2025年6月26日木曜日

大学生活を上手に過ごすコツ(勉強編)(水曜担当 跡部)

 皆さん、こんにちは!


毎週水曜日12:30~14:00にラーニングサポートをしている跡部(あとべ)です。

「大学の勉強」「部活動やサークル活動」「資格試験」「就職活動」「研究」等

迷うことがあったら気軽に話しかけて下さい!

第2回目は、サークル、部活動、バイトで意外と時間がない大学生がいかに勉強へ向き合うかについてお話します。


~イントロ


3部構成で展開していきます。Part1では、勉強のモチベーションが上がらない人向け。
Part2では、勉強のモチベーションはあるけど何の勉強をするべきか迷っている人向けにお話しします。Part3では、自分自身の経験談をお話します。


~Part1~


まずは、勉強のモチベーションが上がらない人向けに。
やるべきことは、シンプルです。

「その場でやる」 です。


授業課題を例に出すと、授業内容を理解し、授業が終わったら休み時間等ですぐに課題をすると良いです。

勉強のモチベーションが上がらない人でも周りに課題を助けてくれる友達がいたり、授業後すぐの理解度が高いときに課題をすると意外とすぐに課題が片付いてしまいます。

勉強のモチベーションが上がらない人はおそらく、他に熱中しているものがある or 単純にやる気が出ないの2パターンだと思います。
他にやりたいことがあったり、やる気がない状態で1人になってしまうと勉強や課題は、はかどりません。

すぐに課題を終わらせて、自由な時間を楽しみましょう!


~Part2~


続いて、勉強のモチベーションはあるけど何の勉強をするべきか迷っている人向けに。

するべきことは・・・

「直感に従ってすぐに学び始める」 です。

何を学ぶか様々な観点から考えている人も多いと思います。

何を学ぶかが、どのような方向へ就職するかにつながってくるかもしれませんし大きな決断の1つだと思います。

大切なことは、学んだ学問に対し責任は自分で負うということです。

そのためにも熟考した中で、自分の直感で決断するということが必要です。

直感は意外と信じていいものです。自分の興味や今まで考えてきたことなどを踏まえ、最適解を示してくれていると考えた方がよいです。

悩んだり、迷ったりする時間はもったいないです。自分の決断に対し自信を持ち、すぐに行動に移すことが大切です。

学びながら見えてくるものや自分の考えが変わることがあるかもしれません。

その際は、軌道修正し学びなおせば大丈夫です。

大学生のうちに勉強しておけばよかったと後悔のないように勉強に励んでください!


~Part3~


最後に、自分自身の経験談をお話しします。

私は、物理情報工学科だったため、物理学をメインに受講してきました。

高校生の時、物理学は数学を工業的に応用した学問であり、数学の世界と現実世界を結んでいるような気がして好きになりました。

しかし、大学に入り、数学は物理以外にもっと別の方法でも役に立っているのではないかと思い、見つけたのが金融数理でした。

銀行、証券、保険、資産運用の世界では数理的アプローチによる、金融商品開発やリスク量評価などが行われており、数理人材はとても重宝されているとわかりました。

自分自身の舵を物理学から金融数理へ切り替えました。

金融の世界はとても面白く、数学が直接的に実務に関わっており、経営判断の意思決定に大きなインパクトを及ぼすため、勉強しがいのある学問だと考えています。



学問は無限にあるため、アンテナを高く張り巡らし、これだと思えるものに出会ってください!


跡部


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理工学研究科の院生スタッフが自身の経験をもとに、学習や研究・進路に関する質問・相談に応じます。

授業の課題や試験に向けての学習相談はもちろん、学科分け、研究室選び、大学院進学、就職活動などの進路相談にも、経験豊富な院生スタッフが親身になって相談に乗ります。ぜひお気軽にご相談ください。

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2025年6月23日月曜日

質問を自分にも他の人にもし続ける(月曜担当 草壁)

 こんにちは!ラーニングサポート月曜前半(12:30-14:00)担当の草壁です!

