2017年6月15日木曜日

国際交流お役立ちグッズ §0

はじめまして!
ラーニングサポートスタッフの山岸です。
数理科学研究科修士1年で、木曜日を担当しています。
(数学や語学に関する質問等は、12:3015:30にいらしてください!)

私は次の9月から外国の大学院に行くため、現在絶賛荷造り中です。
長期滞在予定なので、持ち物を考えていると

―お世話になる人に日本らしいお土産を持って行ったほうがいいのではないか?
―向こうで買えないものは持っていきたい…。

等、様々な心配や邪念がよぎります。

そこで留学経験や海外経験のある方から聞いた、
現地での交流お役立ちグッズを整理しました。

研究のための海外出張や滞在、その他休日の海外旅行などの機会に
皆さんの参考になることがあれば嬉しく思います。

以下のような3回にわたる連載でご紹介する予定です。

§1 渡すお土産
§2 渡さないお土産
§3 その他

(※突然の変更の可能性もあります。)

今のところ特に海外に行く予定がない方にも楽しんでいただければと思います。
逆に、お土産に思いを馳せていたらどこかへ出掛けたくなるかもしれません。


どうぞお楽しみに!

2017年6月13日火曜日

研究室紹介(機械系)

こんにちは。

本年度よりラーニングサポートの院生スタッフとなりました、修士1年の高瀬です。

今回は、私の行っている研究について、自分のバックグラウンドとともに、簡単に説明したいと思います。

現在、私はマルチディシプリナリ・デザイン科学専修の志澤研究室に所属しています。

志澤研究室は、計算固体力学(注1)の研究室で、金属班とポリマ班に分かれ、材料の数値シミュレーション(数値解析)を行い、材料の疲労破壊予測などを行っています。


                     (注2)
上図は、ポリマの大変形FEM解析の解析結果です。

私は、昨年度より、金属班で鉄の疲労破壊予測について研究しています。鉄は数多くの構造物に使われているものの、微視的な観点から、その疲労破壊のメカニズムが解明されていませんでした。そこで、Fortranというプログラミング言語を用い、疲労破壊メカニズムの数値シミュレーションを行っています。

それでは、なぜ志澤研究室に入ったのか、私事になりますが、書かせていただきます。(興味のない方は読みとばしてもらっても構いません。)

私は、高校生のときから数学や物理が好きでした。そのため、大学では漠然と、それらを使って勉強したいと思っていました。

そこで、機械工学科であれば、それら学問の素養を必要とし、なおかつ幅広く工学について学べると考えました。

そして、機械工学科に入り、大学3年生のときから、コンピューターを用いた数値解析をしたいと考え、志澤研究室に入りました。

志澤研究室では、数値解析に加え、鉄や転位といった材料、連続体の力学、計算固体力学、非線形固体力学について学べます。それらはテンソル(注3)を用いて表現されるため、最初は難しく感じられますが、学んでいくと奥が深くとても面白いです。

高校生、大学一年生の方で数値解析や材料に興味のある皆さんは、ぜひ機械工学科に入り、志澤研究室にきてください。

また、質問などがあれば、気軽に理工学メディアセンターのラーニングサポートまでお越しください。

(注1)計算固体力学:構造や材料の強度などを数値シミュレーションの立場から体系化した学問

(注2)志澤研究室ホームページより引用
(注3)テンソル:線形的な量または線形的な幾何概念を一般化したもので、0階のテンソルをスカラー、一階のテンソルをベクトルという。

2017年6月8日木曜日

研究室の選び方について

どうもこんにちは。
ラーニングサポートの院生スタッフをさせていただいている、渡辺です。

今回は研究室についてざっくり書きたいと思います。
1年生にとっては遠い話、3年生にとっては今ちょうど悩んでいることなのかもしれません。
早く決めることではなく、自分に合っていると思える研究室を見つけることが最も大切です。そのためにも1~3年生の皆様には多くの研究室を見て見聞を広め、納得のいく研究室を選んでいただきたいと思います。
選ぶポイントは多々あるかと思いますが、私が大切にしてほしいと考えるのは、指導教員とうまくやっていけそうか、そして興味ある研究内容が存在するかということです。

