にするボタンを押しますが、LaTeXでは太字にするコマンドを挿入します。Webサイトでいうソースの様なものを書いて、コンパイルすることで文書が出力されます。

また、これも大きな違いですがLaTeXは無料で利用できます。WordはMicrosoft社から有料でソフトウェアを購入する必要があります。慶應の学生ですと無料で使えるライセンスもありますが、購入する場合は安くない値段がしますよね。

ただ、先述しました通りLaTeXはCUIなので、慣れていないユーザーにはとっつきにくいと思います。

2.LaTeXの特徴
ではなぜわざわざLaTeXで書くのか?

文書がきれいに作れます。特に数式関連に強いです。数学や物理の教科書はLaTeXで書かれたものが多いのではないかと思います。
複雑な数式の入力はWordよりもやりやすいみたいです。(ただこれは昔の話で、今ではWordでもやりやすくなってるそうです。)
化学式や化合物の構造の入力もできるにはできますが、向いてないと思います。私は画像にしてから貼り付けてやっています。数式を数学や物理の分野ほど多用しない化学の分野ではあまりありがたみは無いかもしれないですね。

英語の文章でもハイフネーションやカーニング、リガチャなどすべて自動でいい感じにやってくれます。
日本語ですとそんなに凝った設定はありませんが、まあまあきれいにできると思います。

図や表を入れる位置は自動でプログラムが判断し、”いい感じの位置”に決めてくれます。
書いている人はレイアウトを気にすることなく、(Wikipediaの記事を編集するときのように)文章の内容や論理構造だけ気にすればいいという事です。
図番号、式番号、ページ数や相互参照の数字も勝手に振ってくれるので、番号の数字そのものを気にする必要はありません。

しかし文書の設定(フォントや文字サイズ、余白など)はLaTeXでは分かりにくいかもしれません。コマンドで打つので自分の思うようにレイアウトが整わないことも少なくありません。そういう時はどのコマンドの使い方が良くないのか調べることになります。
まあ、Wordでも思った通りにならないことはよくありますよね。”何もしていないのに”勝手にフォントが変わったり謎なところに線が入ったりして困った経験のある人は多いのではないでしょうか。Wordの設定項目は多岐にわたるため原因を見つけるのが難しいですが、LaTeXはわりとシンプルなのでどこが悪さをしているのか特定しやすいと思います。

私の場合LaTeXを使うのは面白いから、というのもあると思います。最近はLaTeXを使ってプレゼンテーションのスライドや、ポスターを作ってみたりするのを始めてみました。
それほど文書の見た目を気にせずに書いても、きれいな文書が自動で出来上がってくるので楽しいものです。


今回の記事ではLaTeXについてごく簡単にご紹介いたしました。
興味のある人はインターネットで調べてみてください。十分な量の情報が見つかると思います。

それでは。

奥村

2018年12月4日火曜日

日々の生活をChemvenientに #2 ~半分焼けばおいしさ2倍~

こんにちは、金曜化学担当の菅野です。

化学の力(chem)を使って普段の生活をもっと便利(convenient)に、つまり
日々の生活をChemvenientに
できるような知恵を紹介しています。第一弾はこちらです。
第二弾は、「半分焼けばおいしさ2倍!」です。
肉じゃがをはじめとしたお肉料理がおいしくなる、Chemvenientです。

焼いて煮る?そのまま煮る?

肉じゃがは筆者の大好物です。安いし、食材も多いし、見た目もきれいで、つくるのも簡単。日本が誇る家庭料理ですよね。どこのお店でも売っているから、手軽にたべることができます。でもやっぱり、自分でおいしいのを作れたらよいですよね。

肉じゃが

みなさんはどうやって作ってますか?お肉と野菜を炒めて、煮込む。おそらくこれがメジャーな手法だと思います。また、あるTV番組では、炒めることなく、全ての食材を一度に鍋に放り込み、ひたすら煮込むという”肉じゃが鍋”の手法が紹介されていました(詳細はこちら)。
筆者は、お肉を半面だけ焼いてから煮込むようにしています。こうすることで、いつもの作り方よりも2倍は美味しくなります。半分なのに2倍、一見すると相反しているようですが、どうして「お肉を半面焼けば、おいしさは2倍」なのでしょうか。
ここに化学の力が隠されているのです。


「お肉を焼く」の化学

そもそも本当においしい食材なのであれば、そのまま嚙りつくほうがいい。料理とは、食材のもっている本来の味以上のものをひきだすことである
このように述べたのは、料理評論家の服部幸應(はっとりゆきお)先生です(注1)。まさにその通りで、お肉を炒めることは、お肉が持ってない新しい美味しさを創造する効果がありますなぜならば、お肉を高温で炒めることでお肉の表面で化学反応が起こり、おいしい成分が新たに生まれるからです(メイラード反応といいます)。焼肉の香ばしい香りがいい例です。これは、煮込むだけでは決して生まれないおいしさです。
また、お肉を炒めることで肉表面を固め、うまみ成分がお肉の外に流出するのを防止できます。ハンバーグがいい例です。噛むと、肉汁がジュワっと出てきますよね。


お肉を焼く効果

一方で、鍋料理ではお肉を炒めることなく、最初から最後まで煮ます。炒めずに煮ると、味が良くしみるだけでなく、肉汁が溶け出してスープがおいしくなります鍋がよい例です。スープが格段においしくなりますよね。


お肉を煮る効果

では、お肉の半面だけを焼き、それを煮込んだらどうなるでしょうか。焼くことであたらしいおいしさ成分が生まれ、なおかつ肉汁の流出が半減されるため肉が美味しく、それでいて肉汁の一部は溶け出すためにスープもおいしく、そして味がよくしみる。まさに、焼くと煮るのよいとこどり!であり、普段よりも2倍オイシイ裏ワザなのです。


焼くと煮るの良いとこどり

今日のChemvenient: 半分焼けばおいしさ2倍

第二回のChemvenientはいかがでしたでしょうか。普段何気なくやっている調理には、多くの化学が隠されています。肉じゃがに限らず、”焼く”と”煮る”を使いこなし、何倍にも美味しい料理に挑戦してみてください。
ちなみに筆者は、お肉を食べるなら炭火焼きが一番好きです。香りも火の通りも段違いです。炭火焼きには独特の化学があります。ぜひ調べてみてください。

参考文献
1.  服部幸應 (2012) 『おいしい料理の方程式』 河出書房新社.

2018年11月29日木曜日

ダブルディグリープログラムのお話(最終回: 授業や研究)

こんにちは。管理工学科修士二年の櫻井です。日が短くなり冬が近づいてきましたね。

過去2回ダブルディグリープログラムに関する記事を書きましたが今回で最後です。留学先での勉強や研究に関して紹介させていただきます。

これまでの記事
第一回: ダブルディグリーとは?
第二回: イタリア生活悲喜こもごも

ダブルディグリープログラムは修士論文の提出が必要であるため、はじめの一年で授業をできる限り履修し終えて、残りの半年で研究をするというのが王道のスケジュールのようです。

1. 授業
いくつかの「トラック」という分野があり、それぞれで必要な授業を履修します。私はFinanceのトラックに所属しました。他にもIndustrial ManagementやSupply Chain Management、International Businessなどのトラックがあります。トラック毎の授業のほかに必修もあります。私が履修した授業をいくつか挙げると、
  • Accounting, Finance and Control: 会計や資金調達方法について
  • Strategy and Marketing: 企業戦略やマーケティング戦略
  • Logistics Management: 物流や工場内のシステム
  • Business and Industrial Economics: ミクロ経済学
  • Financial Econometrics: 金融に応用するための計量経済学
があります。管理工学科は経営課題に数学的にアプローチしますが、留学先ではケーススタディなど実務の側面から勉強しました。そのため慣れるまで非常に苦労しました。授業中は質問や発言が飛び交い、貪欲に勉強する学生を見て私もまだまだ頑張ろうと勇気づけられました。

一回の授業が大体3~4時間で、各授業週に2~3回あるため進むペースはとてもとても速いです。授業に出席して話す内容を必死で聞き取るだけではなく予習や復習も必須で、慶應の時の数倍多く勉強する毎日でした。大変でしたが自らの研究に参考になることも多く、とても良い経験になりました。

