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2021年12月17日金曜日

MATLABのすゝめ 水曜担当 田中

 こんにちは!水曜担当の田中です!

今回は巷で話題のプログラミングについての記事です!

主に学部生向けに、実験科目でのデータ整理など、はじめてプログラミングに触れる状況を想定して簡単なMATLABの紹介と扱い方についてお話します。プログラミングの強者の方たちには他の記事を参照することをお勧めします(笑)。


MATLABとは

MATLAB(マトラボ、マットラブ)とはMathWorks社の開発した数値解析ソフトであり、同時にその中で使われるプログラミング言語です。数値解析はもちろん、データの可視化や簡単なシミュレーションを行うことができます。慶應義塾ではMathWorksとライセンス契約しており(2021年12月現在)、ITCワークステーションやメディアセンター設置のITCパソコンではもちろん、学生は手持ちのPCにインストールして利用することができます。MATLABの利用については以下のリンク先の情報を参考にしてください。

[理工学ITC: MATLAB]

https://secure.itc.keio.ac.jp/c/a/st/ja/software_matlab_individual.html


どんなときに役立つの?

例えば実験レポートのデータ整理です。みなさんは普段の実験レポートのデータ整理にはExcelなどを使っているのでしょうか?MATLABではExcelでできること以上に多くの処理が関数化されており、その豊富なライブラリを利用して精度高くデータを処理することができます。加えてグラフや図の作成においてMATLABはグラフの3次元化や複数のグラフを重ねるなど、Excel以上に結果を見やすく整理できます。以下のリンク先では、MATLABの基本的なプロット関数を紹介しています。

[MathWorks: 基本プロット関数]

https://jp.mathworks.com/help/matlab/learn_matlab/basic-plotting-functions.html

代数計算にもMATLABは力を発揮します。方程式の求解や微分計算、式の単純化など幅広く利用できます。数学の課題を解くときなど、幅広く勉強に利用できるはずです。以下のリンク先では、MATLABの基本的な代数処理を紹介しています。

[MathWorks: Symbolic Math Toolboxの計算数学]

https://jp.mathworks.com/help/symbolic/computational-mathematics-in-symbolic-math-toolbox.html

最後に、みなさんが大学に入って初めて学んだ物理法則の記述にも使われる微分方程式も、MATLABでは数値的に積分しシミュレーションをすることができます。例えば以下のような微小振幅でない単振子の運動方程式は非線形であるために解析的には解くことができません。

\[ \frac{d^{2}\theta}{dt^{2}} +\sin{\theta} = 0 \]

しかしMATLABでは微分方程式のソルバーが提供されており、簡単に方程式を数値的に解くことができます。以下のリンク先では、MATLABの常微分方程式のソルバーを紹介しています。

[MathWorks: ode45]
https://jp.mathworks.com/help/matlab/ref/ode45.html


おわりに

研究室配属後にはMATLABを毎日のように利用することになるので、早めに使いこなせるようになっておくといいスタートダッシュが切れると思います。大学卒業後はMATLABのライセンスを利用できませんが、その場合は比較的互換性の高いOctaveなどを利用したり、MATLAB同様にライブラリが充実して無料で利用できるPythonのNumPyを利用したりなど、MATLABをきっかけにプログラミングに慣れていくと、将来的にさらなるスキルが身についてくると思います。またレポートや卒論の執筆については過去の記事でも紹介している$\LaTeX$を利用することでさらに美しいレポートに仕上がるので、ぜひ取り組んでみてください。

2018年12月14日金曜日

LaTeXのすゝめ

こんにちは。

奥村です。


突然ですが、皆さん、LaTeX(僕は「ラテフ」と読んでいます→https://ja.wikipedia.org/wiki/LaTeX)って知っていますか?
知ってるよーって人にとっては今回の記事は全くつまらないと思います。

LaTeXとは何か、簡単に言ってしまうと文書を書くためのソフトウェア(のようなもの)ですね。
私がLaTeXを知ったのは、理工学部1年必修の情報学基礎の講義の時です。2回目か3回目くらいの講義の時にちょろっと触れられていました。
そこで興味が出た私はLaTeXについて調べ、実際に使い、学部1年生の時からずっと実験レポートをLaTeXで書いています。

