2015年11月27日金曜日

矢上生活の楽しみ方

お久しぶりです。
学生スタッフの定光です。
今日は完全に私の主観で矢上生活の楽しみ方について語ってみたいと思います。

まず初めに、学部3年生になり矢上での生活を始めた理系の人なら誰もがすぐに気づくことだとは思いますが、この矢上キャンパス、周りに何もありません。なぜでしょう。。。
日吉や三田のように、キャンパスの外に飲食店や娯楽施設があるわけでもなく。。。
まぁ、よく言えば集中するにはもってこいの環境、悪く言えば実に閉鎖的な環境といったところでしょうか???

そんなわけで、これからも続く矢上生活を楽しむ方法は次の4つに絞られるかなと思います。
① 学業にいそしむ。
② メディアセンターでくつろぐ。
③ グラウンドを借りて運動する。
④ 矢上の外に活路を見出す。


① 学業にいそしむ
外界と隔離されたようなキャンパスではありますが、なんだかんだその中で行われている講義や研究活動は面白く楽しいものです!ただ単位を稼ぐだけの生活も虚しいと思うので、思い切って楽しんでみるのはいかがでしょうか???

② メディアセンターでくつろぐ
何といっても理工学メディアセンター!個人的には矢上のオアシスだと思っているのですが、このキャンパスの中では最も居心地のよい場所ではないでしょうか???メディアセンター閉館後も利用できる「創想館地下閲覧室」もおすすめです。静かで落ち着いた環境で自分の時間を過ごすことができます!(深夜の利用には専用のカードが必要です。メディア入口のカウンターで取得してください。)

③ グラウンドを借りて運動する
自分はあまり運動する人ではありませんが...。しかし、学科で開催されるソフトボール大会やフットサル大会は良い気分転換になります!

④ 矢上の外に活路を見出す
本業とは別に趣味や娯楽の時間を持つことは、精神衛生的にも非常に重要なことだと思います!
気分転換できるからこそ、本業にも集中して取り組めるというものです。
本業と趣味を両立してこその矢上の達人ですね。頑張ってみてください。



いかがでしたでしょうか?
人それぞれ色々な楽しみ方があるとは思いますが、
折角の矢上生活、楽しまなければ勿体ない!
これからも頑張っていきましょう!!!


定光


2015年11月24日火曜日

Knovel AcademicChallenge

こんにちは!
学生スタッフ火曜日担当の川内です!

今回は最近行っている"Knovel Academic Challenge"について書きたいと思います!


"Knovel"とは科学的な単語を調べる時に用いられるサイトです。
そのKnovelのサービスの一種に、"Knovel Academic Challenge"というクイズが毎週出題されるサイトがあります。

その出題されるクイズに毎週答えていき、1か月の合計得点で世界中の学生と争うというものです。
好成績の学生には賞もあるらしいです!
    ↓↓↓↓↓
URL : http://knovelac.com/


このクイズの面白いところは問題内容が科学的・時事的なものが多く、知識の幅を広げることが出来るということです!
すごい真面目な人の発言みたいですが実際やってみると結構面白いです(笑)
英語での質問になりますので英語の勉強にもなりますね!

出題分野は電気・通信・機械・化学・数学・生物・・・と多岐にわたります。
専門的なことを聞いてくるというよりは一般知識を問うてくる問題が多く、制限時間もないので答えている間Google先生に聞いてみることもできます!



ではいったいどんな問題がでるのでしょう↓↓

「The maximum intensity of solar radiation received at the Earth's Surface occurs within an hour or two of mid-day on clear days and is limited to about...?」

選択肢①2kW/m2 ②10kW/m2 ③13kW/m2 ④1kW/m2

ざっくり言うと「晴天時に太陽から地球に降り注ぐ太陽光のエネルギーはどれくらいか?」
という問題ですね!

これをなにも見ずに答えられる人はまずいないと思います!(笑)
4択を見てGoogleで調べて答えていきます
一発で答えれば4点入りますが、間違えても再度答えることが出来ます


その他出題されたものとして、
問2.「2015年5月 "Project Jacquard"にてGoogleが発表したウェアラブル端末は、どんな素材?」
問3.「臍帯血(へその緒の血)は何に役に立ち、どのように保存しますか?」
等々です!