2. 研究
私は統計モデルが専門の教授に指導していただきました。「研究室」というものは存在せず、「ゼミ」の形式で教授の部屋で時々進捗報告をしました。発表は年に何度かチャンスがあり、そのいずれかで合格すれば修士号がもらえます。私は日本に帰国してからSkypeを通して発表しました。留学生にはこのような発表方法も認めてもらえます。

読んでいただきありがとうございました。
留学は大変ですが得たものはとても多く、留学前には予想できないほど成長できました。
私の体験談が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

それでは。

2018年11月26日月曜日

Keio-Aachen サマースクール(3)

こんにちは。

奥村です。

前回の記事では、現地での生活について、食事事情と日本との違いについて書きました。
今回は、プログラムの期間中、具体的にどのように過ごしていたのか少し詳しくご紹介したいと思います。


朝起きてゲストハウスで朝食を摂ります。
食べ終わって支度をしたらドイツ語の授業の教室まで歩いて行きます。歩いて15分くらいの場所にあります。
教室のある建物は国際棟?のようなもので、おそらく留学生の語学のための建物だったと思います。留学生だらけでした。
ドイツ語の授業を90分×2コマ受けます。


昼ご飯を学食で食べます。ドイツ語の教室から学食の建物まで歩いて5分ほどです。
昼ご飯を食べたら午後のエンジニアリングの教室まで向かいます。街中から少し離れたところにあるのでバスに乗って移動します。
機械工学、物理学、生物学、化学の講義を英語で受けます。
エンジニアリングの講義が終わったら、バスに乗って街まで戻ります。


街で夕ご飯を食べます。ビールが安いです(重要)。
BBQなどのイベントがあったり、ドイツ人学生の家で一緒に料理を作った日もありました。
シャワーを浴びたり、コインランドリーへ洗濯をしに行ったりもします。


寝ます。
ゲストハウスは掃除してくれる人がいるので快適に寝ることができます。
水みたいな値段の瓶ビールを友達と飲むのもまた楽しいでしょう。
まあ僕はいつも早めに寝て次の日に備えていました。


これまでの記事で3回にわたってKeio-Aachen サマースクールについてご紹介してきました。
もし機会があればぜひ参加してみてください。

それではまた次の記事で。

奥村

2018年11月15日木曜日

Keio-Aachen サマースクール(2)

こんにちは。

奥村です。

以前の記事では、Keio-Aachenサマースクールについておおまかにご紹介いたしました。
今回の記事では、現地での生活について少し詳しく書こうと思います。


Table of Contents
2.1 食事事情
2.2 日本との違い


2.1食事事情
まずは食事事情について!

朝食は寝泊まりするゲストハウスの食堂で食べます。
メニューは、パン、ゆで卵、ハム、チーズで、
オプションでシリアルとヨーグルトが食べられます。
毎日一緒のメニューなので飽きないこともないですね・・・
タダ(多分宿泊費に入っています)です。

昼食は平日のみ学生食堂で食べられます。
ビュッフェ形式で、食べたい料理をレジに持って行って会計します。
「5ユーロ分の券」を日数分貰えるので、それと引き換えで購入する感じです。
(つまり、5ユーロ分までなら無料で食べられます。ただし、3ユーロ分しか買わなかったとしてもおつりはもらえません。)

しかし、この券、正確には”大体”5ユーロ分です。
というのも、券自体には「5ユーロ分」と書いてあるのですが、
”少し”超えていても(例えば5.2ユーロ)、その券だけで購入できるらしいのです。
”少し”・・・?
ぼくたち「その”少し”以上に超えたらどうなるの?」
ドイツ人「レジのおばちゃんに「超過分払え」って言われるよ」
ぼ「じゃあその”少し”って具体的にどれくらい?」
ド「わかんない」
分からないとなると調べてみたくなりますよね。
チキンレースが始まりました。
7ユーロくらいになったこともありましたが、何か言われることは一度もありませんでした。
さすがに8ユーロとかはダメなのかな?誰か試してみましょう。

メニュー自体はあまり日本と変わらないと思います。
日本のビュッフェでも日本料理だらけではないように、料理だらけということはありません。ハンバーガーやピザ、パスタなどいろいろあります。
ただ、ジャガイモは多かったような気はします。
ハンバーガーのコーナーでは「Pommesセット」なるものがあります。
Pommesって何?って人はこちら→(google画像検索)
学食のみならずいろんなところで見かけるので、重要単語の一つですね。

あ、そうそう。エナジードリンクも学食で売ってます。

(画像は https://en.wikipedia.org/wiki/Relentless_(drink) より)
味は普通にエナジードリンクです。今調べたところM○nsterの会社が作ってるやつみたいですね。味も似ているわけです。


休日はどこかに旅行に行ってたりすると思うので、その旅行先で食べたりすることが多くなるんじゃないでしょうか。

夕食
本当に自由です。何を食べてもいいし食べなくてもいいです。
僕は近所の商店街的なところのレストランで食べたのが多かったと思います。
印象に残っているお店をいくつか紹介します。

[1] Vielharmonie

ドイツ人学生に何回か連れて行ってもらったお店です。
シュニッツェル(子牛のカツレツ)もありました!
お酒ももちろん置いてあって、ビールをはじめカクテルなどいろいろあります。
ビールは安いです。ビール200 mlが大体1ユーロです。ファンタは1.2ユーロ。なんででしょうね。
カクテルもビールほどではないですが安いです。そして強いです。さすがですね。
度数の高いやつが大きいグラスで出てきます。僕はそれで気持ち悪くなりました。確かZombieっていうカクテルだったかな・・・

[2] AKL

よくケバブをテイクアウトしました。
テイクアウト以外で食べたことがなかったんですが、普通のレバノン料理屋さんみたいですね。
Vegan向けのケバブもあります。

[3] Oishii

寿司屋っぽいです。
入ったことはないんですけど、日本語が書いてあるので通るたびに気になってました。
どんな感じの寿司が出てくるのかはわかりません。

スーパーで食材を買ってゲストハウスで食べてもいいかもしれませんね。
瓶ビールもかなりの種類が置いてあります。
栓抜きはゲストハウスに置いてあるんで持ってこなくても大丈夫です。
ちなみにだとビールのような弱い酒は16歳から(!)
強い酒は18歳から飲めるらしいです。高校卒業したての学部一年生でも飲めますね。

レストランで食事をしたり、スーパーで買い物をしたりするのは大いに国際交流にもなります。
ただ食べ物を摂取するだけでなく、この料理はどういう料理なのか、レストラン/スーパーはどういうシステムなのか、日本とは違う様々なことを見聞きするいい機会です。



2.2日本との違い
での生活の際に、日本と大きく違うなぁ、と思った事を書き連ねてみます。
ただ、これは僕が行った場所についてなので、全土でそうなのかは分かりません。

[1]スーパー
スーパーではもちろんいろいろな種類の商品が置いてあります。
なので値段を比較する時に内容量が違ってどちらの方がお得なのか分かりづらいことが多いと思います。
のスーパーですと、値札にはその商品の値段だけでなく、中に入っているものの1個(1リットル、1グラム)あたりの値段も表示されています。
「このジュース安い!」と思っても内容量が少なくて騙された気分になることもありません。
合理的だなぁと思いました。
また、レジの並ぶ列にはベルトコンベアが設置されていて、そこに商品を置きます。
会計が一人終わるごとにレジのおばちゃんがベルトコンベアを動かします。
自分の番になったらおばちゃんに会計してもらいます。
日本みたいに立ってレジ打ちしないとうんぬんみたいなのは無いみたいで座っていました。
合理的だなぁと思いました。
さらに、お釣りがピッタリの額になるように「20セント持ってない?」みたいに聞いてもくれます。

