2025年12月26日金曜日

実験レポートのコツ(木曜担当 山本)

こんにちは🍀

2025年度木曜14:00~15:30担当の山本です。


今回は、おすすめの勉強方法についてご紹介したいと思います!

私の出身である応用化学科では、授業に加えて実験も多いので、

今回は「実験レポート」のコツをまとめてみたいと思います!


実験の前に ……

① 実験手順の予習をしよう

実験の予習は必ずしましょう!

毎週の実験レポートに追われていると予習に時間を回すことが難しい人もいるかもしれません。しかし、どんなに時間がなくても、実験方法の一読は必須📌

時間があればフローチャートを実験ノートに書いておくとてきぱきと実験を進められます。

他にも、ペア実験での役割分担やmolからg、mLなどの単位換算などを事前にしておくと実験の手が止まらずスムーズに!


② 実験前に実験レポートに手をつけよう

実験の予習をする際、時間がある人はついでにレポートを書き始めてみましょう📄

実験目的や理論、方法などは、予習をする際にまとめられる部分もあると思うので早めに進めておくのがポイントです。

先にまとめておくことで実験への理解も深まり一石二鳥です!


実験が終わったら ……

① 様々な文献を参考にしよう

実験レポートには必ず考察が必要です。

考察内容は指定されている場合もあれば、自分自身で考える場合もあると思います。

いずれの場合においても参考文献は必須です。

インターネットから得られる情報は必ずしも正しいとは限らないため、できるだけ本や論文から情報を取得するようにしましょう。

とはいっても、どのような文献を探せばよいのかわからない方も多いと思います。

そこで、いくつか私自身が参考にしていたものをまとめてみたので活用してみてください!

❶ 書籍(メディアセンター)

実験レポートの参考になる本は大体置いてあります。

ですが、同じ実験をした人は皆探している本でもあるので、人気の本はすぐに借りられてしまうこともしばしば……

参考にしたい場合には早めに借りておくようにしましょう。

❷ Maruzen eBook Library

メディアセンターで参考になる本がなかった」「借りたかった本が借りられてしまっていた」という方には、オンラインで書籍を閲覧できるMaruzen eBook Libraryがおすすめです。

同時アクセスに制限がある場合もあるのでご注意を!

KOSMOSの検索で「オンラインで利用可」と書いてあるものを開くか、以下のリンクから直接アクセスすることも可能です。(keio.jpの認証が必要です)

https://auth.lib.keio.ac.jp/db/?key=maruzenebook

❸ 化学書資料館

実験レポートでは実験結果と文献値の比較をもとに考察を行う場合が多いと思います。

そんなときにおすすめなのが「化学書資料館」です!

丸善が出版している「化学便覧」や「実験化学講座」の電子版をまとめて見られるところで、検索だけ文献値や一般的な実験方法を調べられる便利なサイトです。

以下のリンクからアクセス可能です。(keio.jpの認証が必要です)