ただ私の周りではLaTeXを使っている人がいなくて寂しい思いをしております。
「理系ならLaTeXでしょ!」みたいな意見をインターネットでは見るのですが、どうやら今ではそうではないらしいです。インターネットは参考になりませんね。まあ私のいる分野が化学なのでというのが一番の理由でしょう。(後述しますがLaTeXと化学はあまり相性が良くありません。)
そんな感じで周りにLaTeXについて話せる友達がいない私は、もっとLaTeXについて知ってもらおう(せめて名前だけでも)、と思い、今回の記事を書いております。

1.LaTeXについて
LaTeXはMicrosoft® Office Word(以下Word)とは大きく違います。

一番の違いが、GUIかCUIか、という所ではないでしょうか。
例えばある文字列を太字にしたい、といった場合、Wordではその文字列を選択して太字にするボタンを押しますが、LaTeXでは太字にするコマンドを挿入します。Webサイトでいうソースの様なものを書いて、コンパイルすることで文書が出力されます。

また、これも大きな違いですがLaTeXは無料で利用できます。WordはMicrosoft社から有料でソフトウェアを購入する必要があります。慶應の学生ですと無料で使えるライセンスもありますが、購入する場合は安くない値段がしますよね。

ただ、先述しました通りLaTeXはCUIなので、慣れていないユーザーにはとっつきにくいと思います。

2.LaTeXの特徴
ではなぜわざわざLaTeXで書くのか?

文書がきれいに作れます。特に数式関連に強いです。数学や物理の教科書はLaTeXで書かれたものが多いのではないかと思います。
複雑な数式の入力はWordよりもやりやすいみたいです。(ただこれは昔の話で、今ではWordでもやりやすくなってるそうです。)
化学式や化合物の構造の入力もできるにはできますが、向いてないと思います。私は画像にしてから貼り付けてやっています。数式を数学や物理の分野ほど多用しない化学の分野ではあまりありがたみは無いかもしれないですね。

英語の文章でもハイフネーションやカーニング、リガチャなどすべて自動でいい感じにやってくれます。
日本語ですとそんなに凝った設定はありませんが、まあまあきれいにできると思います。

図や表を入れる位置は自動でプログラムが判断し、”いい感じの位置”に決めてくれます。
書いている人はレイアウトを気にすることなく、(Wikipediaの記事を編集するときのように)文章の内容や論理構造だけ気にすればいいという事です。
図番号、式番号、ページ数や相互参照の数字も勝手に振ってくれるので、番号の数字そのものを気にする必要はありません。

しかし文書の設定(フォントや文字サイズ、余白など)はLaTeXでは分かりにくいかもしれません。コマンドで打つので自分の思うようにレイアウトが整わないことも少なくありません。そういう時はどのコマンドの使い方が良くないのか調べることになります。
まあ、Wordでも思った通りにならないことはよくありますよね。”何もしていないのに”勝手にフォントが変わったり謎なところに線が入ったりして困った経験のある人は多いのではないでしょうか。Wordの設定項目は多岐にわたるため原因を見つけるのが難しいですが、LaTeXはわりとシンプルなのでどこが悪さをしているのか特定しやすいと思います。

私の場合LaTeXを使うのは面白いから、というのもあると思います。最近はLaTeXを使ってプレゼンテーションのスライドや、ポスターを作ってみたりするのを始めてみました。
それほど文書の見た目を気にせずに書いても、きれいな文書が自動で出来上がってくるので楽しいものです。


今回の記事ではLaTeXについてごく簡単にご紹介いたしました。
興味のある人はインターネットで調べてみてください。十分な量の情報が見つかると思います。

それでは。

奥村

2018年12月4日火曜日

日々の生活をChemvenientに #2 ~半分焼けばおいしさ2倍~

こんにちは、金曜化学担当の菅野です。

化学の力(chem)を使って普段の生活をもっと便利(convenient)に、つまり
日々の生活をChemvenientに
できるような知恵を紹介しています。第一弾はこちらです。
第二弾は、「半分焼けばおいしさ2倍!」です。
肉じゃがをはじめとしたお肉料理がおいしくなる、Chemvenientです。

焼いて煮る?そのまま煮る?

