2017年6月8日木曜日

研究室の選び方について

どうもこんにちは。
ラーニングサポートの院生スタッフをさせていただいている、渡辺です。

今回は研究室についてざっくり書きたいと思います。
1年生にとっては遠い話、3年生にとっては今ちょうど悩んでいることなのかもしれません。
早く決めることではなく、自分に合っていると思える研究室を見つけることが最も大切です。そのためにも1~3年生の皆様には多くの研究室を見て見聞を広め、納得のいく研究室を選んでいただきたいと思います。
選ぶポイントは多々あるかと思いますが、私が大切にしてほしいと考えるのは、指導教員とうまくやっていけそうか、そして興味ある研究内容が存在するかということです。

ポイント1.指導教員との相性
先生は研究室のボスですので、その研究室の方針を基本的にすべて決めます。たとえば研究室によってはコアタイム(勤務時間のような研究室にいないといけない時間)があるかないか、もしくはあるとすれば何時からかというのはすべて先生の考え次第で決まります。また先生は研究の運営の全ての実権を握っています。なので、学会に出て発表したい、論文を出したい、装置を買いたいなどの希望は、予算などの兼ね合いなどもありますが、先生との仲の良さでうまく話が進むかどうかが違ってくると肌で感じています。馬の合う先生を選ぶ、このことは是非頭に入れておいてほしいと思います。厳格な先生もいれば寛容でだじゃれをたくさん言うような先生もいます。どちらが正解ということはなく、自分との相性を見極めて選んでいただきたいと思います。

ポイント2,興味のある研究の有無
また、当然のことかもしれませんが、興味のある研究を行っている研究室を選ぶということです。担当する研究は少なくとも1年間(修士課程に進めば3年間)付き合っていかなければいけないものです。嫌々やっていればその研究は期待以上の成果は望めないですし、工夫をこらしてより発展させようという気も起きません。なので、積極的に自ら研究を行うには、これがしたい!と思える研究に取り組むことが重要です。私が先輩から聞いた話ですが、卒業して企業に就職すると、そこでやることと研究内容が一致することはまずないので研究内容は何でもいいというものがありましたがとんでもない話です。企業に入った後もそこでは何か課題があり、それに対して積極的に解決するように取り組む姿勢が求められます。そのような姿勢を得るためにも、1年以上という長い時間を興味のある分野の研究に取り組んでもらいたいと思います。


良い研究室に巡り会えるように心から願っております。
相談ごとがあれば是非聞きにきてください。



渡辺

2017年6月6日火曜日

就活 ~事前準備~

こんにちは!
ラーニングサポート月曜日担当の新安です。

今年度、院生スタッフの中で唯一の修士2年生に…
なので研究室系の話は他の方におまかせして、
今回はそのさらに先の話、、、就活について書こうと思います。

私の個人的な就活体験記なので、
「そういうやり方もあるんだな~」程度に読んでもらえると幸いです!

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今回は事前準備編として、修士1年に進級直後から
本格的な就活が始まる前までの話を書こうと思います。



私の場合、最初に就職を意識しだしたのは修士1年になった直後で、
4月から日経新聞を読むことを日課にしました。
社会について知るのと同時に、自然とどういう記事に興味を持つかで
自分が将来どんな事がしたいと思っているのか少しずつ絞れるのではと思ったためです。
将来何がしたいかわからない…という方はぜひ新聞を読んでみてください。



また5~6月頃には大手企業の技術者・研究者の方にアポを取り、
直接お会いして仕事についてのお話を聞きに行きました。

企業によって、入社して数年の早い段階でも自分の案を提案しやすい環境や、
研究開発と一口にいっても1~2年先、4~5年先、
10年以上先のモノを扱う部署についてなど、様々なお話を聞くことができました。

臨場感のある“現場”のお話を聞くことで、
自分にとっての理想の仕事環境を考えやすくなると思うので、
OBOG訪問などをする機会がある人はぜひ行ってみてください。



10月には理工学メディアセンターで開催された
「就活に役立つデータベースセミナー」に参加しました。

慶應義塾大学理工学メディアセンターのHPにある就活に役立つデータベースでは、
東洋経済デジタルコンテンツライブラリーで四季報や企業記事を読んだり、
eolを用いて様々な企業の有価証券報告書などを手軽に検索し、
閲覧&比較することができます。

そういったデータベースをうまく活用することで、
各企業の会社としての大きさ(資産・従業員数など)を知ることができるので、
みなさんも機会があればぜひセミナーに参加して
活用方法を学んでほしいと思います。



そして12月頃、企業の奨学生募集が始まります。
企業の奨学生制度とは、その会社への入社を希望している学生に対し選考を行い、
優秀な学生には企業が奨学金を支給するシステムです。
私はこれに応募したことでその後の就活が大きく変わりました。


次回はこの奨学生制度について書こうと思います!



