こんにちは!
今回は研究室選びの記事です。
私はシステムデザイン工学科ですが、研究室選びのポイントは学科に依らないと思うので、ぜひ他学科の方も読んでみて下さい。
最初に一番大切なことを言いますが、研究室は先生や先輩に何かを教わる場所ではなく、同じ分野の研究をする場所です。このことを念頭に置いて研究室を選びましょう。
研究室選びのポイント
その① 自分が今後どうしたいのか考える
研究室選びに関係なさそうに見えるかもしれませんが非常に重要な問題です。学部で卒業し就職するつもりなのか大学院に進学するつもりなのかで最適な研究室は異なります。例えば、就職するのであれば就職活動に理解のある先生の研究室が就職活動にしっかりと時間を掛けることができますし、大学院にするつもりなのであれば大学院に進学した先輩が多くいる研究室の方が院試のアドバイスをもらいやすいです。
その② 自分が何に興味があるのか考える
研究では基本的に卒業するまで同じ研究をします。そのため自分が興味がない分野の研究をしなければならなくなると非常に苦しいです。また、同じテーマの研究をしていても誰が研究するかによって最終的にたどり着く成果は異なります。良い成果を目指すのであれば、興味のある研究をした方が良いです。
その③ 研究室で実際どのように研究が行われているかを調べる
研究は想像以上に細分化されています。例えばロボットの研究と言っても、どこで活躍するロボットか(工場?飲食店?家庭?)によって研究内容は大きく異なります。さらに、それらのロボットの目(センサ)、手足(モータ)、頭脳(情報処理)のどの部位を研究しているかによって、日々の研究活動は違います。これらの違いを知るには実際に研究している人に会って話を聞くのが最も効率的なので、研究室見学に行って、普段何をしているのか、何が面白くて、何が難しいのか等色々質問してみて下さい。
その➃ 研究室や先生、先輩の雰囲気が自分と合っているかを考える
研究室に配属されるとかなりの頻度で同じ研究室の人と顔を合わせることになります。たとえ、研究内容に強い関心を持っていても、どうしても自分と合わない人のいる研究室へは行きたくないと思っていしまうと思います。研究に対する考え方や人柄など、全てを事前に知ることは難しいですが、このような観点もあるということを頭に入れて研究室見学に行くと良いと思います。
以上が私の考える研究室選びのポイントです。
研究内容を重視する人が多い印象がありますが、研究内容にこだわるのであれば、日々何をしているかまで気にした方が、自分のイメージと実際の研究のずれが小さくなって良いと思います。
ちなみに、私が研究室を選んだときは研究内容にも興味がありましたが、ほぼ飯盛先生の印象で決めました。(実は飯盛先生の授業は受けたことがなく研究室見学で初対面だったのですが......(笑))実際に配属されてからも飯盛研究室を選んで良かったと感じています。
(少し宣伝を、飯盛先生はよく学生の話を聞いてくださるので環境としてはとても良いと思います。システムデザイン工学科の人は興味があれば是非見学に来てください!)
最後になりますが研究室配属は成績が良ければ必ず希望の研究室へ行けるというわけではない(これは学科による可能性があります。)ので、過度に期待しないことも重要だと思います。第1希望の研究室に配属されなくて全く興味のない研究をすることになっても、研究を進めていくうちに興味が出てくることもありますし、やっぱり違うと思えば大学院で研究室を変えることも可能です。柔軟に考えてみて下さい。
以下はシステムデザイン工学科の方向けのおまけです。
システムデザイン工学科では建築系と制御系で何となく2つに分かれています。特に建築系の人数に対して建築系研究室の数が少ない傾向があり、建築系の研究が出来なかったら大学院に進学するタイミングで研究室を変えようと考える人も比較的多いかと思います。
しかし、学部4年生の1年間は配属された研究室で研究をしなければなりません。そうなった際にも困らないように、第2、第3志望の研究室についてもHPを確認、見学に行くなどして、少しでも自分が頑張れそうな研究室を選んでおくと良いと思います。
------------------------------
理工学研究科の院生スタッフが自身の経験をもとに、学習や研究・進路に関する質問・相談に応じます。
授業の課題や試験に向けての学習相談はもちろん、学科分け、研究室選び、大学院進学、就職活動などの進路相談にも、経験豊富な院生スタッフが親身になって相談に乗ります。ぜひお気軽にご相談ください。
日吉キャンパスの1・2年生も相談できます! オンラインでも相談できます!
-----------------------------