2024年6月27日木曜日

GD最強攻略 ~就活編~(タイムキーパー:前編)(金曜担当 江藤)

矢上のメディアセンターにいけばハリー〇ッターが見れる。

金曜日担当の江藤です!

今日は就活の本番でグループディスカッション(GD)を全勝した私が、各役割ごとのGDの極意を語っていこうと思います。

②タイムキーパー

「GD自信ないけど面接官にアピールするために何か役職に就かなくちゃ・・・。時間見るだけなら自分でもできるよね。」

そういった考えでタイムキーパーを自主的に行う就活生はよくいます。本当にその役職やっていいんですか?よく聞くGDはとにかく役職に就くことが大事と言った情報に踊らされていませんか?タイムキーパーはおそらく想像の100倍難しいですよ。(諸説あり)

タイムキーパーは個人的にはあまりおすすめはしません。では、なぜおすすめしないのか。それをこれから述べていきたいと思います。

1.タイムキーパーはとても難しい

タイムキーパーの仕事は単純明快です。それは時間を計って、議論の要所要所で時間を告げるだけです。一見簡単そうですよね。その通りとても簡単です。この仕事を議論の最中に行うだけなら。

結論を述べます。タイムキーパーの何が難しいかというと、タイムキーパーの仕事を完璧に行いながら議論にしっかりと参加することです。タイムキーパーの仕事は完璧に行わなければなりません。なぜなら、タイムキーパーが時間の管理をしないと時間管理が出来ず議論が破壊されるからです。そういったとても重要な時間管理をしながら、議論で展開される情報を処理し、有効な意見を述べていくことがタイムキーパーの仕事、はたしてあなたにできますか?

2.タイムキーパーは面接官へのアピールにはならない

タイムキーパーって役職にそもそも私はあまり価値を感じません。だって時間管理するだけの仕事ですよ?そういったことは議論に参加しているメンバー全員で行えばいいし、そちらの方が時間管理ミスも減ります。そのため、わざわざタイムキーパーといった役職をつくることに私は価値を見出せません。さらに、面接官もタイムキーパーをしているだけで「君は時間管理できるなんてすばらしいね、採用!」とはならないと思ってます。

上記で述べたようにタイムキーパーは難易度のわりには評価が低いと考えられる役職だと私は考えています。そのためあまりおすすめはしませんが、それでも何か役職をやって少しでも面接官にアピールしたいと考えている方向けにタイムキーパーのコツを後半のブログで伝授します。







2024年6月25日火曜日

これまでの学習で役に立った本の紹介(月曜担当 利光)

こんにちは。
ラーニングサポート月曜担当の利光です。
今回は、私がこれまでに学習に利用して役に立った書籍を紹介します。


初めから学べる力学キャンパス・ゼミ : 大学物理入門編 : 大学物理を楽しく短期間で学べます! 馬場敬之著
初めから学べる電磁気学キャンパス・ゼミ : 大学物理入門編 : 大学物理を楽しく短期間で学べます! 馬場敬之著
(日吉のメディアセンターが所蔵)


物理学の内容を復習するのに役立ちました。
大学の物理の教科書は説明部分は情報量が多く、問題の回答解説は簡単な説明のみです。確かに、これは物理を学問として学ぶには適しているのですが、物理があまり得意ではない人が最初に勉強するには適していないと思います。
一方でマセマシリーズの書籍は問題を解くことを主目的としているので説明部分は要点のみを記載、問題の解答解説は丁寧に記述されています。そのため物理でつまづいてしまった人が改めて取り組むのに適していると思います。
マセマシリーズで最低限問題を解けるだけの知識を身につけ、その後に大学の物理の教科書を読み理解を深めるのが理想的だと思います。


メカ屋のための脳科学入門 : 脳をリバースエンジニアリングする 高橋宏知著
(日吉、矢上、藤沢のメディアセンターが所蔵)