新安

2017年5月17日水曜日

あなたが知らない(かもしれない)メディアセンター

こんにちは。
本年度よりラーニングサポートの院生スタッフとなりました、長谷川です。

 新年度が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
「初めは意気込んでスタートしたけれど、そろそろ疲れてきたかなぁ」
と感じているそこのあなた!朗報です。

 創想館ラウンジをご存じでしょうか?

 メディアセンターに入ってすぐ、大型テレビが設置してある場所の近くにある雑誌コーナーでは、NewtonやNational Geographicなどの自然科学系の雑誌から、東洋経済といったそれ以外の分野のものまで幅広い雑誌が並べられています。また、これらの雑誌は一日のみですが貸出も行われています(矢上キャンパス所属の方のみ)。
 さらにその隣の図書コーナー(創想ライブラリー)では、小説などがまとめて置いてあります。話題の本がかなり充実しているほか、本棚の上に置いてある申し込み用紙に読みたい本を書けば実際に購入してもらえることもあります。

 眺めているだけでも研究や勉強に疲れた時の気分転換になったり、いつもとは一味違ったアイディアが浮かんでくるかもしれません。ぜひ一度手に取ってみてください!


長谷川

2017年5月12日金曜日

物理学は意外と身近

初めまして。
今年度からラーニングサポートのスタッフになりました、
物理学専修修士1年の寺田です。

「物理学」という言葉を聞くと、体に拒絶反応が出てしまう人はいませんか?
「物理学者は、~粒子や~理論など日常生活とは関係のないことを研究している」
と思っている人はいませんか?

物理学という学問について勘違いをしている人って結構多いんですよね。
物理学者が研究している内容は、
実はみなさんの身の回りのことと強く結びついているんです。

今日は私の研究を例にして、物理学について説明しますね。




私は「磁性物理学」について研究しています。
特に強磁性体のスピンを云々・・・という専門的なことは省いて簡単に説明すると、
研究していることはコンピューターのハードディスクなどに応用されています
(ここから先も大ざっぱに説明しますね)

パソコンを起動させたときに、PC本体から「ブーン!!!」っていう音が聞こえますよね?
アレって中でハードディスクが回転して、記録している情報を読み取っているからなんです。
そもそも「どうやって情報を記録しているの?」というと、「磁化」と呼ばれるものを利用しています。
(「磁化」について詳しく知りたい!という人は太田恵造著「磁気工学の基礎」という本を読んでください。もちろん理工学メディアセンターにあります!)
この「磁化」というものが私の研究にとって重要なものになります。

ハードディスクは磁化が大量に集まったもの、とイメージしてください。
磁化が多いほど、記録できる情報も多くなります。
しかし磁化が多くなると、技術的な問題がいろいろと発生してしまいます。
それを解決するのが私の研究になります。
つまり、私の研究はハードディスクの大容量化を実現することができるのです!
(実験が成功すれば、成果を残せれば・・・)
すると、内蔵メモリの大きいパソコンや外付けHDDがもっと安く買えます。
つまり・・・物理学が家計を助けるのです!




というのが私の研究を例とした場合です。
研究内容によりますが、どの研究もみなさんの日常生活と結びついています。
この記事を読んで「物理学に興味が湧いた!」という人が現れてくれると嬉しいです。


寺田

2017年5月1日月曜日

サイエンス・インカレ

みなさんはじめまして!
今年度よりラーニングサポートの院生スタッフを担当します、
生命システム情報専修 修士1年の木村です。

私は今年3月に第6回サイエンス・インカレに参加してきました。
今回はその様子をご紹介します。


サイエンス・インカレは例年9月ごろに募集が開始され、3月に開催されています。

こちらは正式な学会ではありませんが、文部科学省が主催する「学部生対象」の研究発表会で、
全国各地の大学生、高専生が自主研究を発表するものです。


サイエンス・インカレの良いところ

1. 同年代の学生と競い合える

今年度の発表者は全180組と、多くの学生が参加し、表彰を目指し競い合いました。
審査員の著名な先生方に自分の研究を評価していただけると、非常に嬉しかったです。
文部科学大臣表彰をはじめ、審査員賞、協賛企業賞など多くの表彰があり、他の学会にはないチャンスです!

