2017年5月17日水曜日

あなたが知らない(かもしれない)メディアセンター

こんにちは。
本年度よりラーニングサポートの院生スタッフとなりました、長谷川です。

 新年度が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
「初めは意気込んでスタートしたけれど、そろそろ疲れてきたかなぁ」
と感じているそこのあなた!朗報です。

 創想館ラウンジをご存じでしょうか?

 メディアセンターに入ってすぐ、大型テレビが設置してある場所の近くにある雑誌コーナーでは、NewtonやNational Geographicなどの自然科学系の雑誌から、東洋経済といったそれ以外の分野のものまで幅広い雑誌が並べられています。また、これらの雑誌は一日のみですが貸出も行われています(矢上キャンパス所属の方のみ)。
 さらにその隣の図書コーナー(創想ライブラリー)では、小説などがまとめて置いてあります。話題の本がかなり充実しているほか、本棚の上に置いてある申し込み用紙に読みたい本を書けば実際に購入してもらえることもあります。

 眺めているだけでも研究や勉強に疲れた時の気分転換になったり、いつもとは一味違ったアイディアが浮かんでくるかもしれません。ぜひ一度手に取ってみてください!


長谷川

2017年5月12日金曜日

物理学は意外と身近

初めまして。
今年度からラーニングサポートのスタッフになりました、
物理学専修修士1年の寺田です。

「物理学」という言葉を聞くと、体に拒絶反応が出てしまう人はいませんか?
「物理学者は、~粒子や~理論など日常生活とは関係のないことを研究している」
と思っている人はいませんか?

物理学という学問について勘違いをしている人って結構多いんですよね。
物理学者が研究している内容は、
実はみなさんの身の回りのことと強く結びついているんです。

今日は私の研究を例にして、物理学について説明しますね。




私は「磁性物理学」について研究しています。
特に強磁性体のスピンを云々・・・という専門的なことは省いて簡単に説明すると、
研究していることはコンピューターのハードディスクなどに応用されています
(ここから先も大ざっぱに説明しますね)

パソコンを起動させたときに、PC本体から「ブーン!!!」っていう音が聞こえますよね?
アレって中でハードディスクが回転して、記録している情報を読み取っているからなんです。
そもそも「どうやって情報を記録しているの?」というと、「磁化」と呼ばれるものを利用しています。
(「磁化」について詳しく知りたい!という人は太田恵造著「磁気工学の基礎」という本を読んでください。もちろん理工学メディアセンターにあります!)
この「磁化」というものが私の研究にとって重要なものになります。

ハードディスクは磁化が大量に集まったもの、とイメージしてください。
磁化が多いほど、記録できる情報も多くなります。
しかし磁化が多くなると、技術的な問題がいろいろと発生してしまいます。
それを解決するのが私の研究になります。
つまり、私の研究はハードディスクの大容量化を実現することができるのです!
(実験が成功すれば、成果を残せれば・・・)
すると、内蔵メモリの大きいパソコンや外付けHDDがもっと安く買えます。
つまり・・・物理学が家計を助けるのです!




というのが私の研究を例とした場合です。
研究内容によりますが、どの研究もみなさんの日常生活と結びついています。
この記事を読んで「物理学に興味が湧いた!」という人が現れてくれると嬉しいです。


寺田

2017年5月1日月曜日

サイエンス・インカレ

みなさんはじめまして!
今年度よりラーニングサポートの院生スタッフを担当します、
生命システム情報専修 修士1年の木村です。

私は今年3月に第6回サイエンス・インカレに参加してきました。
今回はその様子をご紹介します。


サイエンス・インカレは例年9月ごろに募集が開始され、3月に開催されています。

こちらは正式な学会ではありませんが、文部科学省が主催する「学部生対象」の研究発表会で、
全国各地の大学生、高専生が自主研究を発表するものです。


サイエンス・インカレの良いところ

1. 同年代の学生と競い合える

今年度の発表者は全180組と、多くの学生が参加し、表彰を目指し競い合いました。
審査員の著名な先生方に自分の研究を評価していただけると、非常に嬉しかったです。
文部科学大臣表彰をはじめ、審査員賞、協賛企業賞など多くの表彰があり、他の学会にはないチャンスです!

2. 新しい発見やさまざまな刺激がある

サイエンス・インカレは専門的な学術学会とは異なり、発表の分野は多岐にわたります。
自分にはなかった着眼点、独自の研究アプローチ、思わず惹き込まれるプレゼン手法、他の参加者からのコメント、協賛企業研究員からのアドバイス…さまざまな刺激がありました。


3. 同年代の仲間が出来る

夜には交流会が開催され、多くの学生と懇親を深めました。
(気の合った人たちと宿泊先で二次会もしました)
今でもお互いの研究についてメールが続いていたりします。



卒論審査会後にもうひと頑張りするのは大変でしたが、
今となっては非常に良い経験であり、参加してよかったなと思っています。

学部生の皆さん、ぜひチェックしてみてください!


木村