こんにちは。2022年度ラーニングサポート木曜担当の相良です。
今回は、私のおすすめ本として、 2冊の本を紹介します!
1冊目は、
『独学プログラマー:Python言語の基本から仕事のやりかたまで』 コーリー・アルソフ 著 清水川貴之 監訳(日経BP)
https://search.lib.keio.ac.jp/permalink/81SOKEI_KEIO/188bto4/alma990025811290204034
です。
この本は、研究室に配属され、研究のためにプログラミングを学ぶ必要性に迫られた私に研究室の同期がおすすめしてくれた本です。
pythonの基本文法知識から、バージョン管理の基礎、データ構造、アルゴリズムの初歩まで幅広く学習することができるだけでなく、オブジェクト指向の考え方やプログラマーの仕事についてなど、多角的な視点から「プログラミング」、ひいては「プログラマー」について学ぶことができるのが特徴です。
各章にその章の内容を振り返る演習問題がついている部分もおすすめポイントの一つです。
また、このようなプログラミング学習本は、分厚く、硬い文章が一辺倒に続くようなものが多数ですが、この本は比較的薄めで手にとりやすく、学部の必修科目でC言語をかじった程度の私でも理解しやすい語り口で書かれているため、これからプログラミングを学びたい、pythonを身に着けたいという方にお薦めです。
何か一つでもプログラミング言語を扱うことができるようになると、研究でのデータ整理など効率化に必ず役にたつとおもいます。pythonを始めてみたいけれど、何からはじめていいかわからないという方は是非一度読んでみてはいかがでしょうか。
2冊目は、
『製品開発のための統計解析学』松岡由幸編著(共立出版)
https://search.lib.keio.ac.jp/permalink/81SOKEI_KEIO/188bto4/alma990014861890204034
です。
この本では、統計学を用いた解析手法が、実際の使用例とともにコンパクトにまとめられており、研究活動をはじめたばかりの学部4年生におすすめしたい本です。また、巻末には「統計解析の誤用防止チェックリスト」が掲載されており、私自身、研究室に配属されたばかりの頃は、このチェックリストを見ながら解析を行っていました。
実験はどのように計画したらよいのか、実験結果はどの解析法を用いて、どのように解析すればよいのか、学部のときに座学で学んだ統計解析は何の役に立つのか、このような内容に悩んでいるひとに是非読んでほしい一冊です!
(ちなみに、著者の松岡先生は慶應義塾大学理工学部名誉教授です!)
相良