こんにちは🍀
2025年度木曜14:00~15:30担当の山本です。
今回は、おすすめの勉強方法についてご紹介したいと思います!
私の出身である応用化学科では、授業に加えて実験も多いので、
今回は「実験レポート」のコツをまとめてみたいと思います!
実験の前に ……
① 実験手順の予習をしよう
実験の予習は必ずしましょう!
毎週の実験レポートに追われていると予習に時間を回すことが難しい人もいるかもしれません。しかし、どんなに時間がなくても、実験方法の一読は必須📌
時間があればフローチャートを実験ノートに書いておくとてきぱきと実験を進められます。
他にも、ペア実験での役割分担やmolからg、mLなどの単位換算などを事前にしておくと実験の手が止まらずスムーズに!
② 実験前に実験レポートに手をつけよう
実験の予習をする際、時間がある人はついでにレポートを書き始めてみましょう📄
実験目的や理論、方法などは、予習をする際にまとめられる部分もあると思うので早めに進めておくのがポイントです。
先にまとめておくことで実験への理解も深まり一石二鳥です!
実験が終わったら ……
① 様々な文献を参考にしよう
実験レポートには必ず考察が必要です。
考察内容は指定されている場合もあれば、自分自身で考える場合もあると思います。
いずれの場合においても参考文献は必須です。
インターネットから得られる情報は必ずしも正しいとは限らないため、できるだけ本や論文から情報を取得するようにしましょう。
とはいっても、どのような文献を探せばよいのかわからない方も多いと思います。
そこで、いくつか私自身が参考にしていたものをまとめてみたので活用してみてください!
❶ 書籍(メディアセンター)
実験レポートの参考になる本は大体置いてあります。
ですが、同じ実験をした人は皆探している本でもあるので、人気の本はすぐに借りられてしまうこともしばしば……
参考にしたい場合には早めに借りておくようにしましょう。
❷ Maruzen eBook Library
「メディアセンターで参考になる本がなかった」「借りたかった本が借りられてしまっていた」という方には、オンラインで書籍を閲覧できるMaruzen eBook Libraryがおすすめです。
同時アクセスに制限がある場合もあるのでご注意を!
KOSMOSの検索で「オンラインで利用可」と書いてあるものを開くか、以下のリンクから直接アクセスすることも可能です。(keio.jpの認証が必要です)
https://auth.lib.keio.ac.jp/db/?key=maruzenebook
❸ 化学書資料館
実験レポートでは実験結果と文献値の比較をもとに考察を行う場合が多いと思います。
そんなときにおすすめなのが「化学書資料館」です!
丸善が出版している「化学便覧」や「実験化学講座」の電子版をまとめて見られるところで、検索だけで文献値や一般的な実験方法を調べられる便利なサイトです。
以下のリンクからアクセス可能です。(keio.jpの認証が必要です)
https://auth.lib.keio.ac.jp/db/?key=kagakusho
② テクニックを身に付けよう
最後に、実験レポートを書く時のテクニックをご紹介したいと思います。
❶ ショートカットキーを駆使
「コピー」「貼り付け」が有名なショートカットキーですが、調べてみると様々なものがあります。
特に便利だったものは「一回戻る」「上付き」「下付き」「切り取り」…など
WindowsとMacで微妙に使用するキーが違うこともあるので是非調べてみてください。
❷ Wordの機能を使いこなす
Wordには様々な機能があり、これまで手作業で行っていたことが実は短縮できた……!なんてことも。
特に便利だったものは「図表番号の挿入」です。
図などに自動で番号を振ってくれる機能で、あとから図を挟み込む場合でもいちいち番号を振り直す必要がありません。
「相対参照」と組み合わせると、文中での参照の番号も自動で振り直してくれます。
❸ 図をきれいに描く
実験レポートでは手描きの図を貼り付ける場合もありますが、特に指定がなければパソコン上での描画に挑戦してみましょう。
模式図など説明のために必要な図はPowerPointで書いてみましょう。
特に、構造式を書きたい場合にはChemDrawを使うと便利です。
以下のリンクからライセンス申請をすることで利用できるようになります。
https://secure.itc.keio.ac.jp/c/a/st/ja/software_license_chem.html
❹ 体裁を整える
内容とは直接関係はありませんが、読み手に違和感がないような体裁にすることは大切。
グラフはデフォルトのものではなく形式を揃えるようにしましょう。「グラフのテンプレート機能」を使えば毎回形を変更する必要がなくなるので便利です。
他に気にするべき所は、「違うフォントが紛れていないか」「文字サイズは一定か」「上付き・下付きを忘れていないか」などです。特に別のファイルから内容をコピーしてくると書式が変わってしまうことがあるので注意しましょう。
自分にもできそう!というところがあればぜひ参考にしてください!
詳しく説明できなかったものもあるので、気になったものは是非検索してみてください📱
直接聞きたいことがある方はぜひラーニングサポートまで🐾
山本
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