肉じゃがは筆者の大好物です。安いし、食材も多いし、見た目もきれいで、つくるのも簡単。日本が誇る家庭料理ですよね。どこのお店でも売っているから、手軽にたべることができます。でもやっぱり、自分でおいしいのを作れたらよいですよね。

肉じゃが

みなさんはどうやって作ってますか?お肉と野菜を炒めて、煮込む。おそらくこれがメジャーな手法だと思います。また、あるTV番組では、炒めることなく、全ての食材を一度に鍋に放り込み、ひたすら煮込むという”肉じゃが鍋”の手法が紹介されていました(詳細はこちら)。
筆者は、お肉を半面だけ焼いてから煮込むようにしています。こうすることで、いつもの作り方よりも2倍は美味しくなります。半分なのに2倍、一見すると相反しているようですが、どうして「お肉を半面焼けば、おいしさは2倍」なのでしょうか。
ここに化学の力が隠されているのです。


「お肉を焼く」の化学

そもそも本当においしい食材なのであれば、そのまま嚙りつくほうがいい。料理とは、食材のもっている本来の味以上のものをひきだすことである
このように述べたのは、料理評論家の服部幸應(はっとりゆきお)先生です(注1)。まさにその通りで、お肉を炒めることは、お肉が持ってない新しい美味しさを創造する効果がありますなぜならば、お肉を高温で炒めることでお肉の表面で化学反応が起こり、おいしい成分が新たに生まれるからです(メイラード反応といいます)。焼肉の香ばしい香りがいい例です。これは、煮込むだけでは決して生まれないおいしさです。
また、お肉を炒めることで肉表面を固め、うまみ成分がお肉の外に流出するのを防止できます。ハンバーグがいい例です。噛むと、肉汁がジュワっと出てきますよね。


お肉を焼く効果

一方で、鍋料理ではお肉を炒めることなく、最初から最後まで煮ます。炒めずに煮ると、味が良くしみるだけでなく、肉汁が溶け出してスープがおいしくなります鍋がよい例です。スープが格段においしくなりますよね。


お肉を煮る効果

では、お肉の半面だけを焼き、それを煮込んだらどうなるでしょうか。焼くことであたらしいおいしさ成分が生まれ、なおかつ肉汁の流出が半減されるため肉が美味しく、それでいて肉汁の一部は溶け出すためにスープもおいしく、そして味がよくしみる。まさに、焼くと煮るのよいとこどり!であり、普段よりも2倍オイシイ裏ワザなのです。


焼くと煮るの良いとこどり

今日のChemvenient: 半分焼けばおいしさ2倍

第二回のChemvenientはいかがでしたでしょうか。普段何気なくやっている調理には、多くの化学が隠されています。肉じゃがに限らず、”焼く”と”煮る”を使いこなし、何倍にも美味しい料理に挑戦してみてください。
ちなみに筆者は、お肉を食べるなら炭火焼きが一番好きです。香りも火の通りも段違いです。炭火焼きには独特の化学があります。ぜひ調べてみてください。

参考文献
1.  服部幸應 (2012) 『おいしい料理の方程式』 河出書房新社.

2018年10月31日水曜日

日々の生活をChemvenientに #1 ~サラダ油で手を洗う!?~

こんにちは、金曜化学担当の菅野です。

「日々の生活をcreativeに」と言っているのはPanasonicさんですね(西島秀俊さんが出てるアレです)。
私は、化学の力を使って普段の生活をもっと便利に、つまり

「日々の生活をChemvenientに」

できればいいなと思います。Chem(=化学で)+Convenient(=便利に)。
記念すべきChemvenientの第一弾は、「サラダ油で手を洗う!?」です

手についたにおいがとれない・・・

先日、実家の庭の木々の手入れをしたときのこと。
様々な木や植物を手に触ったため、手に植物のにおいが付きました。
父親が一番困っていたのは、ヒバのにおいでした。

ヒバの木
(樹樹日記: https://blog.goo.ne.jp/fagus06/e/f7a0be1711107de20269628451f7abb4 より)

知っている方は分かると思うのですが、このにおいは強烈です。
父親曰く、せっけんで手をあらってもあまり落ちないとのことでした。
化学を専門にやっている私は、「サラダ油で洗ってはどうか?」と提案しました。早速父親は、サラダ油少量を手にとって洗い、そして再度せっけんで手を洗ったところ、見事ににおいがとれたのでした!!

