2017年12月22日金曜日

冬休みの読書

はじめまして。
木曜日担当の澤田です。初めてのブログ執筆となりますがよろしくお願いします。

さて、この時期になりますと迫り来る卒論・修論や就活などにより心が荒んでいる人も多いかと思います。でもそんな時こそ読書をしてみると気分も変わるかもしれませんね。今回のタイトルは「冬休みの読書」ということで、私が最近読んだ二冊の本を紹介したいと思います。皆さんの楽しい冬休み生活の一助となれば幸いです。


されどわれらが日々』柴田 翔 (B@913.6@S29@1 ※日吉所蔵)

1955年、全六協における武装闘争放棄の決定は多くの大学生に衝撃を与えた。無力感のうちに自ら命を絶った、あるいは生き続けようとした学生たちの物語。
私たちは死に際して何を思うのか。人生の虚無について考えさせられる作品です。


赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司 薫 (L@913.6@Sh5@1 ※日吉所蔵)

1969年、日比谷高校三年生の薫くんは学生運動による東大入試の中止という憂き目に遭っていた。そのうえ愛犬には死なれ、足の爪は剥がれ、幼馴染の由美とは絶交しちゃったんだからたまったもんじゃない。
そんな薫くんが、自分が自分であることに悩み抜き、それでも知性というものを信じ続け、全てを投げ出しそうになっても前に進んでいく姿には心を打たれます。


何かと慌ただしい季節ではありますが、たまにはのんびりこたつで読書なんていかがでしょうか。それでは皆さんよい冬休みをお過ごしください。






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