https://auth.lib.keio.ac.jp/db/?key=kagakusho


② テクニックを身に付けよう

最後に、実験レポートを書く時のテクニックをご紹介したいと思います。

❶ ショートカットキーを駆使

「コピー」「貼り付け」が有名なショートカットキーですが、調べてみると様々なものがあります。

特に便利だったものは「一回戻る」「上付き」「下付き」「切り取り」…など

WindowsとMacで微妙に使用するキーが違うこともあるので是非調べてみてください。

❷ Wordの機能を使いこなす

Wordには様々な機能があり、これまで手作業で行っていたことが実は短縮できた……!なんてことも。

特に便利だったものは「図表番号の挿入」です。

図などに自動で番号を振ってくれる機能で、あとから図を挟み込む場合でもいちいち番号を振り直す必要がありません。

「相対参照」と組み合わせると、文中での参照の番号も自動で振り直してくれます。

❸ 図をきれいに描く

実験レポートでは手描きの図を貼り付ける場合もありますが、特に指定がなければパソコン上での描画に挑戦してみましょう。

模式図など説明のために必要な図はPowerPointで書いてみましょう。

特に、構造式を書きたい場合にはChemDrawを使うと便利です。

以下のリンクからライセンス申請をすることで利用できるようになります。

https://secure.itc.keio.ac.jp/c/a/st/ja/software_license_chem.html

❹ 体裁を整える

内容とは直接関係はありませんが、読み手に違和感がないような体裁にすることは大切。

グラフはデフォルトのものではなく形式を揃えるようにしましょう。「グラフのテンプレート機能」を使えば毎回形を変更する必要がなくなるので便利です。

他に気にするべき所は、「違うフォントが紛れていないか」「文字サイズは一定か」「上付き・下付きを忘れていないか」などです。特に別のファイルから内容をコピーしてくると書式が変わってしまうことがあるので注意しましょう。


自分にもできそう!というところがあればぜひ参考にしてください!

詳しく説明できなかったものもあるので、気になったものは是非検索してみてください📱

直接聞きたいことがある方はぜひラーニングサポートまで🐾


山本



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理工学研究科の院生スタッフが自身の経験をもとに、学習や研究・進路に関する質問・相談に応じます。

授業の課題や試験に向けての学習相談はもちろん、学科分け、研究室選び、大学院進学、就職活動などの進路相談にも、経験豊富な院生スタッフが親身になって相談に乗ります。ぜひお気軽にご相談ください。

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2025年12月24日水曜日

研究発表の極意(水曜担当 谷尻)

みなさんこんにちは!

毎週水曜日12:30~14:00のラーニングサポートを担当する谷尻と申します。

昨年度に引き続き、よろしくお願いいたします!皆様のお役に立ちたいと考えております!

“機械系の授業で分からない部分がある”

“機械科の履修を相談したい”

“機械科の研究室について知りたい”

“機械系の就職活動を知りたい”

という方はお気軽にご相談ください!


2025年12月19日金曜日

博士課程進学への道(木曜担当 山本)

こんにちは🍀

2025年度木曜14:00~15:30担当の山本です。

春学期とは異なり、秋学期は木曜担当ですのでご注意ください!


今回は、私の経験談として博士課程進学までの流れについてお話ししたいと思います。

実は、私は今年度の春学期に修士課程を早期修了し、この秋学期から博士課程へと進学しました。

そこまでの経緯や現在の生活についてご紹介したいと思います。


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目次

 ・早期修了~博士課程進学に至る経緯

 ・修士1、2年のスケジュール

 ・博士課程の生活

 ・博士課程進学を迷っている方へ

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早期修了~博士課程進学に至る経緯


修士1年になり、周囲が就活モードへと移行していくなか私自身も自分の進路について考え始めました。

最初は同期と一緒に就活サイトに登録したり、説明会に参加して企業の方のお話を聞いたりしていました。

しかし、4年生から続けていた研究をこのまま続けていきたいという気持ちもあり、入学当初から興味があった博士課程への進学にも心が揺れ動き始めました。

社会人ドクターも考えましたが、仕事との両立が大変だというをも聞くことも多く、このまま博士課程へと進学することを決意しました。


博士課程進学について指導教員に相談すると、早期修了というシステムがあることを教えてもらいました。

早期修了とは、修了要件を満たしている場合に短期間での学位取得ができるシステムです。

通常だったら2年で卒業するところを1.5年で卒業し、早い段階から博士課程へと進学することができます。


通常の流れ

 修士課程 2年 → 博士課程 3年

早期修了の流れ(今回の私の場合)

 修士課程 1.5年 → 博士課程 2~3年

 ※博士課程も要件を満たしていれば早期修了可能


もちろん、早期修了は誰でもできるものではなく、一定以上の業績が必要です。

そのため、修士1年の間は研究に専念しつつ、学会発表論文執筆のための準備を進めていくことにしました。


修士1、2年のスケジュール


博士課程を検討し始めてから修士課程修了までのおおまかなスケジュールです↓

修士1年の間は研究に専念し、修士2年は論文の執筆博士課程進学への準備修論の執筆など様々なことに追われていました。


2024年(修士1年)