生物の勉強をしていなくても面白く読むことができ、新たな視点で物事を考えられるようになりました。
学部2年生のころに読みました。この本を手に取ったきっかけは、ソードアートオンラインというライトノベルに出てくる、まるでゲームの中に入り込んだかのようにプレイできるゲームに憧れ、脳科学に興味を持ったことです。
この本には脳がどのような仕組みで働いているのか、また、目や鼻、耳といった感覚器が光や匂い、音といった物理的な情報をどのように神経を伝わる信号に変換しているのかが分かりやすく書かれています。
読み物としても面白かった上に、機械学習・人工知能の勉強に役立ちました。また、日ごろ何気なく使っている物がどのような仕組みで動いているのかに目を向けられるようになり、良い方向に自分の考え方が変わりました。


~番外編~
最後におまけとして、私の好きな小説を1冊紹介します。
砂漠 伊坂幸太郎著
(日吉、藤沢のメディアセンターが所蔵)

伊坂幸太郎さんの作品が好きでいろいろ読んだ中で特に印象に残っている1冊です。
先入観なく読んだ方が面白いと思うので多くは語りませんが、私はこの本を読んで、日々の選択における考え方が少しだけ変わりました。読みやすいのでぜひ読んでみて下さい!
以下のリンクから簡単なあらすじが読めます!(新潮社 https://www.shinchosha.co.jp/book/125025/ 


以上です。
本に関する質問や相談も受け付けているので、なにかあればラーニングサポートまでよろしくお願いします。

2024年6月19日水曜日

GD最強攻略 ~就活編~(ファシリテーター:前篇)(金曜担当 江藤)

 システムデザイン工学科の建物の待合室は豪華!

金曜日担当の江藤です!

今日は就活の本番でグループディスカッション(GD)を全勝した私が、各役割ごとのGDの極意を語っていこうと思います。

①ファシリテーター

就活生に人気の役割のファシリテーター。議論を引っ張っているリーダーとして企業に評価されやすいと誰もが思い、やりたがるファシリテーターですが、私はあまりおすすめしません。学歴の高い人に限ってファシリテーターをやろうとしてGD失敗しているのをこれまで見てきました(諸説あり)。では、なぜ失敗するのかのか?それをこれから述べて行こうと思います。

1.そもそもファシリテーターはとても難しい

議論をまとめるのはそもそもとても難しいです。議論をまとめるのは次の三つの能力がいります。

一つ目は傾聴力。周りの人の話をしっかりと聞く力が求められます。ここの聞く力はただただ人の話を聞き取るだけではありません。聞いた内容からその人が本当は何が言いたいのかをしっかりと理解して、議論に取り入れていく必要があります。

二つ目は議論の進行能力。議論を円滑に進めるために適切な目標や課題の設定、時間内に議論を収束させるためのスケジューリング、参加者にを発言を促すなどして議論を活性化させるための雰囲気づくりなど、議論を進行させるために柔軟な立ち回りが求められます。

三つ目はプレゼン能力。議論でまとまった案を企業に伝える係はファシリテーターがやることが多いです。そのためきちんと議論の内容を正確にまとめて、わかりやすく面接官に伝えられるプレゼン能力が求められます。

これらの三つの能力はきちんと訓練しないと身につくものではありません。自信がない人が面接官の評価欲しさにファシリテーターをやると、かえってひどい内容のGDになってしまう可能性があります。

2.普通の議論とGDは別物

日常的にグループをまとめる経験(バイトリーダーやサークル部長)をしてきたからファシリテーターをやる能力を自分は備えていると考えているそこのあなた!

その能力はもしかしたらGDでは通用しないかもしれません!!


