2018年10月29日月曜日

台湾に1ヶ月行ってきました(1)

こんにちは。

奥村です。

前回の記事ではドイツについてご紹介しましたが、今回は台湾についての記事です。
日本からドイツへは、飛行機で西へ約半日、映画を3本見て寝て起きたらやっと到着するような距離ですが、台湾へは3~4時間で着きます。寝ることを考えると映画も1本しか見れませんね。


今年(2018年)の7月の4週間、私は台湾の國立清華大學に行っておりました。
國立清華大學は新竹市(台湾の首都である台北からバスで1時間ほどの場所)にある大学です。北京にある清華大学とは前身が同じ大学になります。

台湾の研究室を訪問し実験をしました。学生寮で寝泊まりし、平日は大学、土日は観光、という感じでした。
大学内外の案内は主に訪問先の研究室の学生が担当してくれて、毎日のご飯や、週末の観光に連れて行ってもらいました。

台湾で体験したことは数多くありますが、ここでは台湾での生活についていくつかご紹介いたします。


・食事
脂っこいです。最初の1週間はお腹を壊しました。慣れたら大丈夫になりました。
チャーハンなどは多量の油のお陰もあってか美味しかったです。
ラーメンなど味付けは中華ですが、日本のものとそこまで変わった感じはしませんでした。
ちなみに4週間で2 kg太りました。

また、タピオカミルクティーを毎日のように飲んでいました。
デカいです。Mサイズが500 mLで、Lサイズが700 mLでした。
そして甘いです。砂糖半分で丁度良いくらいですね。
日本で出店しているタピオカミルクティー屋さんはちゃんとローカライズしているみたいなので、日本の砂糖普通=台湾の砂糖半分、くらいだと思います。


・物価
基本的に安いです。大体日本の三分の一から半分程度です。以下1NTD(ニュー・タイワン・ドル、台湾の通貨です。)=約3.6円としています。
ペットボトルの飲み物は20NTD(約70円)程度で、昼食も50~100NTD(約180~360円)で食べられます。タピオカミルクティーも50NTD程度なので、日本価格の三分の一くらいですね。
日本でいう「100円ショップ」のようなお店がありましたが、それは「10NTDショップ」なので、まさに”日本の三分の一から半分程度”だと言えるでしょう。

しかし、それは普通の食べ物や日用品の話で、そうじゃないものもあります。
レッドブルは60NTD程なので日本とほぼ同じ値段ですし、パソコンについても日本の価格.comで調べた値段より安いという事はありませんでした。
ユニクロもありましたが、出国前に日本で買ったのと同じ商品が台湾だと1割ほど高い値段で売られていました。


・水
台湾では水道水は飲めません。(ある駅で水道水の飲める蛇口がありましたが、蛇口の横に定期的な水質検査(大腸菌数など)の表が貼ってあるので飲めないのが当たり前と見て間違いないでしょう。)
水道水が飲めないとなると、給水機が大活躍です。どんな建物にもたいてい1フロアに1~2台の給水機が置いてありますし、屋外のテニスコートにも置いてあります。冷水、常温水、熱湯の出る便利なやつです。

あと、トイレに紙は流せません。
下水の圧力が低いらしく、流すと詰まります。
間違って1枚流しちゃった時は大丈夫でしたが、別の日には誰かが流しちゃったのかガッツリ詰まっているのも目撃しました。ゴミ箱に捨てましょう。
当たり前ですがウォシュレットはありません。


・日本語
台湾では日本語を話せる人がかなりいます。
歴史的なうんたらかんたらもあると思いますが、アニメ人気も手伝ってか多くの若い人が日本語を学んでいます。英会話教室と同じ感じで日本語の教室もビルに入っています。
お邪魔した研究室でも日本語をしゃべれる学生はいました。
タクシーに乗ったとき、運転手さんに日本語で話しかけられることもありました。(ちなみに台湾では「ウンチャン」というと「タクシー運転手」のことだと通じるらしいです。)

街中で日本語(というより日本の文字)を目にすることもありました。
有名どころですと、「の」の文字(「進撃の巨人」、「洋服の青山」の「の」)は人気のようです。中国語の「的」とほぼ用法が一緒とのことでよく置き換えて使われています。
書店でいろいろな本のタイトルを眺めると、中国語の漢字の中で、「スイミー」の黒い魚のように、一文字だけひらがなが主張しているのが目に入るでしょう。

商品のパッケージにも日本語は人気です。
台湾のファミマで商品を手に取ると、たまに日本語が書いてあります。台湾用に印刷されたパッケージなのにです。
そして「10NTDショップ」の激安商品にも胡散臭い日本語が書いてあります。
なので、日本は良い印象を持たれているのではないでしょうか。



日本と台湾とで異なることも多く、研究室でも街中でも戸惑うことはありましたが、刺激的な毎日を過ごすことができた貴重な経験になったと思います。

これからもし台湾に行く人がいれば、参考になると幸いです。


それでは次の記事でお会いしましょう。

奥村

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