油でヒバのにおいをとる

なぜサラダ油で洗うと、においがとれたのでしょうか。
ここに化学の力が隠されているのです。

「においを洗い流す」の化学

この世のあらゆるにおい成分は、水にとける/とけないに分けることができます。そして、水にとけるのであれば、水で洗うことで、においは洗い流すことができるのです。
一方、水にとけないのであれば、においを水で落とすことはできません。しかし、水でとけない成分は、油にはよくとけることが多いのです。

におい成分の分類

もちろん、せっけんは、水にとける成分もとけない成分も両方をとる力があります。しかし、今回のヒバのにおいは、油に対して非常によくとける成分であったため、まずは手についたにおいをサラダ油の方へ引きはがし、そうしてから洗う方が効率が良かったということです。

においをサラダ油へ移す

今日のChemvenient: サラダ油で手を洗う

第一回のChemvenientはいかがでしたでしょうか。隠された化学は非常に単純でしたが、知っているとそうでないとでは、生活に大きな差が出るかもしれません。ぜひ、今後の生活で手を洗うとき、「油で手を洗う」という知恵も試してみるとよいでしょう。

ちなみに、手についた魚のにおいも油でとることができますが、実は、お酢でとる方が効果的です。これは一体どうしてでしょうか。しくみが違います。考えてみてください。


読んでくださり、ありがとうございました。質問やコメントなどがあれば、いつでもお待ちしております。







2018年7月23日月曜日

ラーニングサポート日吉出張相談

こんにちは。月曜担当の寺田です。

うだるような暑さの中、定期試験が始まりましたね。
熱気に当てられて集中できず、勉強がおろそかになっていませんか?
また1年生は初めての試験で不安に感じていませんか?
「この科目ってどんな勉強をすればいいの?」
「この問題はどうやって解くの?」
そんな悩みを抱えている方の相談にのるために、
今年もラーニングサポート日吉出張相談を実施します。

【日時】7月23日(月)&24日(火)  12:30~15:00
【場所】日吉図書館1階スタディサポート
【内容】7月23日(月)  数学・化学
    7月24日(火)  数学・物理
【担当者】7月23日(月)  数理科学科 竹内(M1)
              化学科   菅野(M1)
     7月24日(火)  電子工学科 佐藤(M1)
                                  物理学科  寺田(M2)
            
※当日は矢上でも通常のラーニングサポートを実施します。

気軽に来てくださいね。些細なことでも相談にのります。


2018年7月19日木曜日

試験勉強のあれこれ

こんにちは。ラーニングサポートスタッフの櫻井です。

いよいよ前期の期末試験ですね。順調に勉強できていますか?
わからないところがあれば矢上の理工学メディアセンターで平日行っているラーニングサポートをぜひ利用してみてください。

そして、授業が詰まっていて矢上へ来る時間がない皆様へ朗報です!!
7/23(月)と7/24(火)の12:30-15:00に日吉メディアセンターで出張ラーニングサポートを行います。時間が合う方はぜひいらしてください。

さて、今回は私の勉強方法について紹介させていただきます。私は要領が悪いのでとても時間がかかる方法ですが(今回の期末試験に間に合わなくても今後の)参考になれば幸いです。

1. 授業の準備
教科書はなるべく買いましょう。飲み会やどちらでもいい出費を何度か我慢すれば買えるはずです。出費を無駄にしたくないというプレッシャーもかかり、より勉強に熱が入ります。そして授業シラバスを読み教科書や配布資料で必ず予習をしましょう。その日の授業内容の流れが分かっているだけでも理解はかなり進みます。