入学や新学年になって早2か月が経ち、人によっては春学期前半の中間試験がある人もいるのではないでしょうか。新入生のみなさんは特に、大学の講義や試験は初めてで、高校の時の授業とはスタイルや難易度が全く異なり、どのように勉強を進めていけばよいのかわからないと思います。今回は、中間試験や期末試験に向けての勉強方法や準備・対策において押さえておきたいポイントを4つ紹介します。


ポイント(1) 難しいということを受け止める

大学で学ぶ数学や物理、化学は理解することが高校までのものと比べてとても難しく、理解するのに相当な時間を要します。みんなはわかっていて、わかっていないのは自分だけなのではないかと不安になることもあると思いますが、そんなことはないと思います。みんなにとって難しく、理解するのに時間がかかるはずです。ここで、理解する、とは、その時点で自分が疑問に思っているとが全て解決されていて、自分で説明できる状態のことです。このときに焦って、理解することに時間をかけず、中途半端な状態で次に進むと、さらに先の内容が分からなくなってしまいます。また、将来的には、研究室に入って実際に研究するときに基礎的な知識がないと苦労することになってしまいます。ですから、大学で学ぶ内容は難しくて、理解にとても時間がかかるから焦る必要はないと自覚することが必要です。


ポイント(2) 講義ではすべての内容に触れられるわけではない

高校までは、先生が教科書の隅々まで詳細に説明し、それに付随して練習問題を逐一解くというようなスタイルが多かったと思いますが、大学の講義では、時間の制約や難易度の理由から、重要な部分のみが説明される場合がほとんどです。特に演習の時間は、物理に関しては講義と演習が分かれていると思いますが、それ以外はなかなかまとまった演習の時間はありません。演習の時間も、理解の時間もたっぷりとることが肝要です。


ポイント(3) 練習問題・過去問で練習し身に付ける

多くの場合、数学や物理の試験は、過去問が公開されていたり、友達や先輩が持っていたりします。また、練習問題に関しては、どの授業においても扱われるか、少なくとも教科書には載っているはずです。理解したものを実際にアウトプットするとより理解が深まったり、意外と理解していなかったということが明らかになったりするもので、これはみなさんも経験していることではないかと思います。過去問や練習問題は試験前に必ず繰り返し解くようにしましょう。


ポイント(4) 友達や先生などに質問をたくさんする

先ほども述べた通り、大学の勉強はとても難しく、疑問点が高頻度で出てくるはずです。こんなときは、迷わず友達や先生に質問してみたり、友達に一緒に勉強することを提案してみましょう。わからないところはすぐにディスカッションできて、疑問を解決しあったり、新しい視点を与えたり、与えられたりします。もちろん、疑問点があれば、私たちラーニングサポートスタッフに尋ねに来てください!


以上、試験準備における心構えを4つ紹介しました。心構えとしては、本当に自分が理解できているのかを、その時の自分の最大限の知恵で自問自答してみることです。内容を理解し、わからないことがあったら、友達同士でディスカッションしたり、ラーニングサポートを利用したりしながら、みなさんがよりよい試験対策ができるように祈っています!


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効率的な試験勉強(月曜担当 能登)

皆さんこんにちは!