[2]街がきたない
落書きとゴミが日本の比ではないほど多いです。
街の壁も落書きだらけですし、何より驚いたのが、電車にまで落書きがされていることです。
ほぼすべての車両が落書きで”ラッピング”されていました。
鉄道会社も諦めているのか車両番号のような重要な情報がある部分だけは消してましたが、他は放置しているみたいです。
ゴミも多いです。
殆どの街灯の根本にゴミ箱が設置されているのにです。
大学のキャンパス内でもビール瓶の破片や王冠など散らかり放題です。
多分誰も掃除しないし誰も気にしていないのでしょう。
僕もすぐに慣れましたけど、カルチャーショックですね。

[3]Pfand
そんなですが(だからこそ?)、街をキレイにしようとする試みもあります。
その一つが"Pfand"と呼ばれるシステムです。
簡単に言えば、飲み物の値段に容器分として20円程度のデポジットが加算されていて、空き容器を回収するとお金が返ってくるシステムです。
日本でも瓶に関しては同じようなシステムがあると思いますが、では瓶のみならずペットボトルや缶などほぼ全てに適用されています。
飲み終わった後の空容器はスーパーに置いてある機械に投入すると、回収されたデポジット分の金券(そのスーパーで使える)がもらえます。
このシステムを知らない観光客なんかはそこらへんに捨てていきますが、お小遣い稼ぎのためにそれを拾っていく人もいます。
したがって空き容器のポイ捨ては非常に少ないです。
捨てずに回収した方が得だからです。
いちいちスーパーまで換金しに行かないといけないのは面倒くさそうに聞こえるかもしれませんが、捨てずにとっておいたペットボトルや空き缶を集めてスーパーに持っていき、それが金券として出てくるのはなかなか楽いものでもあります。
日本も導入した方がいいのになぁとは思いました。


プログラムに参加することで、日本とドイツの文化の違いを肌で感じられ、実に興味深い経験となりました。

以上に挙げたような体験を通じて、圧倒的に成長できたと感じています。
皆さんも来年以降はぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。

それでは次の記事でお会いしましょう。

奥村

2018年11月14日水曜日

どの学科に進むか

こんにちは。水曜日担当の萩原です。
もうすぐ三田祭ですね。僕も学部時代には所属していたサークルで参加し4日間ずっと歌っていました。夏休み明けから徐々に練習が始まり、個人的には一年を通して一番楽しい時間でした。
三田祭の規模は全大学でもトップクラスで、多くの人で賑わいます。とても楽しめるのでぜひ行ってみてはいかがでしょうか。


今回は1年生向けの記事です。
皆さんが現在所属しているのは「学門」ですが、2年生になるといよいよ「学科」に分かれます。そして来月の頭には学科分け説明会があると思います。
各学門から行ける学科は決まっており、説明会では先生や院生がその学科で学ぶ内容や魅力についてプレゼンをします。全体説明の後には各学科のブースをまわり、詳しい説明を聞いたり研究デモを見ることができます。

おそらく入試の時に学門を選ぶ時点で、進みたい分野はある程度考えていたと思います。1年生では全ての学科をカバーするほどの広い範囲を必修で学んでいると思いますが、「もっと知りたい」と思えるような科目、そして「そのためにここに進みたい」と思えるような学科はありますか?
僕は当時電子工学科と情報工学科のどちらに進むか迷い、説明会の話を聞いて電子工学科に決めました。先生や院生の方々から直接聞ける情報は、進路を決める上でとても役立つと思います。気になることは積極的に質問して、後悔のないように選んでください。

ただ、どの学科に進んでも間違いではありません。学科分けは希望通りにいかないこともありますが、だからといってつまらない学科なんてありません。2年生から専門的な内容に入りますが、面白いと思えるものはどの学科にもきっとあるはずです。


どんなことを学べるか、どんなことを学びたいか、ぜひ考えてみてください。


萩原



2018年10月31日水曜日

日々の生活をChemvenientに #1 ~サラダ油で手を洗う!?~

こんにちは、金曜化学担当の菅野です。

「日々の生活をcreativeに」と言っているのはPanasonicさんですね(西島秀俊さんが出てるアレです)。
私は、化学の力を使って普段の生活をもっと便利に、つまり

「日々の生活をChemvenientに」

できればいいなと思います。Chem(=化学で)+Convenient(=便利に)。
記念すべきChemvenientの第一弾は、「サラダ油で手を洗う!?」です

手についたにおいがとれない・・・

先日、実家の庭の木々の手入れをしたときのこと。
様々な木や植物を手に触ったため、手に植物のにおいが付きました。
父親が一番困っていたのは、ヒバのにおいでした。

ヒバの木
(樹樹日記: https://blog.goo.ne.jp/fagus06/e/f7a0be1711107de20269628451f7abb4 より)

知っている方は分かると思うのですが、このにおいは強烈です。
父親曰く、せっけんで手をあらってもあまり落ちないとのことでした。
化学を専門にやっている私は、「サラダ油で洗ってはどうか?」と提案しました。早速父親は、サラダ油少量を手にとって洗い、そして再度せっけんで手を洗ったところ、見事ににおいがとれたのでした!!

油でヒバのにおいをとる

なぜサラダ油で洗うと、においがとれたのでしょうか。
ここに化学の力が隠されているのです。

「においを洗い流す」の化学

この世のあらゆるにおい成分は、水にとける/とけないに分けることができます。そして、水にとけるのであれば、水で洗うことで、においは洗い流すことができるのです。
一方、水にとけないのであれば、においを水で落とすことはできません。しかし、水でとけない成分は、油にはよくとけることが多いのです。

におい成分の分類

もちろん、せっけんは、水にとける成分もとけない成分も両方をとる力があります。しかし、今回のヒバのにおいは、油に対して非常によくとける成分であったため、まずは手についたにおいをサラダ油の方へ引きはがし、そうしてから洗う方が効率が良かったということです。

においをサラダ油へ移す

今日のChemvenient: サラダ油で手を洗う

第一回のChemvenientはいかがでしたでしょうか。隠された化学は非常に単純でしたが、知っているとそうでないとでは、生活に大きな差が出るかもしれません。ぜひ、今後の生活で手を洗うとき、「油で手を洗う」という知恵も試してみるとよいでしょう。

ちなみに、手についた魚のにおいも油でとることができますが、実は、お酢でとる方が効果的です。これは一体どうしてでしょうか。しくみが違います。考えてみてください。


読んでくださり、ありがとうございました。質問やコメントなどがあれば、いつでもお待ちしております。







2018年10月30日火曜日

初めての国際学会@キプロス

こんにちは。木曜担当の佐藤です。
今回は9月に参加した国際会議について書いていこうと思います。

私が参加したのは、キプロスで行われた「PSC」という光通信に関する会議です。
キプロスと聞いても場所が思い浮かばない方が殆どでしょうが、地中海にあります。


キプロスは赤道近くに位置しており、気温は非常に高いです。
私は9月下旬に行きましたが、それでも最高気温は毎日35℃に迫っていました。

PSCの発表に関しては、オーラルで17分と決められていて、
スライドを作成したり、英語の原稿を考えたりと準備が非常に大変でしたが、
現地で繰り返し発表練習をした成果もあり、無事に終えることができました。

また最後のディスカッションでは、英語がなかなか聞き取れず苦戦しましたが、
議論の中で今まで自分が気付いていなかったことを発見することができたので、
有意義なものとなりました。

そして発表が終わった後は、清々しい気持ちで向こうの料理や名所を楽しみました。
スパゲッティ、ピザ、揚げ鶏、ブドウ、ワッフルが非常に美味しく、
またラルナカ要塞やリマソール城など歴史的な建造物が見事でした。


↑スパゲッティとラルナカ要塞

2018年10月29日月曜日

大学での息抜き~矢上川沿いの散歩~

こんにちは。月曜担当の寺田です。
これまでは就職活動について書いてきましたが、
今回は私が大学で実際に行っている息抜きの方法、
矢上川沿いの散歩について書きます。

まず矢上川について簡単に説明します。
矢上川とは矢上キャンパスの北側と東側を流れている川のことです。
日吉駅とは逆方向にあるため、日吉方面から通学している方には馴染みがないかもしれません。
しかし矢上キャンパスの東側の川沿いには車道がないため、キャンパスの近くで静かになれる場所の一つです。

それでは散歩コースを紹介します。
まず矢上キャンパスを出たら東へまっすぐ進みます。
途中でコンビニの前を通りますので、のどが渇きそうなら飲み物を買っておきましょう。
数分ほど歩いて信号のある十字路を直進し、幅が車一台分しかない狭い道を通り抜けると、矢上川に到着します。

そのまま川沿いを歩くだけでも、いい気分転換になりますが、
ぜひ目の前にある橋を渡って、その先の看板を見てみてください。
その看板には矢上川に生息している生き物が紹介されています。
これらの生き物を探しながら散歩すると、考え事が頭から離れて散歩できるようになります。

息抜きの仕方は学生一人一人で違いますが、
自分に合った息抜きが見つかっていない方はぜひ散歩をしてみてはいかがでしょうか?