2. 授業の受け方
まずはスマートフォンをしまいましょう。私の感覚では一部分であっても授業を無駄にすると倍以上の自習が必要になる気がします。
ノートの取り方も向き不向きがあります。試行錯誤の結果私にはコーネル式が合っていました。これはノートを三つの領域に分割し、講義の内容、講義の内容を確認するための質問、そのページの要約を書きます。

またノートはなるべく余白を残しましょう。紙の無駄だという人もいますが、後述の復習と合わせて理解が進んでその後に生きれば安いものです。
余裕があれば自分の頭で考えて理解しながら聞くようにしましょう。さらに勇気があれば授業中や前後に教員に質問してみましょう。

3. 復習
該当する教科書と授業資料をもとに、書き漏らしたところ、授業と異なる表現などを余白に書き込みます。テスト前に教科書や講義資料も横において勉強したくないので、ノートで完結するようにしていました。授業当日の夜に復習すれば授業の光景も思い出せて、先生の発言で書き漏らしたことも追記できるのでベストです。

4. 試験勉強
私は一夜漬け、過去問に頼るなどの要領のいい勉強ができなかったので、少なくとも一か月前頃から用意を始めました。勉強に充てられる時間を手帳に書き出し、各科目均等になるように時間を分配してその予定をもとに勉強しました。予定を立てるとあと何日で試験が終わるかわかるのでやる気が出ます。
電車の行き帰りがあればここまでで作成したノートを読み込んで内容の流れ、つながりを意識するようにしました。数学系が専門という特性上暗記科目はあまりありませんでしたが、それでもこの方法はかなり有効でした。

以上が私の勉強方法です。改めて非常に要領の悪いやり方ですが一例として参考にしてみてください。受験で勉強方法は確立できたと思っていても意外なところに改善できるポイントはあります。また過去の受験勉強の方法が大学の勉強に必ずしも合うかどうかはわかりません。今一度初心に立ち返って自分の勉強方法を見直してみてはいかがでしょうか?

それでは頑張ってください!!

2017年8月1日火曜日

国際交流お役立ちグッズ §2「見せるお土産」

木曜担当ラーニングサポートの山岸です!

私のブログでは、国際交流でのお役立ちグッズ等を紹介しています。

国際交流で日本らしいお土産の持参は定石
ということで、
前回の連載1回目では、「渡すお土産」ベスト3を発表しました。
いずれも、安く、かさばらず、軽く、
もらっても困らない形で渡せるものを考えました。

今回は、「見せるお土産」ベスト3です。

*****

     ハンコ

日本ではハンコ文化は深い馴染みがありますが、外国では珍しいようです!(*)
ハンコをプレゼントにするのではなく、
持っているハンコを何かに押してあげたり、お手紙の最後に押したりするだけで、
日本らしい文化を伝えることができると思います。
消費されるのはインクのみ。多くの人に無理なく贈れるプレゼントです!

―シャチハタ
実印や銀行印を持っていって失くしても困るし、
安く簡単に手に入るのでオススメです!朱肉も不要◎
普段ローマ字で書かれている苗字の漢字を見てもらう機会にもなり、
漢字トークにもつながります(各漢字の意味を説明するなど!)

―消しゴムハンコ
機会があれば、消しゴムとカッターを使って
現地の方と一緒に作るのも楽しいでしょう!

☝絵手紙の作品に押すために消しゴム印鑑を作りました(最近)
※絵手紙も日本の文化ですから、メッセージカードなどにしたら喜んでもらえると思います!
 起源は意外にも新しいらしく、驚きました
40年ほど前に日本の書道家、池田邦夫氏が大量に発表したことで始まったそうだ**)。


☝なお、絵手紙とはこんな感じです。(筆者が小学校4~6年の間に描いたもの)

ゴム印のいいところは、消しゴムとカッターさえあれば作れるところです。
印鑑としてだけでなく、モチーフを彫って絵のように使うこともできます◎
絵葉書などの大量生産にも向きますし、インクを変えれば趣も異なり、押し方で一つ一
異なるのもまた味があってよいと思います!

