今回はダブルディグリープログラムについて紹介させていただきます。
第一回: ダブルディグリーとは?
1. ダブルディグリーって何?交換留学じゃないの?
ダブルディグリーとは文字通り「二つの学位」を取得するプログラムで学部と大学院それぞれで用意されています。
交換留学では海外で授業をいくつか履修して、場合によっては慶應の卒業単位に加算されるものです。一方ダブルディグリーでは慶應の卒業と別に海外大学を卒業するものです。卒業するためにはたくさんの授業を履修したり修士学生であれば修士論文を書く必要もあります。
大学院の場合ヨーロッパ各地(ドイツ・イタリア・スウェーデン・フランス・ベルギーなど)へ1年半行き、場合によっては現地の言語以外に英語で授業を受けます。修士卒業までに3年かかる代わりに両方の大学から修士号をもらえます。
2. なぜ行ったの?
慶應の修士課程とは別に海外の大学院で異なる角度から経営工学を勉強したかったのでイタリアのミラノ工科大学へ行きました。研究室のシステムや興味のある金融工学の研究では慶應の方が優れていると思います。一方で異なる大学で異なる角度から経営工学を見ることでより深く今の研究内容も理解できるのではないかと思い挑戦することにしました。
3. 何したの?
経営工学科(Management Engineering)に所属して生産管理、財務分析、経営戦略、マーケティングなどMBA(Master of Business Administration, 経営学修士)でも教えている教授の授業を受けました。工学よりの内容としては計量経済、機械学習、時系列解析なども勉強しました。初めの一年間は授業を、最後の半年は主に研究をしました。英語のコースなので1年半滞在してもイタリア語はそれほど上達しませんでした...
4. それって人気なの?
大学院のプログラムでは各年度全体で4-5人程度派遣されています。ミラノ工科大学は比較的多く毎年2-3名程度派遣されています。私の時には他の学科から2人行っていました。ですが学科が違い、キャンパスも別だったので連絡しなければ会うことはほぼなく、経営工学科では日本人は私ひとりでした。
次回予告: イタリア生活悲喜こもごも
それでは~
櫻井
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