台湾に1ヶ月行ってきました(1)

こんにちは。

奥村です。

前回の記事ではドイツについてご紹介しましたが、今回は台湾についての記事です。
日本からドイツへは、飛行機で西へ約半日、映画を3本見て寝て起きたらやっと到着するような距離ですが、台湾へは3~4時間で着きます。寝ることを考えると映画も1本しか見れませんね。


今年(2018年)の7月の4週間、私は台湾の國立清華大學に行っておりました。
國立清華大學は新竹市(台湾の首都である台北からバスで1時間ほどの場所)にある大学です。北京にある清華大学とは前身が同じ大学になります。

台湾の研究室を訪問し実験をしました。学生寮で寝泊まりし、平日は大学、土日は観光、という感じでした。
大学内外の案内は主に訪問先の研究室の学生が担当してくれて、毎日のご飯や、週末の観光に連れて行ってもらいました。

台湾で体験したことは数多くありますが、ここでは台湾での生活についていくつかご紹介いたします。


・食事
脂っこいです。最初の1週間はお腹を壊しました。慣れたら大丈夫になりました。
チャーハンなどは多量の油のお陰もあってか美味しかったです。
ラーメンなど味付けは中華ですが、日本のものとそこまで変わった感じはしませんでした。
ちなみに4週間で2 kg太りました。

また、タピオカミルクティーを毎日のように飲んでいました。
デカいです。Mサイズが500 mLで、Lサイズが700 mLでした。
そして甘いです。砂糖半分で丁度良いくらいですね。
日本で出店しているタピオカミルクティー屋さんはちゃんとローカライズしているみたいなので、日本の砂糖普通=台湾の砂糖半分、くらいだと思います。


・物価
基本的に安いです。大体日本の三分の一から半分程度です。以下1NTD(ニュー・タイワン・ドル、台湾の通貨です。)=約3.6円としています。
ペットボトルの飲み物は20NTD(約70円)程度で、昼食も50~100NTD(約180~360円)で食べられます。タピオカミルクティーも50NTD程度なので、日本価格の三分の一くらいですね。
日本でいう「100円ショップ」のようなお店がありましたが、それは「10NTDショップ」なので、まさに”日本の三分の一から半分程度”だと言えるでしょう。

しかし、それは普通の食べ物や日用品の話で、そうじゃないものもあります。
レッドブルは60NTD程なので日本とほぼ同じ値段ですし、パソコンについても日本の価格.comで調べた値段より安いという事はありませんでした。
ユニクロもありましたが、出国前に日本で買ったのと同じ商品が台湾だと1割ほど高い値段で売られていました。


・水
台湾では水道水は飲めません。(ある駅で水道水の飲める蛇口がありましたが、蛇口の横に定期的な水質検査(大腸菌数など)の表が貼ってあるので飲めないのが当たり前と見て間違いないでしょう。)
水道水が飲めないとなると、給水機が大活躍です。どんな建物にもたいてい1フロアに1~2台の給水機が置いてありますし、屋外のテニスコートにも置いてあります。冷水、常温水、熱湯の出る便利なやつです。

あと、トイレに紙は流せません。
下水の圧力が低いらしく、流すと詰まります。
間違って1枚流しちゃった時は大丈夫でしたが、別の日には誰かが流しちゃったのかガッツリ詰まっているのも目撃しました。ゴミ箱に捨てましょう。
当たり前ですがウォシュレットはありません。


・日本語
台湾では日本語を話せる人がかなりいます。
歴史的なうんたらかんたらもあると思いますが、アニメ人気も手伝ってか多くの若い人が日本語を学んでいます。英会話教室と同じ感じで日本語の教室もビルに入っています。
お邪魔した研究室でも日本語をしゃべれる学生はいました。
タクシーに乗ったとき、運転手さんに日本語で話しかけられることもありました。(ちなみに台湾では「ウンチャン」というと「タクシー運転手」のことだと通じるらしいです。)

街中で日本語(というより日本の文字)を目にすることもありました。
有名どころですと、「の」の文字(「進撃の巨人」、「洋服の青山」の「の」)は人気のようです。中国語の「的」とほぼ用法が一緒とのことでよく置き換えて使われています。
書店でいろいろな本のタイトルを眺めると、中国語の漢字の中で、「スイミー」の黒い魚のように、一文字だけひらがなが主張しているのが目に入るでしょう。

商品のパッケージにも日本語は人気です。
台湾のファミマで商品を手に取ると、たまに日本語が書いてあります。台湾用に印刷されたパッケージなのにです。
そして「10NTDショップ」の激安商品にも胡散臭い日本語が書いてあります。
なので、日本は良い印象を持たれているのではないでしょうか。



日本と台湾とで異なることも多く、研究室でも街中でも戸惑うことはありましたが、刺激的な毎日を過ごすことができた貴重な経験になったと思います。

これからもし台湾に行く人がいれば、参考になると幸いです。


それでは次の記事でお会いしましょう。

奥村

2018年10月5日金曜日

インターンシップに参加しました

こんにちは、ラーニングサポート水曜日担当の萩原です。

まだまだ暑い日もありますが、10月に入って少しずつ涼しくなり、「秋だなー」と思うようになってきました。皆さんにとって今年の夏はいかがでしたか?サークルや部活、旅行、勉強など、充実した日々だったでしょうか。秋学期も頑張っていきましょう。


僕はどうしていたかというと、2週間のインターンシップに行ってきました。詳細にはお伝えできませんが、この2週間についてお話しようと思います。

今回参加したのは電機メーカーのインターンでした。もともとテレビやスマホ、オーディオなど身近な機器の開発に関する仕事がしたいと思っていて、その職場がどんな所なのか体験したくて応募しました。

選考はまずエントリーシートを提出し、そこでの審査に通った人が面接に進みます。面接では改めて志望動機や研究内容を聞かれました。面接官の方から「気楽にしてもらって構わない」と言われ、とても和やかな雰囲気で行われたので、あまり緊張することなく話すことができました。

僕が担当したのは、簡単にいうとカメラの性能向上に関する業務でした。カメラの中のある素子に着目し、画質に影響するパラメータに関する測定を行います。その結果から、値はどの程度か、悪い場合は何が原因か、どうすれば改善できるかを考えました。業務の最後には、各インターン生に1人ずつ付くチューター、配属先の課長、並びに部長の方々に対してプレゼンをしました。

普段は常に研究室にいるので、異なる環境にいられたのは気持ちのリフレッシュになりました。また、普段と違う指導を受けられることや、自分と比較的近い専門分野にいる他のインターン生の話を聞けたことも良い刺激になったと思います。

知識に自信がなくて応募を迷っていたのですが、研究分野と異なる業務に就いたインターン生もいるので知識に関する心配は要りません。少しでも興味があればぜひ参加してみることをお勧めします。


他のスタッフのインターンシップ体験はコチラからご覧いただけます。
参考にしてみてください。

萩原

2018年10月4日木曜日

夏の研究室合宿と学会発表

こんにちは。木曜日担当の櫻井です。秋学期もよろしくお願いします。
今回は夏休み中の研究室合宿と学会発表について紹介させていただきます。

1. 研究室合宿
8月に3泊4日で研究室合宿がありました。長野県の立科にある慶應の施設に行ってきました。体育館やグラウンドもあり付属校の運動部の中高生も来ていました。酷暑の都心と比較すると涼しかったです。

- 到着~3日目午前
各自1時間程度で研究発表と質疑応答を行いました。
学部四年生は卒業研究のテーマや方向性、修士の学生は進捗を発表しました。
私は全体の最後の発表だったので3日目まで緊張が抜けませんでしたが、教授から的確なアドバイスを頂けて良い機会になりました。

- 3日目午後以降
例年晴れていれば外のグラウンドでソフトボールをしますが、今年は雨が降ってしまいできませんでした。でも、これまであまり話したことのなかった学部四年生と交流ができました。

2. 学会発表
9月に名古屋で開催された「日本オペレーションズリサーチ学会」で発表しました。初めて学会で発表したためとても緊張しました。同じ分野で研究している学生たちの生き生きと発表する姿や面白い研究成果を見て、研究をもっと頑張らなければいけないと実感しました。



発表準備のため観光地へは行けませんでしたが、名古屋コーチンと味噌カツは食べることができました。美味しかったです。ついでに現地の食事を楽しめることも学会発表の醍醐味かもしれませんね。

それではまた。

2018年8月2日木曜日

就職活動の自己分析・企業研究って何?

