2023年5月10日水曜日

ほんの少し、ホヤのお話 (水曜担当 水谷)

みなさんはじめまして。

今年度、毎週水曜日にラーニングサポートを担当することになりました、M1 水谷です。

どうぞよろしくお願いします。

今回は第一回目の投稿。簡単な自己紹介から始めさせていただきたいと思います。


-----自己紹介-----

学年:修士1年(M1)

学科:生命情報学科

所属:岡・堀田研究室

研究内容:ホヤ幼生の遊泳行動と神経活動の関係解明

興味を持っていること:生き物の不思議、フランス文化(特に食べ物)

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研究内容にホヤ、という言葉がありますが、

みなさんは「ホヤ」と聞いて何をイメージされるでしょうか。

・・・?

ホヤはホヤ貝と呼ばれることもあるからか、貝の仲間だと思われている方も多いかもしれません。しかし、ホヤは脊索動物に分類され、我々ヒトを含めた脊椎動物と近縁な生物として系統樹的に位置づけられています。ホヤは貝よりもむしろヒトに近い存在なのです。😲

私は現在の研究室に入るまで、ホヤ…?生き物なのは分かるけれど…という程度の認識だったのですが、この一年ほどの研究室生活を通して、ホヤという生き物の不思議さに引き込まれました。

そこで今回はホヤと研究について少しお話しさせていただこうと思います。

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ホヤの一生をざっくり説明すると、受精卵から始まり、孵化し遊泳幼生として海中を漂った後、岩などに固着して変態し、成体へと姿を変えます。

あれ?ホヤの幼生...?

そうです、ホヤは幼生として過ごす期間があります。

ホヤ幼生は体長約1 mm。オタマジャクシのような姿で、尾をくねらせて遊泳します。

この時期、ホヤ幼生は光や重力を感じる器官を持ち、外部からの刺激を受けて遊泳行動を起こしますが、その際、内部では神経活動が生じています。

ホヤ幼生における行動と神経活動の関係性を明らかにすることができれば、ヒトを含めた生き物の行動の理解にもつながるのではないか?

と考え、現在研究を行っています。

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自分の研究をほんの少しお話ししましたが、理学、工学を問わず、どの研究も等しく面白いなと感じるので、ぜひみなさんの研究のお話を聞かせてください。😊

そしてどうぞよろしくお願いいたします。


水谷