こんにちは!
ラーニングサポート木曜日担当の 高城 です。
・機械系の授業でわからないことがある
・研究で困っている
・学校生活に関して相談したい
という方、是非お気軽にお声掛けください!
【毎週木曜日 14:00~15:30 理工学メディアセンター本館1階 レファレンスデスク】
にてお待ちしています。
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さて、今回は私の所属する【機械工学科】について紹介したいと思います。
塾生はよく知っていることと思いますが、慶應義塾大学理工学部では「学門制」を導入しています。
(出願) 学門A~Eのいずれかを選択し受験
(学部1年) 自分の興味や関心に応じて学びたい分野を絞る
(学部1年冬頃)希望する学科を選択(基本的には成績上位順に希望が通る)
(学部2年) 各学科へ進級
学部2年生に進級する直前に「学科」を選択するわけですが、それぞれの学門から進める学科には原則として制限があり、その中から1つを選択することとなります。
(例えば、学門Aからは物理学科、物理情報工学科、電気情報工学科、機械工学科のいずれかに進むことができます。)
今回紹介する機械工学科へ進むことができるのは「学門Aのうちの20%」と「学門Dのうちの50%」です。
学科分けを控えている学門A、Dの1年生や、出願する学門を悩んでいる受験生の参考になれば幸いです。
学科分けを控えている学門A、Dの1年生や、出願する学門を悩んでいる受験生の参考になれば幸いです。
機械工学科の魅力
①4力が学べる
4力とは「機械力学・材料力学・流体力学・熱力学」の4つの力学のことです。
近年、どんどんと最新技術が発達していますが、4力はあらゆる先端技術に共通して必要となる基礎的な知識です。
機械工学科に進学すると、4力を学部2年生から必修として学び、さらには「機械工学創造演習」をはじめとする豊富な実技科目で応用します。
最終的には卒業研究で最先端の研究に取り組むことになりますが、学んだ4力の知識はとても役に立ちます。
②実践的な科目が多い
機械工学科の必修科目にはハードウエアの企画・設計・製作を実体験できる「図形情報処理」や「形状情報の表現」などの授業があります。
また、学生一人ひとりが独自の課題を立案・研究し、ポスターにまとめて発表する「機械工学創造演習」という授業もあります。
このように、座学だけでなく技術的なノウハウを学ぶ機会や課題設定力・解決力を養う機会があることも、機械工学科の魅力の一つと言えます。
③人数が多く友達も増える!
機械工学科には1学年130人以上が在籍し、理工学部内で最も大きな学科です。
学部2年、3年の必修の授業ではグループワーク、グループ実験もたくさんあり、友達を作りやすい環境にあると言えます。
私も同じグループで仲良くなった友達はたくさんいて、学内で見かけて「久しぶり!最近どう?」なんて会話は頻繁に起こります。
また、女子もそれなりにいるため、女子同士みんな仲良くなります。
(女子比率は少ないですが…)
機械工学科のその先(進路)
公式HPによると、機械工学科の学生は学部4年間を卒業後、約70%が大学院前期博士課程(修士課程)に進学し、その内の約10〜20%が大学院後期博士課程(博士課程)に進学するそうです。
また、機械工学は非常に幅広い領域に通じる学問であるため、卒業生の就職先は多様です。
主に、メーカー(電子機器・自動車・ロボット・医療機器・化学・食品)、IT/通信会社、ソフトウエア開発会社、インフラ系(電気・ガス・運輸関連)などが多いですが、
他にも商社、広告代理店、建設会社、大学教員、公的機関の研究者、起業家など、多岐にわたります。
私もこの夏インターンシップに参加しましたが、そのほとんどがコンサルティング系の会社でした。
理系的な知識だけでなく、研究活動内で培った論理的思考力や課題の整理能力、発表スキルなど、理工学部で学んだことが多く活かされたと感じています。
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最後に
実は学科によってカラー(雰囲気)は全然違います。
とにかく必修が多い学科や実験のための登校が多い学科、レポートが多い学科、女子が多い学科などなど。
学科選択に迷ったら知り合いの先輩に相談してみるのといいと思います。
もちろん、ラーニングサポートの活用も大歓迎です。
お待ちしております😆
高城
機械工学科HP:https://www.mech.keio.ac.jp/