6月:博士課程進学を検討

7月:自身の研究室の卒業生や他研究室の博士の学生に相談

2月:論文執筆のための準備開始


2025年度(修士2年)

5月:論文受理

   早期修了の承認

6月:修論の題目の提出

7月:学会参加(口頭発表・英語)

   学会参加(ポスター発表・日本語)

   発表会用修論提出

8月:修論発表(発表15分、討論10分)

   修論提出

9月:卒業式・修了式


博士課程の生活

10月から博士課程に進学し、現在は学部・修士と同じ研究室に所属しています。

博士課程に入ると、学部・修士よりも研究に専念することができます。

修了要件に授業による単位取得が含まれていないため、授業を取る必要はありません。(もちろん、取りたい場合は履修可能です)

学部・修士の3年間ではできなかったことをじっくりできるようになるため、興味の幅を広く深く持てることが最大のメリットだと思います。

博士課程でも早期修了をを目指しているため、今は実験や論文執筆に追われる毎日です。


博士課程進学を迷っている方へ

博士課程進学に興味があるけど迷っている、という方は実際に博士課程に進学した方にお話を聞いてみるとよいと思います。

私の場合は、指導教員の紹介で自分の研究室を卒業した博士の先輩や、同じ専修で早期修了を経験した先輩に相談していました。

また、YIL(Yagami Innovation Laboratory)での博士学生・博士に興味のある学生の交流会に顔を出して、さらに幅広い分野の人との交流を深めたりもしています。

博士・博士卒の方は人によって多種多様なバックグラウンドを持っているため、今後の進路を考えるうえでも参考になるお話がたくさん聞けます。


化学系の授業の質問だけでなく、研究室選び・教職関連の相談なども大歓迎です。

どんな疑問も気軽に相談してください🐾


山本



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理工学研究科の院生スタッフが自身の経験をもとに、学習や研究・進路に関する質問・相談に応じます。

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2025年12月17日水曜日

学会のすすめ(水曜担当 田名網)

こんにちは!

2025年度 秋学期の毎週水曜日 14:00~15:30 を担当しています、田名網です。


「機械系の授業で困っている」

「レポートの書き方がわからない」

「研究室選び・就職活動に悩んでいる」

という方はお気軽にご相談ください🙌

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「学会」にどのような印象を持っていますか??

私は正直、研究室に所属するまで、学会にネガティブな印象がありました。
人前での発表は緊張しそう、研究内容を聞くだけで楽しいのか、などなど

でも実際に学会に参加してみると、
発表はもちろん緊張するけど達成感があったり、
研究内容を聞くだけでなく懇親会で様々な人と交流できたりと、
学会でしか経験できないものがあることに気が付きました!

そこで今回は国際会議の魅力について
今年の6月末に参加したTransducers 2025 という会議での経験を交えながら紹介します。

参加した国際会議:Transducers 2025 (https://www.transducers2025.org/)
開催期間:2025年6月29日~7月3日
開催地:アメリカ フロリダ州 オーランド
発表形式:口頭発表

魅力1:英語のスキルアップ

国際会議の開催期間はおよそ4日間です。飛行機で移動する時間も含めると1週間ほどの期間となります。
およそ1週間を海外で過ごすので、英語でコミュニケーションをとる機会が増えます。
またポスター発表にしても口頭発表にしても、英語で発表し、英語で質問に答えるので、
事前にスピーキングの練習を行います。
半ば強制的に英語を話す機会ができるので、1人では勉強を怠けてしまう人も、
英語のスキルが向上します!
実際に国際会議に参加し、様々な国の方とコミュニケーションを取ったことで、
海外の方ともっと話せるよう英語を上達させたいと感じました。