GDには魔物がいます。そう、就活生という名の魔物が・・・・・

普段グループで議論する時、おそらくグループに所属している人は同じゴールを向いて議論に参加していると思います。

しかしながら、GDのメンバー間では同じゴールを向いて議論を行うことはまずありません。

なぜならGDの各メンバーそれぞれの目標は議論がうまく収束することよりも面接官にアピールすることだからです。そのため、GDには自分の意見絶対に曲げないマンやとにかく意見だけ投げて議論に参加しないマンといった魔物が湧きます。そういった方々の意見にうまく対処しつつ議論を展開することがファシリテーターに求められます。考えただけでもとても難しそうですよね・・・。

じゃあファシリテーターやるだけそんじゃん・・・・

そんなことはありません!!!

ファシリテーターは大変な分、うまくこなせば質の高いGDを行うことが出来ます。ではどのようにファシリテーターを行えばいいのか?そのコツを後半のブログで伝授します。




2024年6月11日火曜日

おすすめ本(火曜担当 竹内)

こんにちは!

2024年度ラーニングサポート担当の火曜担当の竹内です。

おすすめ本紹介シリーズとして、私からは2冊の小説を紹介しようと思います📚


さっそく1冊目に紹介するのは、

『愛なき世界』三浦しをん著(中央公論新社)

https://search.lib.keio.ac.jp/permalink/81SOKEI_KEIO/188bto4/alma990026032210204034

です。

私は中高生の頃、『神去なあなあ日常』や『舟を編む』など、三浦しをんさんの本を好んで読んでいました。

書店で三浦しをんさんのコーナーを見ていたときに出会った一冊です。

タイトルだけ見ると冷たい印象を受けるかもしれませんが、実際はあたたかくほのぼのとしたお話です🌱

舞台は本郷にあるT大の植物学の研究室、そこに配達に出向くようになった洋食屋の店員(藤丸陽太)が主人公です。

藤丸と研究室のメンバーたちとのやりとりや、学生が実験や研究に奮闘している様子が描かれています。

初めてこの本を読んだ高校生のときは、藤丸目線で描かれている研究室の和気あいあいとした雰囲気や、個性豊かなメンバーの様子が可笑しくて、理系の研究室は変わった人が多いのかな、など想像して楽しんでいました。

院生となった今は、私が所属している研究室と似た雰囲気を感じたり、研究室あるあるに大きくうなずいたりしながら、当時とは違った楽しみ方をしています。

まだ研究室を経験したことがない方は藤丸の目線で、今研究にいそしんでいる方は研究室メンバーの目線で、それぞれ楽しめる本です!


もう1冊は、

『博士の愛した数式』小川洋子著(新潮文庫)

https://search.lib.keio.ac.jp/permalink/81SOKEI_KEIO/188bto4/alma990013123340204034

です。

本屋大賞受賞作なのでご存じの方も多いと思いますが、大好きな本なのであえて紹介させていただきます。

記憶が80分しかもたない「博士」と、博士の家に家政婦として通うようになった「私」とその息子ルート(√)の交流を描いたあたたかいお話です。

数学を愛している「博士」は「私」やルートに、美しい数式や数の関係について話します。

純粋に数学を楽しむ「博士」に影響されて、「私」やルートも数の魅力に気付いていきます。

数学の内容ばかりではなく、3人が交流している様子もとても素敵に描かれているので、もともと数学が好きな方はもちろん、そうでない方も楽しめるはずです!


紹介は以上です。

どちらも、勉強や研究に疲れたとき、ほっと一息つくのにぴったりな本です🍵

メディアセンターで借りることができるので、ぜひ手に取ってみてください☺


2024年6月6日木曜日

読んで役に立った本(金曜担当 高桑)

 

皆さんこんにちは。
金曜(14:00~15:30)担当の高桑です。
今回は、学部生のころに私が「読んでよかった!」と思った本を紹介します。

「スバラシク実力がつくと評判の確率統計キャンパス・ゼミ」 マセマ出版

https://search.lib.keio.ac.jp/permalink/81SOKEI_KEIO/188bto4/alma9926786060904034

https://books.mathema.jp/books/fla8j9o4an98cimbos0julqmkftcit0w

マセマのキャンパスゼミシリーズは全国の大学生に人気なイメージがありますね。

このシリーズは理工学部の1年や2年で学ぶ数学・物理学をわかりやすく解説してくれます。マセマシリーズを授業の補助に使うことで、多くの学生が苦しむ微分積分や電磁気学であっても楽にクリアしていけると思います。