こんにちは。月曜担当の寺田です。
今回は就職活動における自己分析企業研究について書きます。
これら二つは前回の記事で紹介したインターンシップと合わせて、
就職活動が本格的に始まる前に進めた方がいいでしょう。

自己分析とは、その名の通り自分自身を見つめ直すことです。
単なる性格診断ではなく、これまでの人生における自分の経験を振り返ることです。
就職活動ではエントリーシートや面接などの場面で、志望動機や自己アピールなどを求められます。
例として、IT業界の面接で志望動機を聞かれたときを考えましょう。
そのときに「ITに興味があるからIT業界に就職したい」という説明だけでは、
面接官に自分の意思を十分に伝えることは出来ません。
なぜITに興味を持ったのかということを説明しなければ伝わりません。
そしてITに興味を持ったキッカケとは、自分自身の過去の経験に由来しているはずです。
このように志望動機や自己アピールでは、自分の経験が基になっていることが多いのです。
そこで採用担当者に自分の意志をキチンと伝えるために、自己分析をして自身の経験を振り返る必要があります。

企業研究とは、業界(メーカー・IT・金融などの事業分野)や企業(○○株式会社などの具体的な会社)について調べることです。
自分がやりたい事はどこで出来るのかこの業界や会社では何が出来るのか、ということを知るために必要です。
最近ではインターネットのおかげで簡単に調べることができます。
ただしインターネットの情報が最新の情報とは限らないため注意してください。
(自分はある会社のある部署に興味を持っていたのですが、今年の3月にその会社の社員の人から話を伺ったところ、来年の4月にその部署は無くなることを知りました)

「就職活動の準備って、前回の記事にあったインターンシップ以外にもあって大変そう」
と思うかもしれませんが、大丈夫です。
自己分析や企業研究をサポートするために、矢上キャンパス内でセミナーが行われます
例年通りだと、2020年3月に卒業する人を対象としたセミナーは今年の秋以降に実施されると思います。
ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

2018年7月31日火曜日

ラーニングサポート日吉出張相談を終えて

こんにちは。火曜担当の佐藤です。

ひとつ前のブログで宣伝しました、日吉でのラーニングサポートを終えたので、今回はその様子をお伝えできたらと思います。

結果から言ってしまうと、大盛況でした!本当にありがとうございます!
23日(月)、24日(火)両日とも、理数系の質問を抱えた多くの学部生がやってきて、時には待ち時間が発生するほどでした。

私が担当した日は、数学に関する質問が多く寄せられ、しっかりと答えられなかった高度な質問も少々あり、自分自身も、もっと学ばなければならないと痛感しました。

―最後に―
自分が学部1・2年のとき、先生や先輩から学んだことを、今回の日吉でのラーニングサポートを通して後輩たちに伝えることができたので、非常に良い経験となりました!





2018年7月23日月曜日

ラーニングサポート日吉出張相談

こんにちは。月曜担当の寺田です。

うだるような暑さの中、定期試験が始まりましたね。
熱気に当てられて集中できず、勉強がおろそかになっていませんか?
また1年生は初めての試験で不安に感じていませんか?
「この科目ってどんな勉強をすればいいの?」
「この問題はどうやって解くの?」
そんな悩みを抱えている方の相談にのるために、
今年もラーニングサポート日吉出張相談を実施します。

【日時】7月23日(月)&24日(火)  12:30~15:00
【場所】日吉図書館1階スタディサポート
【内容】7月23日(月)  数学・化学
    7月24日(火)  数学・物理
【担当者】7月23日(月)  数理科学科 竹内(M1)
              化学科   菅野(M1)
     7月24日(火)  電子工学科 佐藤(M1)
                                  物理学科  寺田(M2)
            
※当日は矢上でも通常のラーニングサポートを実施します。

気軽に来てくださいね。些細なことでも相談にのります。


2018年7月19日木曜日

試験勉強のあれこれ

こんにちは。ラーニングサポートスタッフの櫻井です。

いよいよ前期の期末試験ですね。順調に勉強できていますか?
わからないところがあれば矢上の理工学メディアセンターで平日行っているラーニングサポートをぜひ利用してみてください。

そして、授業が詰まっていて矢上へ来る時間がない皆様へ朗報です!!
7/23(月)と7/24(火)の12:30-15:00に日吉メディアセンターで出張ラーニングサポートを行います。時間が合う方はぜひいらしてください。

さて、今回は私の勉強方法について紹介させていただきます。私は要領が悪いのでとても時間がかかる方法ですが(今回の期末試験に間に合わなくても今後の)参考になれば幸いです。

1. 授業の準備
教科書はなるべく買いましょう。飲み会やどちらでもいい出費を何度か我慢すれば買えるはずです。出費を無駄にしたくないというプレッシャーもかかり、より勉強に熱が入ります。そして授業シラバスを読み教科書や配布資料で必ず予習をしましょう。その日の授業内容の流れが分かっているだけでも理解はかなり進みます。

2. 授業の受け方
まずはスマートフォンをしまいましょう。私の感覚では一部分であっても授業を無駄にすると倍以上の自習が必要になる気がします。
ノートの取り方も向き不向きがあります。試行錯誤の結果私にはコーネル式が合っていました。これはノートを三つの領域に分割し、講義の内容、講義の内容を確認するための質問、そのページの要約を書きます。

またノートはなるべく余白を残しましょう。紙の無駄だという人もいますが、後述の復習と合わせて理解が進んでその後に生きれば安いものです。
余裕があれば自分の頭で考えて理解しながら聞くようにしましょう。さらに勇気があれば授業中や前後に教員に質問してみましょう。

3. 復習
該当する教科書と授業資料をもとに、書き漏らしたところ、授業と異なる表現などを余白に書き込みます。テスト前に教科書や講義資料も横において勉強したくないので、ノートで完結するようにしていました。授業当日の夜に復習すれば授業の光景も思い出せて、先生の発言で書き漏らしたことも追記できるのでベストです。

4. 試験勉強
私は一夜漬け、過去問に頼るなどの要領のいい勉強ができなかったので、少なくとも一か月前頃から用意を始めました。勉強に充てられる時間を手帳に書き出し、各科目均等になるように時間を分配してその予定をもとに勉強しました。予定を立てるとあと何日で試験が終わるかわかるのでやる気が出ます。
電車の行き帰りがあればここまでで作成したノートを読み込んで内容の流れ、つながりを意識するようにしました。数学系が専門という特性上暗記科目はあまりありませんでしたが、それでもこの方法はかなり有効でした。

以上が私の勉強方法です。改めて非常に要領の悪いやり方ですが一例として参考にしてみてください。受験で勉強方法は確立できたと思っていても意外なところに改善できるポイントはあります。また過去の受験勉強の方法が大学の勉強に必ずしも合うかどうかはわかりません。今一度初心に立ち返って自分の勉強方法を見直してみてはいかがでしょうか?

それでは頑張ってください!!

2018年6月25日月曜日

ダブルディグリープログラムのお話(第二話: イタリア生活悲喜こもごも)

こんにちは。管理工学科修士二年の櫻井です。 中間試験が終わり手ごたえを感じた方もいれば危機感を持ち始めた方も現れるころでしょうか。無理せず気楽に頑張って、分からないことがあったら賢くラーニングサポートを利用しましょう!!