かなり知見の広い方でなければ知らないと思いますが、ググれば誰でもわかります。
それに少しググってみたくなるような問題ばかりが出題されるのでとても面白いですよ!
是非皆さんもやってみてください!



登録が必要ですが極めて簡単!
名前・アドレス・パスワードを入力するだけです!
住所などの個人情報は書かなくていいので安心ですね!

暇があったらやってみてはいかがですか!


川内






(答え)
問1.④1kW/m2
問2.布型デバイス
問3.血液細胞を作り出す元となる造血管細胞が多く含まれる。凍結保存される。


2015年11月18日水曜日

The 14th International Conference on Nanoimprint & Nanoprint Technology (NNT 2015)

こんにちは。
学生スタッフの山田です。

今回は10月22日~24日にアメリカのカリフォルニア州ナパにて行われた、
The 14th International Conference on Nanoimprint & Nanoprint Technology
通称NNT 2015について書きたいと思います。

この学会はナノインプリントリソグラフィに関する国際会議です。

ナノインプリントリソグラフィとは、微細な立体構造を持つ型を有機物に押し付けることによって、型の反転パターンを得るという手法で、現在半導体集積回路の生産に用いられている光学露光装置に代わる技術として注目を集めています。

始まりは1995年にStephen Chou教授(当時はMinnesota大学在籍)が投稿した論文で、今年でちょうど20周年となりました。2003年にはマサチューセッツ工科大学が発表した、"近い将来に世界を変え得る10の科学技術" ("10 Emerging Technologies That Will Change the World")の一つにも選ばれています。
(http://www2.technologyreview.com/featured-story/401775/10-emerging-technologies-that-will-change-the/)

今回学会が開かれたのはカリフォルニアワインの聖地としても有名な、カリフォルニア州ナパバレーのSilverado Resort and Spa.
カリフォルニア州の北部に位置し、サンフランシスコ国際空港からバスに乗ること2時間ほどで到着します。
Silverado Resort and Spaの外観
※学会です。

専門分野に特化している学会のため、あまり規模は大きくなく、すべてのセッションが一つの部屋で行われるのですが、その分お偉い先生方や研究者方と交流するチャンスが多いです。

また、この学会は産業分野にも近いため、企業からの参加者も多く、就活にも役に立つかも...?

学会の二日目にはBanquet(宴会)が開かれたのですが、学会会場からバスで30分ほど移動したMarkham Vineyardsというワイナリーで催されました。
Markham Vineyardsの外観
ワインテイスティングカウンター
※繰り返しますが学会です。

自分の研究発表が終わり、心地よい達成感の後、おいしいワインと食事を楽しめるという素晴らしいひと時でした。


山田

2015年11月4日水曜日

Diamond Quantum Sensing Workshop 2015

こんにちは。
学生スタッフの山田です。

今回は、二つ目の学会
"Diamond Quantum Sensing Workshop 2015"
の内容について書きたいと思います。

ダイヤモンドと聞くと、宝石のイメージが強いかと思いますが、
実は半導体として非常に優秀なマテリアルです。

NVセンターと呼ばれる、ダイヤモンド格子中の炭素が一つ窒素に置換された隣の欠陥(元々炭素原子あった場所)を利用して、量子センサーや量子ビットなどに応用する研究が進められています。













(Wikipedia "Nitrogen-vacancy center" https://en.wikipedia.org/wiki/Nitrogen-vacancy_center より)

特徴としては
・室温動作可能
・光を使って、スピン状態の初期化、読み取りができる
・単一の核スピンをセンシングできる
といったことが挙げられます。

このような特性を応用して、
・nano-MRI (分子レベルの核磁気共鳴イメージング)
・量子コンピュータにおける情報の読み出し
などを目指しています。

しかしダイヤモンド結晶というのは、他の半導体結晶に比べて、
高温高圧を必要とするため、成長が非常に難しいことが課題です。
現在はChemical Vapor Deposition (CVD : 化学気相成長法)にて主に作られています。


近い将来、宝飾品としてではなく、半導体デバイスや量子デバイスとしてダイヤモンドが身近になる日が来るかもしれません...


山田