はじめまして!ラーニングサポート月曜日12:30~14:30の修士2年、草壁と申します。
数学や物理、力学分野で分からないところがあればぜひ聞きに来てください!1年間よろしくお願いいたします。
今回は、初回ということで自己紹介をしたいと思います。
◎プロフィール
学科: 機械工学科(安藤研究室)
学年: 修士2年
研究内容: ゲルの中の気泡の動力学
サークル: 日仏学生会(OFJ), 日独学生会(JDS)
その他: 大学院ダブルディグリープログラム(DD)で, ドイツのアーヘン工科大学(RWTH Aachen)に留学していました。外国語を学ぶことが好きで, 日本語(母語), 英語, フランス語, ドイツ語を話します。
◎研究について
みなさんは泡と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
シャボン玉や石鹸の泡、炭酸飲料に入っているガスの泡などを思い浮かべると思います。
私は、まさにこの泡について研究しています!
もう少し詳しく説明をすると、私はキャビテーションという現象によって引き起こされる気泡についての研究を行っています。キャビテーションとは、流体の圧力の減少によって起こる液体から気体への相変化(つまり蒸発)のことを指します。沸騰する際も泡が出ると思いますが、これは温度上昇によって液体から気体に相変化するのに対して、キャビテーションは圧力の低下によるものです。
キャビテーション気泡のうち、私が研究している気泡は1~数100マイクロメートルのオーダーの大きさを持っていますが、これが圧力の変化によって、小さくなり、崩壊することがありますが、この際、衝撃波が発生することが知られています。この衝撃波は、医療分野で、腎結石の粉砕術などに用いられています。このように、医療分野等では気泡が体内の皮下組織のようなソフトマター内で発生し応用されています。ソフトマターの中の気泡の動力学の知見を得ることは大変重要であり、これが私の研究テーマです。
◎サークル
学部1, 2年生の頃は, 特にサークルに所属していませんでしたが, 3年生の秋学期に日仏学生会(Organisation Franco-Japonaise)という学生団体(現在は公認団体)を設立しました。フランス語圏から来た学生と深く交流できるサークルでフランス語力がとても伸びると思うのでおすすめです。実際, 僕はフランス語をC1レベルまで話せるようになりました。また, 現在はドイツ語圏から来た学生と日吉キャンパスなどで交流できる日独学生会(Japanisch-Deutsche Studentenorganisation)の設立に携わっています。ドイツ語・ドイツ文化に興味がある方がいらっしゃったら, ぜひ対面の活動に参加してみて下さい!!
◎留学
前述の通り, 私は2023年8月から2025年の3月まで, ダブルディグリープログラムでドイツのアーヘン工科大学に留学し, 修士課程の学生として機械工学を専攻していました。私の研究は, ゲルの中の気泡動力学であることから, ゲルについて知ることはとても大切なので, 修士論文の研究として, ハイドロゲルの膨潤に関する理論の研究を行いました。私にとっては初めての海外の長期滞在で, 大変なこともありましたが, それ以上に楽しいことがあり, 学問的にも一個人としても成長できるとても貴重な機会になりました。留学の話に関しては, また後のブログに詳しく書こうと思っています!
簡単な自己紹介でしたが、自分の研究と語学にとても興味があります!
1年間よろしくお願いいたします!
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