前回に引き続きダブルディグリープログラムについて、今回はイタリア生活の面白かったことや大変だったことについて紹介します。

これまでの記事
第一回: ダブルディグリーとは?

参考URL: https://www.st.keio.ac.jp/students/ic/dd/

1. ミラノについて
イタリアの北側にあります。首都ではありませんがビジネスの街です。夏は暑いですが湿度がないため過ごしやすいです。雪は数年に一度程度です。すぐにスイスへ行ける場所で遠くに奇麗な山々を眺められる場所です。

2. イタリア人の面白いところ、不思議なところ
会話が大好きです。特にスマートフォンで「通話」している人が非常に多いことも驚きました。夫婦や家族、友達と一緒に始終楽しそうに笑っています。
また犬を飼っている家庭も多いですが、広い公園でリードを外して遊ばせている人が多く悠然と犬が駆け回る姿を見るのは爽快です。(犬が苦手な人にとっては怖いかもしれません。)

3. イタリアの食
イメージ通りスパゲッティやピザを多く食べます。そして非常においしいです。様々な種類のパスタがスーパーには壁一面に並んでおりとても安いです。ピザは例えばSpontiniというお店のものが絶品でした(Spontini)。トマト味の料理が多いですが案外味は薄くアメリカ系統の食事と比べると日本食寄りです。近年はグルテンフリーが流行っているようでよく見かけました。

4. 大変だったところ
公的機関(特に警察)は対応が遅く雑であり広い心をもつことが必要です。これは現地イタリア人にとっても笑い話であり大多数のイタリア人は正常な感覚を持っているので安心してくださいね。
留学生や外国から来た人は「滞在許可証」というものを到着してすぐ警察に提出しなければなりません。警察から呼び出され数時間(私の住んでいた地区では外で)待たされて指紋を取られます。運悪く必要な書類がそろっていなければ出直してまた数時間待ちなおすことを強いられます。大変でしたが、顔写真入りの許可証をもらうとイタリア人の仲間入りができたような気持ちにもなりました。

次回予告: 勉強の話。慶應と違う視点で同じ学問に取り組むことの面白さ

それでは~

櫻井

2018年6月5日火曜日

私が参加したインターンシップ

こんにちは。月曜担当の寺田です。
前回の「就職活動の流れとインターンシップの参加について」に引き続き、
今回は私が参加したインターンシップの内容について書きます。
前回にも書きましたが、インターンシップの内容は企業によって違いますので、
参考程度に読んでください。

始めに。インターンシップには長期インターンシップ短期インターンシップの2種類があります。
この二つは、実施期間の長さが違うだけでなく、内容も大きく違います。
具体的には、
長期は自分も社員の一人のように就業して企業の仕事を経験することができて、
短期は他の参加者とのグループワークを通して企業の仕事内容の一端を知ることができます。

これから私が説明するのは短期インターンシップの内容です。
長期インターンシップの内容について知りたいという方は、
こちら(リンク先はこのブログのラベル「インターンシップ」のページです)をクリックして、
他のスタッフの記事を読んでみてください。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
参加した短期インターンシップの内容
1.銀行(理系向け・1dayインターンシップ)
銀行のリスク管理を行う部署のインターンシップに参加しました。
その部署の仕事は、過去の統計から銀行の損失を予測することです。
4人でグループを作って、銀行の収益と与えられた資料(日経平均株価や為替レートなど)についてエクセルを用いて回帰分析を行い、銀行の損失を予測した結果を参加者全員の前で発表しました。
単に計算するだけでなく、膨大なデータから予測に必要なものだけを抽出したり、予測した結果から未来の経済状況はどうなっているかを具体的に説明できるかなどの力を求められる仕事でした。

2.商社(文系向け・2daysインターンシップ)
電子部品を扱う企業のインターンシップに参加しました。
6人でグループを作って、一日目は取引先企業(インターンシップ実施企業の人事部の人が役を演じています)と商談をして情報(価格や要求スペックなど)を引き出し、
二日目は用意された複数の商品の中から取引先企業が納得してくれそうな商品を選択して、参加者全員の前でその商品を売り込むプレゼンをしました。
実は、用意された商品の中に取引先企業の要求をすべて満たすものはありません。
そのため相手企業の価値観と照らし合わせて妥協してもらう要素を選び、発表のときには相手を説得するプレゼン能力が求められました。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

冒頭にも書きましたが、インターンシップの内容は企業によって異なります。
私が参加したものとは違うインターンシップもあります。
身の回りにインターンシップに参加したことのある先輩がいたら、
体験談を聞いてみてはいかがでしょうか?

2018年5月28日月曜日

矢上のご飯事情

こんにちは!今年から新しくスタッフになりました
ラーニングサポート金曜担当の化学系の修士1年、菅野(かんの)といいます。
新規かつ有用な化学反応の開発を目指して日々頑張っています。
研究を始めるとものすごくご飯が美味しく感じられるようになり、最近では食費が月に3万近くかかるのが悩みです(笑)

理系のみなさんは本当に忙しく、課題や研究の傍ら、ご飯を矢上近辺でサクッと済ませたいということが多いと思います。
そこで今回は、時間帯別に、矢上近辺でご飯をサクッとすませるコツをお伝えしようと思います。

朝ごはん

セブンイレブン横浜日吉宮前店
キャンパス外では最も近いセブンイレブン。24時間営業なうえ、キャンパス内セブンよりも圧倒的に品ぞろえが豊富。

お昼ごはん

※お昼ごはんは戦争です。
10時半~12時なら⇒食堂 or セブンイレブン矢上キャンパス店
12時~12時半なら⇒デイリーヤマザキ
それ以降~15時なら⇒食堂

~補足~
キャンパス内セブン
・納品は朝10時~11時
・12時~12時40頃は激混み(ただし回転は速く、7,8分待てば買える)
・買う人がほとんどいないけど、実はパウチ入りのお惣菜のコスパは最強

矢上食堂
・小鉢とる形式の方が列は短い。
・12時~12時半は激混み

デイリーヤマザキ
・24時間営業
・凝ったサラダが多い
・バナナが140円で買える。
・実はお昼の時間帯は人が少なくて穴場。

夜ごはん

~19時半なら⇒食堂
19時半~21時なら⇒セブンイレブン矢上キャンパス店
21時以降なら⇒デイリーヤマザキ or セブンイレブン日吉宮前店

~補足~
食堂
・食堂の2階は15時からビュッフェ形式(1 g=1.2 円)
学パスを利用すると15%offになる。
・閉店間際にいくと、一品料理(豚汁やごはん)の量が多くなったりする(在庫一掃のため)
・ビュッフェ用のお皿、実は重さにばらつきがあるので、軽いやつを選ぶとよい

セブンイレブン矢上キャンパス店
・18時半ころから一気に品ぞろえが希薄になるので、早めに買うとよい


最後まで読んでくださりありがとうございます。
もしも他に何か知っていることなどあれば是非コメント下さい!
効率よく食事を制し、充実した矢上生活を送れますように。
それでは。

2018年5月17日木曜日

ダブルディグリープログラムのお話(第一話: ダブルディグリーとは?)

こんにちは。管理工学科修士二年の櫻井です。

今回はダブルディグリープログラムについて紹介させていただきます。
第一回: ダブルディグリーとは?


