2017年6月13日火曜日

研究室紹介(機械系)

こんにちは。

本年度よりラーニングサポートの院生スタッフとなりました、修士1年の高瀬です。

今回は、私の行っている研究について、自分のバックグラウンドとともに、簡単に説明したいと思います。

現在、私はマルチディシプリナリ・デザイン科学専修の志澤研究室に所属しています。

志澤研究室は、計算固体力学(注1)の研究室で、金属班とポリマ班に分かれ、材料の数値シミュレーション(数値解析)を行い、材料の疲労破壊予測などを行っています。


                     (注2)
上図は、ポリマの大変形FEM解析の解析結果です。

私は、昨年度より、金属班で鉄の疲労破壊予測について研究しています。鉄は数多くの構造物に使われているものの、微視的な観点から、その疲労破壊のメカニズムが解明されていませんでした。そこで、Fortranというプログラミング言語を用い、疲労破壊メカニズムの数値シミュレーションを行っています。

それでは、なぜ志澤研究室に入ったのか、私事になりますが、書かせていただきます。(興味のない方は読みとばしてもらっても構いません。)

私は、高校生のときから数学や物理が好きでした。そのため、大学では漠然と、それらを使って勉強したいと思っていました。

そこで、機械工学科であれば、それら学問の素養を必要とし、なおかつ幅広く工学について学べると考えました。

そして、機械工学科に入り、大学3年生のときから、コンピューターを用いた数値解析をしたいと考え、志澤研究室に入りました。

志澤研究室では、数値解析に加え、鉄や転位といった材料、連続体の力学、計算固体力学、非線形固体力学について学べます。それらはテンソル(注3)を用いて表現されるため、最初は難しく感じられますが、学んでいくと奥が深くとても面白いです。

高校生、大学一年生の方で数値解析や材料に興味のある皆さんは、ぜひ機械工学科に入り、志澤研究室にきてください。

また、質問などがあれば、気軽に理工学メディアセンターのラーニングサポートまでお越しください。

(注1)計算固体力学:構造や材料の強度などを数値シミュレーションの立場から体系化した学問

(注2)志澤研究室ホームページより引用
(注3)テンソル:線形的な量または線形的な幾何概念を一般化したもので、0階のテンソルをスカラー、一階のテンソルをベクトルという。

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