2025年9月25日木曜日

機械工学科修士2年の就職活動 ~面接編~(水曜担当 谷尻)

みなさんこんにちは!

毎週水曜日12:30~14:00のラーニングサポートを担当する谷尻と申します。

昨年度に引き続き、よろしくお願いいたします!

皆様のお役に立ちたいと考えております!

”機械系の授業で分からない部分がある”

”機械科の履修を相談したい”

”機械科の研究室について知りたい”

”機械系の就職活動を知りたい”

という方は気軽にご相談ください!


早い人はそろそろ就職活動を始め、インターンシップの選考に応募する時期だと思います。最近、就職活動に関して後輩から質問されることが多いため、私の就職活動について説明させていただきます。以前の記事で、私が面接で聞かれた質問をまとめましたが、今回は面接で意識すべき点をまとめました。


話す内容について

・ 自分の経験に結び付けて話す。

意見を述べるときは、自分の経験に結び付けて話すと説得力が上がります。自己分析をする際に、自分の経験をまとめておくと便利です。


・ 客観的な事実の中に主観性を混ぜる。

経験を述べることが重要ですが、ただ事実を述べるだけでなく、その中に自分の考えも混ぜると良いです。客観性と主観性のバランスが非常に重要で、面接を重ねて練習をすると身に付くと感じました。


・ 重要な情報を端的に述べる。

特に、自分の経験を述べる際、どうしても説明が長くなってしまいます。不要な情報を捨てて、いかに簡潔に述べるかが最も重要です。私は、面接のために色々なエピソードを用意していたため、どうしても話が長くなってしまうことがあり、端的に述べることを特に注意していました。


・ 自分を売り込む気持ちで十分なアピールをする。

企業は、「この人と一緒に仕事をしたい」と思う人を採用します。そのため、自分がいかに魅力的な人物かをアピールする必要があり、自分を売り込む気持ちで面接に臨む必要があります。


・ 複数のことを話す時はナンバリングをする。

複数のことを話す時は、「2つあります。1つは~です。もう1つは~です」という風にナンバリングすると話の流れがスムーズになります。


・ 短所を述べる際は、長所のように述べない。改善点を述べる。

「あなたの短所を述べてください。」という質問をよくされます。その際、「私の短所は決断が遅い点です。決断は遅いですが、その分仕事が丁寧です。」というように、短所を聞かれているのに、長所のように答えるのは良くないです。「私の短所は決断が遅い点です。私の決断が遅いと他のメンバーに迷惑がかかるので、完璧を目指すよりまずは行動することを心掛けています。」というように、改善を試みていることを述べると良いです。


話し方について

・ です、ますで言い切る。

緊張していると、語尾が曖昧になってしまうことが多くあります。語尾が曖昧だと、自信のなさが伝わってしまうので、必ず語尾は「です」「ます」で言い切りましょう。


・ 相手のを見て話す。

緊張していると、下を向きがちなので、相手の目を見るように注意しましょう。


・ 身振り手振りは多すぎない方がいい。

身振り手振りをすること自体は、相手に伝えるために効果的ではあります。しかし、それが多すぎると、面接官の気が散ってしまうので気を付けましょう。


・ 面接官の発した質問を反復しない。

例えば、「あなたがこのような取り組みを行った理由を教えてください。」と質問されて「私がこのような取り組みを行った理由は~だからです。」というように、面接官の質問を反復するのはあまり良くないです。時間の無駄ですし、答えが長くなってしまいます。シンプルに「~だからです。」という風に簡潔に答える方が好ましいです。


・ 無意味な言い直しをしない。

「インターンに参加して、インターンシップに参加して」という風に誤った表現を言い直すのは仕方がないですが、「~のように感じました。考えました。」という風にどっちでもいい表現を言い直すのは良くありません。時間の無駄ですし、答えが長くなってしまいます。


・ 最後に「以上でございます」はできるだけ言わない。

「志望動機を教えてください」や「学業以外に力を入れたことを教えてください」のように答えが長くなるような質問の回答の最後に「以上でございます」と言うのは仕方ありません。しかし、短い回答に関しては終わりが明確なので、回答の最後に「以上でございます」と言うのは不要だと思います。


・ 真正面から答える。分からなくても誤魔化さない

まず、面接官の質問をよく聞き、的外れな回答をしないように気を付けましょう。また、質問の回答がわからなかった時は、「申し訳ございません。勉強不足で存じ上げません。」と正直に言いましょう。ごまかしたり、ヘラヘラしたり、論点をすり替えたりすることは絶対にしてはいけません。面接で混乱しないためにも、必ず前もって企業研究、業界研究をしっかりしておきましょう。


・ 明るく堂々とした振る舞いをする。

面接官は自信がない人よりも、前向きな人を採用したいと考えるため、視線、表情、態度、声の全てに注意して話す必要があります。



Web面接の注意点

・ 通信環境に注意する。

出来れば有線接続で行うようにしてください。私は、途中まで無線で接続していましたが、一度面接中に音声や映像が途切れたことがあったため、有線で接続するようにしました。


・ の映りや周りの背景に気を付ける。

顔を明るく映すために、明るい部屋で受けましょう。また、映っている部屋に趣味のものが入っているのは良くないので、見えないようにしましょう。ちなみに私はバスタオルで隠しました。また、Web面接のアプリによっては、背景にボカシを入れられますが、通信が乱れる可能性があるため、あまりおすすめはしません。


視線はカメラに向ける。

映像の方に視線を向けると下を向いているように見えてしまうため、カメラに視線を向けましょう。


・ PCの高さに気を付ける。

PCを下に置いてしまうと見下げた感じになり、逆にPCが上にあると見上げた感じになってしまいます。丁度いい高さになるように調整しましょう。


・ 姿勢体、手の動きに気を付ける。

姿勢が曲がっていたり、体や手の動きが多いと面接官の気が散ってしまいます。真っ直ぐした姿勢で座り、前述の通り身振り手振りに気を付けましょう。


以上が就職活動の面接で意識すべき点です。就職活動を行う人は今後、多くの面接を受けていくと思います。最初は緊張すると思いますが、何度も受けていくうちに慣れるので、たくさん受けて経験値を積むことも重要だと感じます。他にも就職活動や大学生活で不安なことがあれば、ラーニングサポートに気軽にご相談ください。



谷尻



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