魅力2:Banquet(懇親会)

国際会議では、開催期間中に Banquet(懇親会)があります。
Banquet で参加者同士の国際的な交流が行われます。
ただの懇親会ではなく、開催国の魅力を存分に味わえるところが Banquet の特徴です。
私が参加した 
Transducers 2025 という国際会議では、会場がケネディ宇宙センターでした🚀
中に入ると大きなロケットのモデルがたくさんあり、テンションが上がりました。
ケネディ宇宙センターの中でご飯を食べたり、海外の方と交流したりと、特別な思い出となりました!

国際会議では、Banquet とは別でお昼やおやつの時間に軽食が出される場合があります。
Transducers 2025ではピザやベーグルのほか、バナナやリンゴといったフルーツが出ました。
開催国ならではの軽食を楽しめることも国際会議ならではの魅力です!

魅力3:自信がつく

国際会議に限らず、学会発表は自信がつく良い機会です。
もちろん人前で発表することは緊張します……発表直前はいつもドキドキです。
しかし、発表を聞いてくれた人から
「面白い研究だね」とか「ここを変えてみたらうまくいきそうだね」など
感想や意見をもらえると、研究をがんばってよかったと感じます。

国際会議は英語での発表となるので、英語に苦手意識のある私は
分かりやすいスライドを作成することに力を入れました。
イラストや写真を多用し視覚的に伝えることで、
英語でのコミュニケーションがうまくいかない場合でも対応できるようにしました。
学会前はスライド作りに多くの時間を費やし苦しいときもありましたが、
大きな会場で様々な国の方の前で研究発表ができたときの達成感はひとしおでした!

また学会を経験していたおかげで、就活での研究紹介が楽になりました。
特に研究職を希望する場合、面接の質問の大半は研究に関することです。
学会で自分の研究に対する質問に慣れておくと、就活の面接は楽に感じると思います。


ここまで読んでくださりありがとうございました。
「学会」に対する印象が少しでも良くなっていたら嬉しいです。
学会に参加する機会は大学・大学院を逃すとそうそうないと思いますので
ぜひチャレンジしてみてください!


田名網



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理工学研究科の院生スタッフが自身の経験をもとに、学習や研究・進路に関する質問・相談に応じます。

授業の課題や試験に向けての学習相談はもちろん、学科分け、研究室選び、大学院進学、就職活動などの進路相談にも、経験豊富な院生スタッフが親身になって相談に乗ります。ぜひお気軽にご相談ください。

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2025年12月12日金曜日

国際学会(ISCNP32 & ICOB12 in シドニー)に参加してきました!(木曜担当:能登)

 みなさんこんにちは!

木曜12 : 30から14 : 00にデスクにおります、能登です。

今回は8月末に参加してきた国際学会(in シドニー)について内容を共有したいと思います!

参加した学会の詳細は以下になります↓


学会名

32nd International Symposium on the Chemistry of Natural Products and 12th International Congress on Biodiversity (ISCNP32 & ICOB12)

期間

24 Aug 2025 - 28 Aug 2025

主な発表テーマ

・Isolation & structure elucidation 

・Total synthesis & synthetic methodology 

・Biosynthesis

・Synthetic biology

・Chemical ecology

・Biologically active molecules & medicinal chemistry

・Informatics & artificial intelligence

開催地

University of New South Wales (UNSW), Kensington NSW 2052, Australia


分野は天然物化学の関連分野に限られており、比較的小さな規模の学会だったと思います。私はポスター発表で参加してきました。ちなみに高校生のころに台湾へ行って以来の人生2度目の海外で、終始ドキドキワクワクでした。

国際学会ならではの経験もいろいろあったので、そのあたりを中心にお伝えします!

