こんにちは!
水曜担当の小野塚です。
今回は、私が所属している電気情報工学科についてご紹介します。
長い学科名なので、電情、あるいはE科などと略して呼ばれています。
機械工学科、応用化学科と並んで理工学部の中で最も歴史が長い学科ですが、一方であまり人気が無かったり(?)、何をしているのか見えにくい部分も多々あります。
そこで、電情5年目の私がその魅力をお伝えしたいと思います!
学科分けを控えている1年生や、研究室配属を考え始めた3年生の参考になれば幸いです。
何ができるの?
電気情報工学科とは、一言で言うと「世の中の目に見えるモノがどんな仕組みで動いているのかが分かるようになるところ」です。
詳しく説明していきます。
電情の研究分野は大きく分けて以下の3つの分野に分かれています。
①半導体や回路を扱うエレクトロニクス
②レーザーや光通信を扱うフォトニクス
③信号処理や無線通信、制御を扱うインフォマティクス
専門的な内容は研究室配属後に改めて学ぶことになるので、3年生まではそれぞれの概要を横断的に学習できるようにカリキュラムが組まれています。
これら3つは一見バラバラの内容に見えますが、密接に関わりあって様々なサービスやシステムを実現しています。
例えば携帯電話にはどのような技術が用いられているでしょうか。
携帯電話を分解すると内部には半導体、集積回路が用いられています。携帯電話の小型化、高機能化が進んだのは、半導体の微細化が進んだおかげだと言えます。(エレクトロニクス)
しかし半導体を組み込むだけでは携帯電話は動作しません。様々な信号処理を行うことで初めて人が扱えるようになります。扱う信号はアナログ方式とデジタル方式の2種類に分けられ、それぞれの目的に応じた回路を設計する必要があります。(インフォマティクス・エレクトロニクス)
また、携帯電話同士を繋ぎ、情報伝送を行うための通信ネットワークも必要です。ネットワーク部分には無線通信が用いられているのはもちろんですが、基幹部分には光通信も用いられています。(フォトニクス・インフォマティクス)
携帯電話はあくまで一例ですが、他にも自動車や鉄道、ロボットなど、電気で動いているシステム全てが電情で扱う対象になります。
これらのシステムに対して様々な角度からアプローチできるのが電情の魅力です。
扱う対象が広いからこそ、将来やってみたいことがまだ決まっていない人に電情は向いていると思います。
就職先について
インフラ関係に就職する人が若干多めですが、他にもメーカー、コンサル、ベンチャー企業など、様々な分野に就職しています。
どのような仕事に就くことになったとしても、電情で学ぶ知識や考え方は必ず役に立ちます。
少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
また、研究室配属や学科分けで迷うことがあればいつでもご相談お待ちしています。
最後までご覧頂きありがとうございました!