2022年7月25日月曜日

おすすめの本 神部(2022年度春月曜担当 神部)

こんにちは。ラーニングサポート月曜担当の神部です。

今回は、私のおすすめの本として2冊の本を紹介します。

まず、1冊目は、斎藤 康毅 (2016)『ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』オライリージャパン社 です。

https://search.lib.keio.ac.jp/permalink/81SOKEI_KEIO/188bto4/alma990025281120204034

この本は私が研究室に所属するときに先輩に紹介された本で、ディープラーニングの入門者にぴったりな本です。

Pythonの使い方をある程度知っている必要はありますが、ディープラーニングの理論を数式を用いて説明しつつ、実装用のコードも載っており、実際に手を動かしながらディープラーニングを基礎から学べる本です。

ディープラーニングをなんとなく理解したまま学習を進めている方、用語は知っているけど実際の中身は知らない方にお薦めな本です。

2冊目は、安西 祐一郎 (2011)『心と脳――認知科学入門』 岩波新書

です。

https://search.lib.keio.ac.jp/permalink/81SOKEI_KEIO/188bto4/alma990022469610204034

この本も私が研究室に所属するときに紹介された本ですが、人工知能を用いた研究をされたい方にぜひ読んでいただきたい本です。

著者の安西先生は慶應義塾大学の名誉教授で元塾長です。

人工知能と認知科学は繋がっており、人工知能と人との関わり方を考える上で認知科学はとても重要です。この本ではその認知科学の全体像を掴むことができます。

人工知能と聞くと、つい技術的な面や数式へと意識が集中しがちですが、歴史的な側面等も含め俯瞰的に研究を進めるため、これから研究を始めるという方にお薦めの本です。

神部