2016年1月25日月曜日

学生スタッフおすすめ本①

2016年*を迎えました
時間が経つのは早いと感じる今日この頃です

年明け過ぎると気温が一気に下がり、キャンパスに向かう学生の皆さんも
心なしか背中を丸めて歩いている気がします

そして試験期間を乗り切れば春休みが待っています
今回の記事では創想館ライブラリーに展示している
メディアセンター学生スタッフのおすすめ本を紹介します
旅行や就活準備などすでに予定はあると思いますが
春休みを過ごすお供の参考にしていただければ幸いです


『陰翳礼讃』/谷崎潤一郎(SS@914@T2@1

陰翳世界

覚束ない蝋燭のあかりの下で、黒うるしの椀に澱んでいるのを見ると、
実に深みのある、うまそうな色をしている」


日本古来の美意識は、陰翳に隠されている。
西洋風に取り換えられてしまった文化への批判と
生活の中で感じてきた陰翳の素晴らしさが微細に語られている。
一文ごとになるほど!それは良いな!と感じ、
昔の日本文化が今も残っていれば良いのにと口惜しくなる。
 
少し古めかしさがありほっとしつつ、軽快な文体で読みやすいので、
ぜひ手に取ってほしい1冊である。



鴨川ホルモー/万城目学(SS@913@M7@3

一緒にENJOYしませんか?
みなさんは「ホルモー」という言葉をご存知か?


2年間の浪人を経て晴れて大学生となった安倍が勧誘されたのは
体育会でもなく、テニサーでもない。

京大青竜会という正体不明の団体であった。


「ホルモー」を通して友情を深め、恋をして、決闘?をして。

魑魅魍魎とともに京都の街を駆け回る。
そんな日常に入り込んでみてはいかがでしょうか。



ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎(SS@913@I1@2
 昔は帰る道があった
仙台をパレード中だった首相が爆弾で殺された。
日本を揺るがす大事件の犯人は周到に用意していたかのようにある男に仕立て上げられた。
躊躇なく追い詰める警察。
巨大な何かから逃げ切れるか
 
伏線が周到に張り巡らされ、怒涛の勢いで最後へもつれ込む伊坂幸太郎の代表作。
一気読み必至の一冊です。


今回は主に小説を紹介しました。
来週は理工学部生ならではのおすすめ本を紹介していきたいと思います。


S.A





 

0 件のコメント:

コメントを投稿