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1.こまめに休憩が入る

国内の学会との違いを一番感じたのは、そのスケジュールです。

開催期間は5日間と長めで、学会はゆったりと進みます。国内の学会よりも休憩時間が長く、余裕を持った進行がされているように思いました。

基本的にはセッション(1時間30分程度)が終わるごとに長めの休憩(30分)が入ります。この休憩時間、朝は「Morning tea」、午後は「Afternoon tea」の時間となっていて、無料でコーヒーや紅茶、軽食がふるまわれます。紅茶はすごくおいしいし、軽食もミートパイが美味しくてつい食べ過ぎてしまいました……。

これまで参加してきた日本の学会は休憩なしでどんどん進んだり、休憩があっても短くせわしなく進行するイメージだったので、合間合間にのんびり休憩できるのはかなり新鮮でした。日本の学会は細かくスケジュールされていてたくさんの講演を一気に聞けるという利点がありますが、こまめに休憩が入ることで集中して一つ一つの講演に向き合えたので、休憩時間をしっかりとることも大切なんだなーと感じました。

2.海外の有名な研究者の話を聞ける

国際学会なので、当たり前ですが海外の研究者の話を聞けます。そして中には大物もいます。

今回も「天然物分野の研究をしている人で知らない人はいないだろう……」と思うような先生方が講演をしてくださいました。普段論文でしか目にできない海外の研究を直接聞くことで理解が深まりますし、興味も広がっていきます。特に天然物化学は各国の自然環境によって発見される天然物が違ったりと、国によって独自の研究をしている人々がいるのでかなり興味深かったです。

かくいう私の所属研究室も日本の沖縄県や奄美大島で発見される天然物を扱っていますし、今回の学会の開催地オーストラリアは独自の生態系・環境が保全されており、オーストラリアでしか発見できない天然物、他の国の研究者ではできない天然物研究があります。そういったユニークな研究内容について詳しく聞けるのは国際学会ならではでした。

3.様々な研究者との交流

国際学会ということで、海外の研究者との交流も大事なポイントになります。

私は恥ずかしながらあまり英語が得意ではないので、今回のポスター発表は「単語とジェスチャーでどうにか説明する」というスタンスで乗り切ってきました。それでも海外の研究者と1対1で研究について話し合うことができ、とてもいい経験ができたと思っています。

今回の学会ではポスター発表の時間、お酒を含むドリンクが提供されており、かなりフランクな雰囲気でした。それもあってか、海外の研究者の方々はすごく優しく、忍耐強くポスター発表を聞いてくれました。発表のあとは「Your work is nice!」といった言葉をいただくこともあり、ありがたかったです。

発表前はかなり不安だったポスター発表でしたが、なんだかんだ楽しく発表することができて今後の英語学習や研究に対するモチベーションも上がり、参加して良かったと思えました。

また、せっかくの機会だからと日本の学生同士で集まって夕食を食べに行ったり、飲みに行ったりしました。初めて会う他大学の人とも知り合うことができて楽しかったです。日本の学会で再会できるのが楽しみですね。

(4.観光)

これはあまり大きな声で言えませんが……学会の前後、時間のあるときに観光もしてきました。海外に行く機会なんてそう多くないですからね。その国の観光ができる、というのは国際学会の大きな魅力の一つかなと思います。

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以上、私がオーストラリアでの国際学会に参加してきて感じたことをお伝えしてきました!日本の学会とはまた違う雰囲気で総じて楽しかったので、みなさんも機会があればぜひ国際学会に参加してみてください!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

※今回の国際学会へ参加するにあたり、「KLL前期博士課程研究助成金(対象:修士)」と「小泉基金 大学院生海外渡航費補助」から渡航費・学会参加費・宿泊費などの支援をいただきました。ありがとうございました。

能登

2025年12月5日金曜日

機械工学科修士2年の学会体験記~準備編~(水曜担当 谷尻)

みなさんこんにちは!

毎週水曜日12:30~14:00のラーニングサポートを担当する谷尻と申します。

昨年度に引き続き、よろしくお願いいたします!皆様のお役に立ちたいと考えております!