2. 新しい発見やさまざまな刺激がある

サイエンス・インカレは専門的な学術学会とは異なり、発表の分野は多岐にわたります。
自分にはなかった着眼点、独自の研究アプローチ、思わず惹き込まれるプレゼン手法、他の参加者からのコメント、協賛企業研究員からのアドバイス…さまざまな刺激がありました。


3. 同年代の仲間が出来る

夜には交流会が開催され、多くの学生と懇親を深めました。
(気の合った人たちと宿泊先で二次会もしました)
今でもお互いの研究についてメールが続いていたりします。



卒論審査会後にもうひと頑張りするのは大変でしたが、
今となっては非常に良い経験であり、参加してよかったなと思っています。

学部生の皆さん、ぜひチェックしてみてください!


木村

2017年4月17日月曜日

2017年度ラーニングサポート開始!!


お久しぶりです!
前年度、そして今年度も引き続きラーニングサポートの
院生スタッフを担当させていただきます、新安です。


4月より2017年度ラーニングサポートを開始しました!!

【メンバーの多様性】
数理、物理、機械、生命、応化と様々な学科に所属する
メンバーで構成された院生スタッフにより、
今年度もよりいっそう皆さんの学習に関する相談・お悩みに対応していきます★

【利用しやすい時間帯】
今年度はお昼ご飯後でもすぐ相談可能な、
12:30~15:30となりました!ぜひご利用ください★

詳細は院生スタッフ 各担当時間帯をご覧ください!


今年もどうぞよろしくお願い致します。


2017年2月20日月曜日

スイスETH工科大学での長期滞在~連載第4回 海外での研究について

こんにちは。

数理科学専修・修士2年の小池です。

前回は、(3)滞在許可証(Residence Permit)の取得についてお話ししました。
今回は、(4)海外での研究についてお話ししようと思います。

(1)スイスの食生活と物価水準
(2)スイスの交通機関と水事情
(3)滞在許可証(Residence Permit)の取得について
(4)海外での研究について・・今回の記事

私のETHの長期滞在は、海外で研究室に所属し、研究を行う初めての機会でした。
今回の記事では、海外での研究室の様子や、いかにして研究が行われているのかお話ししたいと思います。


研究室の様子は、様々な面で自由でした。
研究する時間は人によって異なり、中国から来ている人は朝から晩まで熱心に研究している人が多い印象でした。
一方でヨーロッパ圏出身の人たちは、夕方には帰っていき、朝もそれほど早い時間からは出勤せず、また昼食後はコーヒーブレークに…と比較的のんびりしていたように感じます。
彼らは本当に自由で、昼食後いきなり研究室でギターを弾き始めたり、ソファーに寝転んで昼寝したりしていました。
一体いつ研究しているんだろう…と不思議に思っていたのですが、これも文化の違いなのだと思います。
私の所属していた研究室は、そういった雰囲気の中で黙々と研究している方もいて、非常に面白い研究室でした。


研究に関しては、黙々と研究するよりも議論が好まれ、また主体的にアイデアを発信していく姿勢が求められているように感じました。
日々の研究生活の中で、自分が何かアイデアを出したり、ミーティングをしてほしいと言えば、しっかりと付き合ってくれるのですが、逆にこれをしなさいといったような指示はまったくなく、研究を進めるには自分から発信していかなければいけませんでした。
私がVisiting Studentという身分であり、まだ修士1年生ということもあったかもしれませんが、研究の際は双方の出すアイデアを元に議論を行うという姿勢が基本であったように思います。
このような姿勢は、非常に学ぶところが多かったです。

また、どの研究者や学生も、新しいことをしようという目的意識が強く、自分の研究を発信する、広めることに余念がないように感じました。
日々活発な議論が行われており、毎日がとても刺激的でした。

海外で研究活動を行うということは、このような姿勢を身に着け、刺激的な毎日を送ることが出来る非常に良い機会であると思います。
皆さんも是非、海外で研究する機会があれば積極的に活用し、多くのことを学んで頂ければと思います。

以上、全4回のスイスETH工科大学での長期滞在に関する記事でした。