ポイント1.指導教員との相性
先生は研究室のボスですので、その研究室の方針を基本的にすべて決めます。たとえば研究室によってはコアタイム(勤務時間のような研究室にいないといけない時間)があるかないか、もしくはあるとすれば何時からかというのはすべて先生の考え次第で決まります。また先生は研究の運営の全ての実権を握っています。なので、学会に出て発表したい、論文を出したい、装置を買いたいなどの希望は、予算などの兼ね合いなどもありますが、先生との仲の良さでうまく話が進むかどうかが違ってくると肌で感じています。馬の合う先生を選ぶ、このことは是非頭に入れておいてほしいと思います。厳格な先生もいれば寛容でだじゃれをたくさん言うような先生もいます。どちらが正解ということはなく、自分との相性を見極めて選んでいただきたいと思います。

ポイント2,興味のある研究の有無
また、当然のことかもしれませんが、興味のある研究を行っている研究室を選ぶということです。担当する研究は少なくとも1年間(修士課程に進めば3年間)付き合っていかなければいけないものです。嫌々やっていればその研究は期待以上の成果は望めないですし、工夫をこらしてより発展させようという気も起きません。なので、積極的に自ら研究を行うには、これがしたい!と思える研究に取り組むことが重要です。私が先輩から聞いた話ですが、卒業して企業に就職すると、そこでやることと研究内容が一致することはまずないので研究内容は何でもいいというものがありましたがとんでもない話です。企業に入った後もそこでは何か課題があり、それに対して積極的に解決するように取り組む姿勢が求められます。そのような姿勢を得るためにも、1年以上という長い時間を興味のある分野の研究に取り組んでもらいたいと思います。


良い研究室に巡り会えるように心から願っております。
相談ごとがあれば是非聞きにきてください。



渡辺

2017年6月6日火曜日

就活 ~事前準備~

こんにちは!
ラーニングサポート月曜日担当の新安です。

今年度、院生スタッフの中で唯一の修士2年生に…
なので研究室系の話は他の方におまかせして、
今回はそのさらに先の話、、、就活について書こうと思います。

私の個人的な就活体験記なので、
「そういうやり方もあるんだな~」程度に読んでもらえると幸いです!

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今回は事前準備編として、修士1年に進級直後から
本格的な就活が始まる前までの話を書こうと思います。



私の場合、最初に就職を意識しだしたのは修士1年になった直後で、
4月から日経新聞を読むことを日課にしました。
社会について知るのと同時に、自然とどういう記事に興味を持つかで
自分が将来どんな事がしたいと思っているのか少しずつ絞れるのではと思ったためです。
将来何がしたいかわからない…という方はぜひ新聞を読んでみてください。



また5~6月頃には大手企業の技術者・研究者の方にアポを取り、
直接お会いして仕事についてのお話を聞きに行きました。

企業によって、入社して数年の早い段階でも自分の案を提案しやすい環境や、
研究開発と一口にいっても1~2年先、4~5年先、
10年以上先のモノを扱う部署についてなど、様々なお話を聞くことができました。

臨場感のある“現場”のお話を聞くことで、
自分にとっての理想の仕事環境を考えやすくなると思うので、
OBOG訪問などをする機会がある人はぜひ行ってみてください。



10月には理工学メディアセンターで開催された
「就活に役立つデータベースセミナー」に参加しました。

慶應義塾大学理工学メディアセンターのHPにある就活に役立つデータベースでは、
東洋経済デジタルコンテンツライブラリーで四季報や企業記事を読んだり、
eolを用いて様々な企業の有価証券報告書などを手軽に検索し、
閲覧&比較することができます。

そういったデータベースをうまく活用することで、
各企業の会社としての大きさ(資産・従業員数など)を知ることができるので、
みなさんも機会があればぜひセミナーに参加して
活用方法を学んでほしいと思います。



そして12月頃、企業の奨学生募集が始まります。
企業の奨学生制度とは、その会社への入社を希望している学生に対し選考を行い、
優秀な学生には企業が奨学金を支給するシステムです。
私はこれに応募したことでその後の就活が大きく変わりました。


次回はこの奨学生制度について書こうと思います!



新安