月曜 14:00~15:30 にラーニングサポートのデスクにおります、能登です。


日々様々な授業を受けている皆さんは、試験の時期が近くなり試験勉強を意識し始める頃かと思います。新入生の方は初めての試験で戸惑うこともあるかもしれません。

今日は試験勉強について、私が試験に向けて大切だと思うポイント、実践してみて効率が上がったポイントをいくつか挙げていきます。

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ポイント① 過去問は可能な限りすべて確認しよう

試験勉強を意識したときにまずやること、それは、「過去問を解くこと、試験の傾向を知ること」です。過去問を実際に解いたり、傾向を知ることで効率よく勉強することができます。

授業によっては過去問を公開してくれるものもありますが、先生が過去問を公開していない場合、先輩を頼ってどのような問題が出たか傾向を教えてもらいましょう。あるいは過去問や傾向を知っていそうな友達に教えてもらうのもいいでしょう。

過去問の傾向を知れば、重要な用語を覚えることが大事なのか、用語よりも現象のメカニズムなどを論述できることが大事なのかといった点がわかってきて、何を重視して勉強するべきなのかが明確になります。そういったポイントを押さえて授業資料を何度も見返しましょう。

ポイント② 疑問点はすぐに解消しよう

日々の授業で浮かんだ疑問点は早々に解決したほうがいいです。授業中に「あれ?」と引っかかることがあればそのままにせず、メモしておいて誰かに聞いてみましょう。

授業後、先生に直接聞きに行ってもいいですし、先生によってはメールで質問対応をしてくださる場合もあります。理工学部の授業なら、理工学メディアセンターのラーニングサポートを頼ってもらっても大丈夫です。

人に質問することで授業内容が頭に残りやすくなったり、内容への理解度が深まったりと良いことばかりなので、疑問はたくさん持ってどんどん解消していきましょう。

ポイント③ 教えあいも効果的

友達と勉強するのも、お互いに教えあうことで理解が深まるいい方法だと思います。

友達相手に教えるとき、自分が理解しきれていない所はうまく教えられないので、自分の弱点が浮き彫りになってきます。浮き彫りになった弱点は、自分が人に教えられるようになるまで確認します。

また友達から質問してもらうと、自分が着目していなかった疑問点が出てきたりして勉強に深みが出るので面白いですよ。

授業内容を「わかったつもり」になっている、というあるあるな状況から脱却できるので、是非一度お友達同士で試してみてください。

ちなみに、、、友達相手に教えるのが気恥ずかしい人は、ぬいぐるみに向かって話しても同じような効果が得られるそうですよ。誰もいないところでぬいぐるみ相手に授業、こっそりやってみてもいいかもしれません。

ポイント④ 勉強は基本、講義資料や板書で!参考書は辞書!

勉強するときは基本的に講義資料や、講義内の板書を使って勉強するのがいいでしょう。

たまに授業で先生が紹介する参考書や教科書がありますが、それらの書籍はしばしば情報が多すぎることがあります。授業範囲ではない内容も載っているため、理解しきれずに逆に混乱を招くことも。特に参考書の専門性が上がってくると文章もかたくなってきて、読むだけで一苦労、、、なんてこともあります。

そのため参考書を読む前にしっかりと講義資料を読み込むことが大切です。先生が学生に理解してほしいと思っている内容は講義資料に凝集されています。もし参考書を使って勉強したい場合は、索引から用語を引くという辞書的な使い方をすることをオススメします。

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期末が近づいてきた今日この頃、何をどうやって勉強しようか悩んだり、効率的な勉強方法を模索したりする時期かと思います。効率的に勉強するために、①過去問の活用、②疑問の解消、③人に教える、④講義資料の読み込み、の4点を是非、意識してみてほしいなと思います。

今回の話が少しでも勉強の参考になれば幸いです。

読んでいただきありがとうございました!

能登


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授業の課題や試験に向けての学習相談はもちろん、学科分け、研究室選び、大学院進学、就職活動などの進路相談にも、経験豊富な院生スタッフが親身になって相談に乗ります。ぜひお気軽にご相談ください。

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2025年6月19日木曜日

解き方を覚えて効率的に試験対策(木曜担当 田名網)

 こんにちは!