*印鑑登録制度は10年ほど前までアジア他国には存在していたが、今となっては日本だけとのこと(参考文献http://news.livedoor.com/article/detail/11785307/ 参照2017-07-13)。
**絵手紙のはじまり(参考文献 日本絵手紙協会http://www.etegami.or.jp/index.html 参照2017-07-13
 

     浴衣

半年以上などの長期滞在経験者が口をそろえて言うのが、浴衣の必要性です!

何らかの交流会やハロウィンパーティーで着たり、
奨学金団体が現地にある場合、集会に呼ばれて自己紹介や研究計画等のプレゼンをする機会に浴衣を着て発表をした友人もいました。
ですが、浴衣を買っていくのって、
―高いんじゃないか?
―着られるかな?
という不安もつきまとうと思いますが、大丈夫です!

その1.浴衣にも古着がある!

浴衣の古着屋さんもいろいろあります。
私が行ってみて楽しかったのは大江戸骨董市です。
https://www.antique-market.jp/
参照2017-07-13

1000円均一や500円着物など、破格でたくさんの品ぞろえです。
たくさんの古着着物屋さんを一気に回れるのも良し◎
私が行ったときは、半分くらいは着物屋だったと思います。


その2.セパレート式に直せる!

セパレートのほうが着るのが難しいという説もありますが…
着付けに自信がない場合は、着物屋さんに持っていくと直してもらえるようです。
着付け経験がなかった私は、先日着物屋さんで習いました。ガンバリマス!


     家や家庭料理の写真/縦書きの小説や漫画

いまや、観光名所などは画像検索すれば、いとも容易くオンラインで見ることができるようになりました。
そんな今日に一番手に入らないのが、
―自宅の自分の部屋の写真
―近所の様子
などです!

自分にとっては当たり前の生活感あふれる風景が、
文化を異にする方々にとっては刺激的に映るようです。
Google画像検索で出てこない身の回りのものって何だろう?」
と考えたものをカメラに収めてから旅立たれてはいかがでしょうか?!

また、アルファベットなどの横書きの言語圏に行くなら、
縦書きの小説なども興味を持ってもらえるでしょう。
プレゼントしなくても、持っていると良いかもしれません。


以上、「見せるお土産」ベスト3でした!
*****


「渡さないお土産」とは、必ずしも物である必要はありません。
折り紙の折り方、水引の結び方、着物の帯の結び方、etc.
こうした技術も立派なお土産であり、文化を表すものです。
これらは、受け取る側も体験できるし、かさばりません!

渡航前に、いままで当たり前だった身の回りの芸術に目を向け、
折り紙の新しい折り方を勉強してみたり、工芸にチャレンジしてみたりしてはいかがでしょうか??

以上、連載第2回「見せるお土産」ベスト3でした!


2017年7月13日木曜日

国際交流お役立ちグッズ §1「渡すお土産」

木曜担当ラーニングサポートの山岸です!

国際交流お役立ちグッズ連載1回目は、「渡すお土産」についてです。

現地に行くと、ホームステイする場合にはホストファミリー、
大学の友人等、その他いろいろな方面での出会いがあると思います。

留学経験者によると、日本らしいお土産の持参は定石のようです。
コミュニケーションの一助にもなるし、日本の文化について聞かれたときには小道具としてとても活躍するためです。

ただし経済的にも、体積・重量的にも限界がありますから、
1.高くない
2.重くない、かさばらない
ことが、まず大切です!

そこでちょうどいいお土産を3つ、考えてみました。

*****

 ①     和紙製のぽち袋


☜ 
これは百均で購入しました。使い道はいろいろです!

―お手紙 ミニカード付きのものも売っています。
―名刺入れ
カジュアルな場なら、飴とか一緒に入れて渡してもよいかも?!
―小銭 小銭を返すとき・会費を渡すとき・etc.

日本の風物詩を題材にしたものから、
お相撲さんや忍者をあしらったコミカルなものまで、
魅力的なものが多くて選ぶのも大変です!

一筆箋も一緒に陳列されているので、和柄のぽち袋に合わせてもステキです
和紙製のシールで封をするのもピッタリ。
百均以外では、私は渋谷のLoftでも購入しました。




② 水引

既製の作品も売られていますが、
元の水引(長い針金のようなもの)を購入して作ることもできます。
安い、かさばらない、軽い。みんなで作れる。
飾りも実用的なもの(コースターやアクセサリー)も作れる。最高です!