私の場合は管理工学科だったので、「確率統計」にお世話になりました。期末テストの前に1冊読んで、授業のわからなかった所を復習していました。特に「確率統計」では畳み込み積分やヤコビアンを使った確率変数の合成などについて丁寧に式展開しているため、ストレスなく理解できると思います。

これらマセマシリーズは、メディアセンター以外にも、生協だったり日吉の本屋にあるため入手しやすいです。試験対策にぜひ読んでみてください。



「現場ですぐ使える時系列データ分析~データサイエンティストのための基礎知識~」 技術評論社

https://gihyo.jp/book/2014/978-4-7741-6301-7

この本は、これから時系列データ分析の勉強をしたい方にオススメです。

時系列データとは、地震などで観測した波動、気温などの変化、マクロ経済指標の推移、株価変動など一定の時間間隔で何度も記録しているデータのことで、金融や経済分野でよく言われます。

この本は基礎の基礎から時系列分析を説明しており、専門書にしては読みやすいです。
最初に「見せかけの回帰」というデータサイエンスで研究者が陥りがちな問題に触れ、その後に確率過程、ホワイトノイズといった重要な概念を学び、最後のほうでは実務でよく使われているGARCHモデルを使った分析をしています。
本で説明している内容をサンプルデータで確かめられるよう、プログラムも併記されているのが本書の良いポイントです。そのため読者が手を動かして実践的に学習できるようになっています。

私も研究室に入る前にこの本を読みました。この本で大事な確率過程の概念をおさえられたので、他書の発展的な内容を学ぶときや卒業研究のデータ分析を行う際に役立ちました。この本もメディアセンターやAmazonで入手できるので、統計分析をしたい学生にぜひ読んでほしいです。


おすすめの本(火曜担当 山本)

こんにちは 🐾

2024年度火曜14:00~15:30担当の山本です。

今回は、学部時代に参考にしていた本を紹介しようと思います 💬


理工学部生は2年生になると 理工学基礎実験 など、実験の授業でレポートを書くことになると思います。

自分自身でイチからレポートを仕上げるのに苦労している人も多いのではないでしょうか?


そこで、今回はレポートで文章を書く際に参考にしていた本を紹介したいと思います。

分野を問わず活用できる本なのでぜひ参考にしてみてください!


「理科系の作文技術」 木下是雄 (中公新書)

「相手に伝わる」文章 を書くためのポイントを紹介している本です。

理科系だけでなく、どんな文章を書く際にも役立つので読んでおいて損はありません。

漫画版 ではストーリー仕立てでポイントが紹介されているので、時間がない人にもオススメです!

→ 気になった方はこちらから (漫画版はこちら


「図解でわかる!理工系のためのよい文章の書き方 論文・レポートを自力で書けるようになる方法」 福地健太郎文 ; 園山隆輔図解 (翔泳社)

https://search.lib.keio.ac.jp/discovery/search?query=title,contains,%E7%90%86%E5%B7%A5%E7%B3%BB%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%84%E6%96%87%E7%AB%A0%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9&tab=LibraryCatalog&search_scope=MyInstitution&vid=81SOKEI_KEIO:KEIO&lang=ja&offset=0

レポートや論文 を書くことに焦点をあてている本です。

図も多いので視覚的にポイントがわかりやすいです 📈

演習もついているので 実践的 に文章の書き方を学びたい方にオススメです!

→ 気になった方はこちらから


どちらの本もメディアセンターにあるので、興味をもった方は是非手に取ってみてください 📚

課題に追われて大変な方も多いと思いますが、少しでも支えになれば幸いです。


山本