“機械系の授業で分からない部分がある”

“機械科の履修を相談したい”

“機械科の研究室について知りたい”

“機械系の就職活動を知りたい”

という方はお気軽にご相談ください!


2025年12月3日水曜日

学会に参加してみよう!(金曜担当 下永)

じめに
みなさんこんにちは!
火曜12:30~14:00のラーニングサポートを担当しております、下永です。
今回は、これから学会に参加する方に向けて、学会参加の方法や必要な準備などについてお話しします!筆者が参加した学会での具体的な過ごし方もご紹介して学会の雰囲気などもお伝えしようと思っていますので、学会に参加するか迷っている方もぜひ参考にしてください!

会への参加の仕方
①会員登録
 多くの学会ではその学会の会員でないと参加登録ができません。会員登録は、基本的な個人情報を記入することと、会費を納入することで完了します。

②参加登録(演題登録)
形式選択:学会での発表カテゴリは「一般演題」と「指定演題」の2つに分かれますが、基本的に学生が参加するときは「一般演題」になります(指定演題は学会事務局が直接依頼した研究者・企業の方が行います)。そして一般演題ではポスター発表か口頭発表のどちらかの形式で発表します。ポスター発表では発表者が各々ポスターを会場に掲示し、参加者(学生・研究者・企業の方など様々)に対して説明・質疑応答します。入れ代わり立ち代わり様々なバックグラウンドを持つ方から意見をいただけるので、それまでにはなかった視点を持てるようになります。口頭発表では発表者一人ひとりに発表・質疑応答時間が与えられ、スクリーンに映されたスライドを使ってプレゼン形式で発表します。ポスター発表とは異なり、口頭発表では一度に多くの人へ自分の研究をアピールすることができます。基本的にはポスター発表よりも口頭発表のほうが難易度が高いので、初めての学会ではポスター発表をおすすめします!

演題の登録:発表タイトルや抄録(研究内容を簡潔にまとめたもの、400字程度)を提出します。国内学会であれば開催日の数か月前、国際学会であれば半年以上前までに提出します。提出された演題は事務局側での審査を経て採択されます。演題の採択割合は、有名な国際学会では1~2割程度、国内学会では8~9割程度とまちまちです。

参加費の納入:演題が採択され参加が確定したのち、参加費を納入します。参加する学会によりますが、筆者が参加した学会はすべて、学会当日が納入の期日でした。また参加費の納入が確認され次第、開催地のマップや当日に自分が使用する名札などの印刷が行えるようになるので早めに済ませておくのがよいです。

要旨/予稿の提出:学会によっては演題が採択されたのちに、要旨/予稿を提出する必要があります。要旨/予稿は図表を用いて研究内容を説明するもので、抄録よりも長めになります。国内学会であれば1か月前、国際学会では数か月前までに提出することが多いです。要旨/予稿の時点でデータが間に合っていない場合やデータを全て載せないこともしばしばあります(この場合は「当日は○○についても議論する。」など書かれています)。

会当日までにやっておくこと
 ここまでの項目をこなせば基本的に学会に参加はできます!ただし学会当日までに準備しておくことはまだまだあります。

登録確認、参加費入金、名札印刷:参加登録や演題の採択通知、参加費の入金などは必ず事前に確認しておきましょう。学会の会員登録や参加登録などを行っていると学会関連のメールがたくさん送られてきて確認すべきメールがわかりづらくなりがちです。筆者も一度、学会での発表前日まで参加費を納入し忘れていたことがありました……笑。

移動手段やホテルの確保:その学会が自宅から遠方で開催され、かつ数日間にわたって参加する場合は飛行機や新幹線などの移動手段やホテルを確保する必要があります。基本的に自分で確保しなければならないのですが、裏を返せば自分で自由に観光などの予定を組むことができます。筆者が広島の学会に参加したときは、学会参加後に1日延泊して広島を観光しました!(後述)