☜各色100本単位で購入。
一本90cmあったので、適宜製作しては切ります。

可愛らしい水引アートの入門書*を参照しました。








*『はじめての水引アレンジ』長浦ちえ著https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%B0%B4%E5%BC%95%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8-%E9%95%B7%E6%B5%A6-%E3%81%A1%E3%81%88/dp/4418164340



 ③     五円玉

まず、世界中で穴の開いた硬貨は比較的珍しいようです。
(スペインペセタ、デンマーククローネ等は穴あき硬貨が存在。皆無ではない)

Q. 50円玉でもいい?
A.うーん。五円玉がベストでしょう!
   まず、50円玉は五円玉の10倍高いです。
   そのうえ、五円玉は縁起物

神社に行くとお賽銭箱の前で皆
「ちょっと、五円玉ある?」「はい」
とやり取りをしているのはお馴染みの光景ですよね。

しかし、
“五円=ご縁”
という変換を当たり前に思わない人々にとっては
賽銭箱の前で皆こぞって五円玉を探しているのは、不思議な光景でしかないなぁ…
と気づいたのでした(五円玉調達に励んでいたので!)

「日本に遊びに来たら、お賽銭箱でこれを投げてお参りしてね」
と渡したらいいプレゼントです。


☜ 豆ポチ袋に5円玉を入れて、作った水引を付けたもの。
  ①~③まで全部詰め込みました!

  原価22.5円、真心プライスレス!(^^)
 
  ※ 豆ポチ袋8枚入り ¥108÷8=¥13.5
   五円玉 ¥5
   水引100本入り ¥432÷100=¥4




以上、持参向きお土産ベスト3でした!!

*****

*番外編
手ぬぐいや扇子、風呂敷などは、様々なデザインがありどれも素敵ですよね。
しかし、やはり上記の小物系よりは単価が一桁高いので、
特別にお世話になる人など、限定でお渡しするのが良いかもしれません。

留学経験者の友人は、着物の帯を渡したら大変喜ばれたそうです。
「着物持ってないよね?どう使ったの?」
『テーブルランナーとして活躍してるよ!』

斬新すぎる!
とっても素敵なnew帯活用法を聞いてしまいました!


次回は渡さないお土産ベスト3を紹介します!

2017年6月15日木曜日

国際交流お役立ちグッズ §0

はじめまして!
ラーニングサポートスタッフの山岸です。
数理科学研究科修士1年で、木曜日を担当しています。
(数学や語学に関する質問等は、12:3015:30にいらしてください!)

私は次の9月から外国の大学院に行くため、現在絶賛荷造り中です。
長期滞在予定なので、持ち物を考えていると

―お世話になる人に日本らしいお土産を持って行ったほうがいいのではないか?
―向こうで買えないものは持っていきたい…。

等、様々な心配や邪念がよぎります。

そこで留学経験や海外経験のある方から聞いた、
現地での交流お役立ちグッズを整理しました。

研究のための海外出張や滞在、その他休日の海外旅行などの機会に
皆さんの参考になることがあれば嬉しく思います。

以下のような3回にわたる連載でご紹介する予定です。

§1 渡すお土産
§2 渡さないお土産
§3 その他

(※突然の変更の可能性もあります。)

今のところ特に海外に行く予定がない方にも楽しんでいただければと思います。
逆に、お土産に思いを馳せていたらどこかへ出掛けたくなるかもしれません。


どうぞお楽しみに!

2017年6月6日火曜日

就活 ~事前準備~

こんにちは!
ラーニングサポート月曜日担当の新安です。

今年度、院生スタッフの中で唯一の修士2年生に…
なので研究室系の話は他の方におまかせして、
今回はそのさらに先の話、、、就活について書こうと思います。

私の個人的な就活体験記なので、
「そういうやり方もあるんだな~」程度に読んでもらえると幸いです!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