1. ダブルディグリーって何?交換留学じゃないの?
ダブルディグリーとは文字通り「二つの学位」を取得するプログラムで学部と大学院それぞれで用意されています。

交換留学では海外で授業をいくつか履修して、場合によっては慶應の卒業単位に加算されるものです。一方ダブルディグリーでは慶應の卒業と別に海外大学を卒業するものです。卒業するためにはたくさんの授業を履修したり修士学生であれば修士論文を書く必要もあります。

大学院の場合ヨーロッパ各地(ドイツ・イタリア・スウェーデン・フランス・ベルギーなど)へ1年半行き、場合によっては現地の言語以外に英語で授業を受けます。修士卒業までに3年かかる代わりに両方の大学から修士号をもらえます。

2. なぜ行ったの?
慶應の修士課程とは別に海外の大学院で異なる角度から経営工学を勉強したかったのでイタリアのミラノ工科大学へ行きました。研究室のシステムや興味のある金融工学の研究では慶應の方が優れていると思います。一方で異なる大学で異なる角度から経営工学を見ることでより深く今の研究内容も理解できるのではないかと思い挑戦することにしました。

3. 何したの?
経営工学科(Management Engineering)に所属して生産管理、財務分析、経営戦略、マーケティングなどMBA(Master of Business Administration, 経営学修士)でも教えている教授の授業を受けました。工学よりの内容としては計量経済、機械学習、時系列解析なども勉強しました。初めの一年間は授業を、最後の半年は主に研究をしました。英語のコースなので1年半滞在してもイタリア語はそれほど上達しませんでした...

4. それって人気なの?
大学院のプログラムでは各年度全体で4-5人程度派遣されています。ミラノ工科大学は比較的多く毎年2-3名程度派遣されています。私の時には他の学科から2人行っていました。ですが学科が違い、キャンパスも別だったので連絡しなければ会うことはほぼなく、経営工学科では日本人は私ひとりでした。

次回予告: イタリア生活悲喜こもごも

それでは~

櫻井

2018年5月14日月曜日

新入生向け矢上キャンパス紹介

皆さんこんにちは。今年度ラーニングサポートスタッフの萩原と申します。
毎週水曜日の14:00~15:30にデスクにおりますのでどうぞよろしくお願いいたします。


新入生の皆さん、改めましてご入学おめでとうございます。
授業には慣れたでしょうか。1限の日って朝起きるの辛いですよね…。
GWも終わり、気持ちが緩んでしまいがちですが、気を引き締めて頑張っていきましょう!


今回は理工学部生が活動している矢上キャンパスについて書きます。

1年生(2年生もですが)の皆さんは現在日吉キャンパスで授業を受けていますが、3年生からは僕らがいる矢上キャンパスに移ります。
といっても日吉キャンパスのすぐ近くなので日吉に来ることには変わりありません(坂がキツいですが)。

日吉で数学や物理など全員共通の基礎科目、ならびに各学科の専門基礎科目を学んだあと、矢上では学科ごとに更に専門性の高い内容を学んでいきます。
4年生になると「研究室」という、各先生が率いる研究グループのどれかに所属し、与えられたテーマに関する研究を進めて卒論を書き上げます。

やっていけるか不安になる人も多いかと思いますが、どの先生も丁寧に指導して下さるはずですし、先輩や同期も相談にのってくれるので心配する必要はありません。


皆さんの勉強や研究を支える施設も充実しており、ここではその一部を紹介します。
矢上キャンパス正面の階段を登ってすぐの建物は「創想館」と呼ばれていて、この東側(階段を上って右側、East Wingと呼ばれています)に当理工学メディアセンターITC(インフォメーションテクノロジーセンター)があります。

メディアセンターでは皆さんの専門分野に役立つ理工学書を数多く取り揃えています。
本や論文の探し方が分からない場合にはレファレンスデスクと呼ばれる場所に職員がいて相談にのってくれます。そしてもちろん隣にいる我々ラーニングサポートも、勉強や履修、学科分けなどのサポートをします。

ITCは創想館地下1階にある施設で、高性能のパソコンがいくつも並んでおり、開室時間中は自由に利用できます。レポートを書くときなどに活用してみてはいかがでしょうか。またパソコンに関するトラブルの相談も受け付けてくれます。
ちなみにメディアセンター内にもPCエリアがあるのでこちらもご利用ください。


矢上キャンパスの紹介、いかがだったでしょうか。
日吉での活動も含めこれから4年間、慶應理工学部での生活が充実したものになるよう頑張ってください。

萩原

2018年5月11日金曜日

あるラーニングサポートスタッフの自己紹介

こんにちは。

今年度木曜日のラーニングスタッフをさせていただく櫻井と申します。
四月になり大学もスタートしましたね。いかがお過ごしですか?

さて、今回は初回ということで簡単に自己紹介をさせていただきたいと思います。
一部のトピックはまた詳しく紹介するかもしれませんし、しないかもしれません。気になる点があった方はぜひぜひ理工学メディアセンターのラーニングサポートにいらしてください!!

1. 学科
学部: 管理工学科
大学院: 開放環境科学専攻オープンシステムマネジメント専修(名前は長いですが管理工学科の大学院のことです)
現在は修士二年生です。

2. 管理工学科とは?
理工学部にいながら文系寄りのことも勉強できる稀有な学科です。「管理工学科」は慶應義塾大学固有の名前で他の大学では経営工学科や経営システム工学科などという名前です。
例えば、
- ヒューマンインタフェース
- 経済、経営、金融工学(<-研究分野)
- 統計解析、数理最適化
- 生産管理
- 情報システム
などなど幅広く勉強できる学科です。

3. 研究について
金融工学について研究しています。大きな投資家(保険や資産運用会社など機関投資家)の取引戦略を作っています。

4. 修士課程について
修士二年生ですが実は修士は三年目です。大学院のダブルディグリープログラムというものでイタリアのミラノ工科大学という大学院へ留学していました。これは1年半を慶應で、1年半を海外の大学院で過ごし卒業するときに両方の大学の修士号を頂けるというとても珍しいプログラムです。これについてはまた紹介します。

5. 日吉歴
中学から日吉に通い続け、かれこれ13年目(!!)です。人生の半分以上を日吉に通っていると考えると感慨深いですね。

6. 矢上の好きなところ
- 長期休みや夜でも食堂に学生がいて励まされるところ
- パン屋さんのパンが美味しいところ
- 出張販売の昼食が美味しいところ
- 図書館が比較的空いている上きれいなところ
- 一度研究室に入ってしまえばいい設備を好きなだけ使えるところ
- 日吉キャンパスの喧騒がないところ(これは人によりけり)

というような大学院生です。今回はこのあたりで。それではまた~

櫻井

2018年5月10日木曜日

Keio-Aachen サマースクール(1)

はじめましてこんにちは。

今年度からラーニングサポートスタッフになりました、化学科修士1年の奥村です。
曜日の前半の時間(12:30-14:00)を担当しております。


本記事が僕の書く記事の第1号でございますが、
まずは、毎年8月後半から9月にかけてで行われている、Keio-Aachenサマースクールについて書きます。
僕が行ったのは学部3年生の時なので、2年前ですね。

今年もやるっぽいですよ(→2018年度アーヘン工科大学夏季講座 募集のお知らせ)。
参加資格は語学習歴1年以上の理工学部生であることです。二外がドイツ語の理工学部生、多いんじゃないですかね。ちなみに今年の応募期間は4/27から5/9までだそうです。来年も多分同じくらいになると思われます。参考までに。


このプログラムでは、ドイツ北西部に位置するアーヘン(Aachen)という街にある大学、アーヘン工科大学(Rheinisch-Westfälische Technische Hochschule:RWTH Aachen)に行きます。
↑これがアーヘンです。左の線がオランダとの国境、左下の線がベルギーとの国境です。

何をするかというと、まあ上に張ったリンク見てもらうのが一番詳しいですが・・・
1.語のお勉強
2.エンジニアリングのお勉強
3.異文化交流
ですね。1番から詳しく見ていきましょう。僕が行ったときのことなんで多少変わってるかもしれませんね。

1.語のお勉強
人の先生から語を語で教わります。基本的に朝9時~昼12時までです。扱われる題材も国内の日常っぽいテーマなので普段使うこともできるし、楽しいです。angetrunkenとbetrunkenの違いとか。

2.エンジニアリングのお勉強
RWTHの教授陣からの講義を受けます。これは英語です。内容は機械工学が多めで、物理学、生物学、化学をやりました。例えば化学の講義だと、教壇のところで教授とスタッフの方が実際に実験をしながら講義が進行しました。