ポスター/スライド作成:学会では自分の研究分野にあまり明るくない方も多く参加しています。よって当日の発表資料は、背景知識がない方でも伝わるような内容やデザインにしなければいけません。そこで学会初心者は特に、先輩や指導教員などの過去資料を参考にしながらポスター/スライドを作るように心がけましょう。また演題や抄録・要旨なども同様ですが、作った資料は指導教員とのディスカッションや添削を通してブラッシュアップしておきましょう。
 
ポスター印刷/ポスターデータ提出:ポスター発表の場合、ポスター会場に設置されたPCでポスターを見る形式(eポスター)と実際に紙に印刷したものを掲示する形式の2つがあります。前者の場合は事前にデータを提出するだけですが、後者の場合は自前で印刷しなければいけません。基本的にポスターはA0サイズ(841 mm×1189 mm)で印刷するため、①A0サイズまで印刷できる業務用プリンターを借りて印刷するか②ポスターを16等分してA4用紙16枚に印刷するかのいずれかを選びます。幸い慶應理工生は矢上キャンパス内で大判印刷サービスを利用できます!

PCの接続確認:口頭発表の場合は作成したスライドを当日、プロジェクターなどを用いて投影します。用意されている接続の方式(Display Port、HDMI、USB Type-Cなど)は会場によって異なるので、不安な場合は学会事務局に確認しておきましょう。基本的にはHDMIケーブルが用意されていて、さらに最新のノートPCにはHDMIポートがない場合が多いので要注意です(その場合は変換アダプタを用意する必要あり)。

発表練習:発表資料を作成し次第、実際に声に出したり時間を測ったりしながら発表練習をしましょう。口頭発表の場合は指定された時間ちょうどで発表が終わるように練習しておきましょう。時間を超過すると質疑応答時間が短くなり、また発表が短すぎても質疑応答時間で繋がなければいけなくなってしまいます...。ポスター発表の場合は短めの説明(3分くらい)と長めの説明(5~10分)など調節できるように練習しておきましょう。聞きに来てくださった方が「○分くらいで説明お願いします」や「一旦全部聞いてもいいですか」など要望する場合があるからです。

催中の過ごし方
 ここでは実際に、広島で開催された学会(日本ゾルゲル学会討論会)に参加したときの過ごし方を具体的に紹介します!

・学会の概要
日本ゾルゲル学会の討論会では、ガラスやセラミックス、有機無機複合材料など様々な材料の合成に用いられているゾル–ゲル技術に関連する研究が扱われています。私もゾル–ゲル法を用いた無機材料の研究を行っていたことから、自分の初めての学会として参加しました。この学会に参加したときは、前準備をしっかり行って当日は観光をかなり楽しみました!笑

・各日程の過ごし方
1日目:翌日の学会が朝から開始することもあり、1日目は研究室の同期と広島に前乗りをしました。昼頃から原爆ドームや縮景園など広島市周辺の観光地を回り、夜は少し飲みつつ、会場に近い東広島のホテルへチェックインしました。

2日目:10時ごろに学会の受付を済ませて招待講演やポスター発表などを17時ごろまで聴講しました。次の日には自分の初・ポスター発表が控えていたため早めにホテルに帰宅し、発表の練習をしました。

3日目:午前は招待講演を聴講し午後はポスター発表を行いました。自分の考えていなかった観点からの意見・質問をいただき、とても有意義なディスカッションをすることができました。夜は広島市内のホテルへ移動して研究室の同期や先輩と飲みを楽しみました。

4日目:1日目で回れなかった観光地へ行くために延泊しました。今度はフェリーで厳島にわたり厳島神社の見学や食べ歩きを楽しみました。


後に
 学会に参加するにあたってはたくさん準備することがありますが、計画的に臨めば有意義な知見を得たり、その土地を楽しむことができます。ぜひみなさんも積極的に学会に参加してみてください!

下永


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