今回は事前準備編として、修士1年に進級直後から
本格的な就活が始まる前までの話を書こうと思います。



私の場合、最初に就職を意識しだしたのは修士1年になった直後で、
4月から日経新聞を読むことを日課にしました。
社会について知るのと同時に、自然とどういう記事に興味を持つかで
自分が将来どんな事がしたいと思っているのか少しずつ絞れるのではと思ったためです。
将来何がしたいかわからない…という方はぜひ新聞を読んでみてください。



また5~6月頃には大手企業の技術者・研究者の方にアポを取り、
直接お会いして仕事についてのお話を聞きに行きました。

企業によって、入社して数年の早い段階でも自分の案を提案しやすい環境や、
研究開発と一口にいっても1~2年先、4~5年先、
10年以上先のモノを扱う部署についてなど、様々なお話を聞くことができました。

臨場感のある“現場”のお話を聞くことで、
自分にとっての理想の仕事環境を考えやすくなると思うので、
OBOG訪問などをする機会がある人はぜひ行ってみてください。



10月には理工学メディアセンターで開催された
「就活に役立つデータベースセミナー」に参加しました。

慶應義塾大学理工学メディアセンターのHPにある就活に役立つデータベースでは、
東洋経済デジタルコンテンツライブラリーで四季報や企業記事を読んだり、
eolを用いて様々な企業の有価証券報告書などを手軽に検索し、
閲覧&比較することができます。

そういったデータベースをうまく活用することで、
各企業の会社としての大きさ(資産・従業員数など)を知ることができるので、
みなさんも機会があればぜひセミナーに参加して
活用方法を学んでほしいと思います。



そして12月頃、企業の奨学生募集が始まります。
企業の奨学生制度とは、その会社への入社を希望している学生に対し選考を行い、
優秀な学生には企業が奨学金を支給するシステムです。
私はこれに応募したことでその後の就活が大きく変わりました。


次回はこの奨学生制度について書こうと思います!



新安

2017年1月13日金曜日

半導体と写真

水曜日担当の木我です。

半導体と写真。
この2ワードに実は深い関係があることをご存知ですか。

私は今、半導体シリコンを研究していますが、そこで用いるリソグラフィーという技術が写真にとても似ているのです。
リソグラフィーで露光・現像すると緻密な像が現れてくる瞬間の何とも言えないおもしろさが、写真部員時代に楽しんだ暗室作業のそれと全く同じです。

半導体の製造は写真技術の超ハイテク版です。
ここでいう写真技術というのは、光を取り込んでフィルムに焼き付ける"銀塩写真"のことです。

銀塩写真とは、銀化合物に光を当てると化学変化を起こし黒ずむ性質を利用し、
さらに暗箱とレンズとを組み合わせて写真を撮る方法です。
デジタルカメラが主流になるまでに我々が使っていたフィルムカメラの原理がこれです。
この発明は人類にとって革命的でした。19世紀中ごろの事でした。
古今東西「景色を絵に描いて残す」ことに取り組んでいたことを考えると、この魔法の様な道具の発明はつい最近の事なのです。

当時見たものを"そのまま"写し取る写真技術の発明は、
芸術の世界にも大きな影響を及ぼしたと言われています。
見たものを写し取る技術としての画家の目と腕はカメラに取って代わられ、
更に、カメラで"瞬間を切り取る"ことの面白さは印象派画家の表現にも影響したと言われています。

こうして景色を写し取る技術として発明された写真は、
現代では半導体素子を現実に作りこむ技術に応用されています。
1947年に米ベル研究所バーディーン、ブラッテンらによって、点接触型として発明されたトランジスタは、1959年になるとフェアチャイルド・カメラ社(フェアチャイルド・セミコンダクター社への出資会社)のハーニーによってプレーナー型に改良されました。これが、現在も続く、写真技術を用いた半導体素子の大量生産の始まりです。

現像した後のネガを眺めた時に、驚くほど細かい像が残っているのを
見たことがある人もいると思います。
カメラのフィルムにあたる部分を半導体シリコンに置き換え、そこに設計した回路パターンを
"光"や"電子"を使って当ててやると極々微細な回路が大量に焼きこめます。

皆さんがこの記事を読むときに使っている、スマホやPCのチップも、皆このように作られた半導体です。
半導体はすごいですが、実はそれは写真抜きに語れないのです。