3.異文化交流
異文化交流と言いますが、授業時間以外はたぶん全部、異文化交流になります。
また、向こうに行くと、日本人学生に対してドイツ人学生のバディがついてくれます。
彼らと遊園地に行ったり動物園に行ったり、BBQをしたり街にお酒を飲みに行ったり・・・
あとは、上の地図を見てもらうと分かるように、アーヘンはベルギー・オランダととても近いです!1-3時間ほどで行けます!日帰り旅行も余裕でできますね。なので僕はベルギーのブリュッセルや、オランダのマーストリヒトにも旅行しました。


次回の記事では実際に行ったときのこと(e.g. ビールファンタよりも安い!)について書けるといいなと思っております。


それでは。

奥村

2018年5月9日水曜日

数理科の懇親会に出席して

皆さん初めまして。水曜日前半のラーニングサポートを担当している数理科学専修1年の竹内です。よろしくお願いします。


4/20(金)に数理科学科新3年生を歓迎する目的で懇親会がラ・ポワールで開かれ、そこに参加してきました。
懇親会には主役である新3年生はもちろんの事、上級生や教員の方だけでなく、数理科学科のOB・OGの方までいらっしゃり、とてもにぎやかな会でした。基本的には食事を取りながら、各々自由に新3年生に数学や進路などのアドバイスをしたり、その他雑談を交わしたりしました。雑談の内容は多岐にわたり、趣味の話であったり、また、授業中での出来事を元にした冗談であったりと、それなりに打ち解けないと出せない話題もありました。そういう意味で、この懇親会で3年生との距離感がグッと縮まった様に感じます。


3年生になると、授業もより専門性が高く難しくなっていきます。また、しばらく経つと1年後の就活や院試が頭の片隅にちらつき始めます。そんな時に気兼ねなく相談できる先生や先輩の存在は大きいと思います。今回の懇親会を通して、3年生にとって私たち上級生がそのような存在に少しでもなれていたら、と思います。


竹内

2018年5月7日月曜日

就職活動の流れとインターンシップの参加について

こんにちは。月曜担当の寺田です。
現在、私は就職活動の真っ只中です。
就職先はなんとか決まりそうですが、余裕のある就職活動ではありませんでした。
来年から就職活動をする人たちには余裕を持って臨んでほしいです。
という訳で今回は就職活動の流れについてザックリと書きます。
なぜこの時期に書くのかというと、
来年の就職活動の準備は今年の6月から始められるからです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

まず就職活動のスケジュールについて説明します。
2019年卒(2019年3月に卒業する人)の場合は
2018年3月 エントリー開始
2018年6月 選考開始
となっています。
2020年卒の場合もおそらく同じ日程になるのではないでしょうか。

「それなら2020年卒の人は2019年3月まで何もしなくていいの?」というと、
答えはNOです。
なぜならエントリー開始までに準備しておいた方がいいことがあるからです。
それはインターンシップ・自己分析・企業研究などです。

今回はそのうちの一つ、インターンシップについて書きます。
インターンシップとは職業体験のことです。
短期または長期にわたって企業の人から仕事を教えてもらいます。
(内容は企業によって違うので「会社名 インターンシップ」などで調べてみてください)

インターンシップは参加しても参加しなくても、選考活動に影響しません。
またインターンシップに参加するためには、
エントリーシートの記入や適性検査の受験、面接が必要かもしれません。
(企業によって条件は違います)
「そんなのめんどくさいから参加しなくてもいいや」と思うかもしれませんが、
すでに就職したい企業が決まっているなら参加することをオススメします。
その理由は、参加することでその企業で働く自分を鮮明にイメージできるようになるからです。
そうすると選考活動のときに、そのイメージを基にした説得力のある主張ができるようになります。

インターンシップは大学の夏季休講期間に実施されることが多いです。
そして2020年卒を対象にしたインターンシップの申し込みは今年の6月から始まります。
これが今年の6月から来年の就職活動の準備を始められるカラクリです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

インターンシップは夏だけでなく、秋や冬にも実施されています。
しかし就職活動の準備は早いに越したことがないので、
もちろん学業が最優先ですが、今年の夏休みに時間の余裕があるならインターンシップに参加することをオススメします。

2018年5月1日火曜日

効率的な勉強法

はじめまして。
火曜日を担当している電気電子工学専修1年の佐藤です。

新年度が始まって、研究室やサークルやバイトで環境も変わり、
忙しい日々を送っていることと思います。

さて皆さん、先日の履修申告で受ける授業を決めたわけですが、せっかく履修するなら
なるべく多くの単位をなるべく良い成績で取得したいですよね。

ここでは私個人が実際に行って効果があった勉強法を紹介していきたいと思います!

①「勉強を習慣化する」
果たしてこれを勉強法と言っていいのか疑問ですが、間違いなく効果はあります。
一日10分でもいいので、今日授業でやったこと、また明日授業でやるであろうことなど、
やってみるといいでしょう。

②「授業を活用する」
授業中に内職したりスマホで遊ぶのは、少しもったいないです。
先生の話をしっかり聞いて、どうしても分からなかった部分をチェックしておき、
授業の後に質問もしくは調査することで、必要な知識をピンポイントで修得できます。

③「ノートを作成する」
大学の授業は板書ではなくスライドを用いたものも多いですが、
授業の重要な部分や演習を解いた記録をノートに残すことにより、
テスト前に一括で見返せるので、学習の効率は上がります。

色々な科目の勉強をしていると、分からないところも出てくると思いますが、
その時はぜひラーニングサポートを活用してくださいね!

2018年4月9日月曜日

2018年度ラーニングサポート開始

こんにちは。
前年度に引き続き、今年度もラーニングサポートのスタッフを担当します、寺田です。

4月9日より2018年度ラーニングサポートを開始します。

【今年度のメンバー】
数理、化学、物理、電子など様々な学科の院生10人が
みなさんの学習のアドバイスをします。

今年度も平日12:30~15:30
本館1階のレファレンスデスクでお待ちしています。
担当者の時間帯はこちらでご確認ください。

どうぞよろしくお願いします。

2018年1月25日木曜日

ラーサポスタッフの普段と違ったお仕事~図書館イベント司会者~

どうもこんにちは。
ラーニングサポートの院生スタッフをさせていただいている、渡辺です。

今回は普段のラーニングサポートとは別の仕事について紹介したいと思います。
何をしていると思いますか?それは、、、図書館イベントの司会者です!

メディアセンターでは、様々なイベントを定期的に行っています。
具体的にはイベントとして、サイエンスカフェやビブリオバトルを行っています。それぞれ特徴的なイベントとなっています。
サイエンスカフェでは、慶應義塾大学理工学部の先生を講演者として招き、ご自身の研究テーマについて学生でもわかるように講演していただいています。
ビブリオバトルは、バトラー(発表者)の方々に本を1冊ずつ持ち寄っていただき、その本の良さを口だけで説明し、そのプレゼン力を競うゲームです。慶應に所属している人ならば教職員でも学生でもバトラーとして参加可能です。

このようなイベントで司会などのお手伝いをしているのが、ラーニングサポートのスタッフです。
進行だけでなく、質疑応答で質問をすることもあり、重圧を感じながらもイベントを楽しんでいただけるように、がんばって運営しております。

どのイベントも堅苦しいものではないので、是非とも気軽に参加していただきたいです。そして、そのときには少しイベントの司会者にも注目していただければと思います。


渡辺

2018年1月17日水曜日

ラーニングサポート日吉出張について

皆さんこんにちは。ラーニングサポート水曜担当の臺信です。

定期試験が間近に迫ってきましたが、対策の方はいかがでしょうか?

問題の解き方が分からない…
そもそも問題の内容が分からない…
何もわからない…

なんてお悩みではないでしょうか??
 
毎週矢上にて学習相談を受け付けているラーニングサポートですが、この度日吉にて学習相談を受け付けます! 普段矢上キャンパスを利用していない日吉の学生さん達もこの機会にぜひご利用ください! 化学科と数理科学科の院生スタッフが対応いたします。 

日時、場所は以下の通りです。


【日時】1月24日(水)12:00~14:00
【場所】日吉図書館1階 スタディサポート
【担当】澤田(化学科 修士2年
    紅村(数理科学科 修士1年)
    高瀬(機械工学科 修士1年)


大学院生のスタッフが親身に対応しますので、テスト対策についてお悩みの方はぜひぜひお越しください!!