2025年度の毎週木曜日12:30~14:00を担当しています、田名網です。


「機械系の授業で困っている」

「レポートの書き方がわからない」

「研究室選び・就職活動に悩んでいる」

という方はお気軽にご相談ください🙌

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本日は大学の定期試験の対策方法について実体験を交えながら紹介します。

大学の定期試験の対策方法は高校のときと大きく変わりません。
高校時代、定期試験に向けて問題集を繰り返し演習したように、
大学の授業の教科書や配布プリントの問題をスラスラ解けるようになるまで
演習を繰り返していれば、必ず良い成績が取れます💯

とはいえ、
授業が専門的な内容で理解するのが難しかったり、
試験の回数が少なく1回の試験の範囲が広かったり、
サークルやアルバイトがあって忙しかったりと、
高校とは状況が変わっていますよね。
「定期試験が不安」、「勉強方法がわからない」という方のお役に立てれば光栄です😊

ふりかえり

大学に入学し授業を受けて感じたことは、
「抽象的でむずかしい、、」です。

授業で紹介された演習問題はなんとなく理解できても、
原理や定義は抽象的で全然理解できませんでした。
「なぜこのような式になるの?」
「この定義はいつ使えるの?」
と分からないことだらけで苦しんだ記憶があります。

そんな私が、学部時代の数学や物理、化学の定期試験を乗り越えるために行っていた対策方法について紹介します。

対策方法

定期試験の対策方法はシンプルで

「解き方を覚えるまで演習問題を繰り返し解く」

です!

「完璧に理解する」ではなく「解き方を覚える」まで演習問題を繰り返し解くことが重要です。

もちろん「完璧に理解する」ことは大切で、できるに越したことはないのですが、
内容が専門的であったり、試験対策にあてられる時間には限りがあったりと、
すべての科目を「完璧に理解する」ことは難しいと思います。

そこで、「解き方を覚える」まで演習問題を繰り返し解くことをおすすめします。
「完璧に理解する」まで演習問題を繰り返し解くことに比べて、
時間がかからずひとりでも勉強しやすいと思います。
定期試験では、記述式の問題もありますが、多くは計算して解を求める問題が出されます。
そのため、問題の解き方が身についていれば必ず良い成績が取れます💯

「完璧に理解する」ではなく「解き方を覚える」まで演習問題を繰り返し解くことで、
勉強に対する心理的ハードルを下げることができます。
いざ「完璧に理解する」まで勉強しようと思って試験対策を行ったところ、
内容が難しく嫌気がさしてしまい、結局全然勉強できなかったということはありませんか?
高校とは違い、授業内容が専門的な大学では、理解することが難しく勉強に嫌気がさしてしまうことが多いと感じます。
そのため「解き方を覚える」まで勉強すると割り切ることで、
勉強に対する心理的ハードルを下げ試験対策を確実に行うことができます。

「解き方を覚える」ことを意識して演習問題を解いてみると、高校数学で勉強した公式や計算を利用して多くの問題が解けると実感できると思います。
また「解き方を覚える」ために演習問題を繰り返し解いていると、いつの間にか授業で説明された原理や定義についても「完璧」とまではいかないにしろ「なんとなく」理解できるようになっていて、嬉しくなります!

「解き方を覚える」まで演習問題を繰り返し解き、
効率的に定期試験で良い成績を取りましょう!

試験対策を通して「もっと詳しく知りたい」、「興味がある」と思った科目は、
「解き方を覚える」にとどまらず「完璧に覚える」まで勉強を続けてみてください。
その科目が将来研究を進めるうえできっと役立ちます👍

定期試験は自分の興味のある科目を見つける絶好の機会と思って、
臨んでもらえたらと思います。
解き方が分からない場合は、ラーニングサポートをぜひご活用ください!


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理工学研究科の院生スタッフが自身の経験をもとに、学習や研究・進路に関する質問・相談に応じます。

授業の課題や試験に向けての学習相談はもちろん、学科分け、研究室選び、大学院進学、就職活動などの進路相談にも、経験豊富な院生スタッフが親身になって相談に乗ります。ぜひお気軽にご相談ください。

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