みなさんこんにちは!
2024年度の毎週水曜日12:30~14:00を担当する谷尻です。
皆さんのお役に立ちたいと考えております。
”機械系の授業で分からない部分がある”
”機械科の履修を相談したい”
”機械科の研究室について知りたい”
という方はお気軽にご相談ください!
今回は、機械工学科の研究室選びについて説明させていただきます。
機械工学科は20以上の研究室があります。数が多くて選ぶのが大変と思う方もいらっしゃると思います。
まずは、研究室の分類について説明させていただきます。
1. 4力学のうちのどれか?
機械工学は、主に機械力学、材料力学、熱力学、流体力学の4つの力学に分かれます。この中で、どれに興味があるかで決める方が多いです。ちなみに私は、熱力学と流体力学に興味がありました。
2. 実験か?数値計算か?
研究室は、実験系と数値計算系の2つに分かれます。それぞれの利点と欠点について説明いたします。
実験系
利点 ・手を動かすのが好きな人には楽しい。
・一般的に、数値計算より正確。
欠点 ・失敗することが多い。
・大学に行かなきゃいけない。
数値計算系
利点 ・家で出来る。
・実験でできない規模の計算ができる。
欠点 ・計算に時間がかかる。
・現実問題と異なる結果が出ることがある。
手を動かすことが好きな人は、実験がオススメです。逆に、通学が大変と感じる人は、数値計算がオススメです。実験は長い時間かけても失敗することが多いです。数値計算は、計算自体はできても、あくまで計算ですので、現実問題と異なる結果が出ることが多いです。それぞれに長所と短所があるので、自分にはどっちが向いているかを考えてみると良いです。
3. 自主的か?受け身か?
自分で決めて研究を進める研究室と、先生や先輩に指導してもらう研究室に分かれると思います。このような自主的な研究室と受け身の研究室には以下のような利点と欠点があると感じます。
自主的
利点 ・自分が好きなペースで進められる。
・自分の好きなことができる。
欠点 ・一人でやらなければならないことが多い。
・生活リズムが狂いやすい。
受け身
利点 ・分からないことがあれば直ぐに相談できる。
・1人で進めることが苦手な人でも計画的にできる。
欠点 ・研究室にいなければならない時間が多い。
・スケジュール管理が大変である。
自主的な研究室は自分の好きなタイミングで研究ができるので、プライベートの時間も取りやすいです。しかし、さぼってしまうと、取り返しがつかなくなる可能性もあります。受け身の研究室は、先生や先輩に直ぐに相談でき、計画的に研究を進められます。しかし、研究室にいなければならない時間、いわゆるコアタイムがある研究室もあります。自分の性格に合った研究室を選ぶことをおすすめします。
次に、研究室選びですべきことについて説明させていただきます。
1. なるべく多くの研究室を見学する
先ほど4力学について説明いたしましたが、実は、機械工学科には、4力学をそのまま応用している研究室は少ないです。同じ分野でも研究内容が大きく異なるので、分野を問わず色々な研究室を見学することをオススメします。現に私は、元々そこまで興味が無かった材料力学の研究室を見学して、興味を持ちました。機械工学科には20以上の研究室があるので、10研究室以上は見学をおすすめします。
2. 研究室講演会に参加する
10月にK-MEPという学生団体が、研究室講演会を開催します。研究室講演会とは、主に機械工学科の3年生に向けて、機械工学科の各研究室の説明を行うイベントです。プレゼンテーションのパートとブースのパートに分かれて行われます。プレゼンテーションでは、各研究室が短時間で研究室の特徴をお話します。その後、各研究室でブースに分かれて、参加者は気になる研究室の話を聞きに行けます。ちなみに、私の研究室では、デモ実験を行いました。研究室講演会で、行きたい研究室が見つかるかもしれないので、是非ご参加ください。
3. 人気研究室なら対策をする
希望調査までの期間、各研究室の志望人数の状況を見ることができます。ちなみに、最終的な研究室配属の希望調査では、第一志望を1つ、第二志望を9つ書きます。第一志望の人数が5人を超える研究室は、選抜があることがあります。選抜方法は研究室によりけりですが、基本的にGPAは関係なく、先生との面接で決まるところが多いです。ちなみに、研究室の学生が選ぶところもあります。ここで重要なのは、研究室見学で学生や先生と話し、顔と名前を覚えてもらうことです。研究室見学なしで、いきなり面接をするのはかなり厳しいです。もし、第一志望の研究室に行けない場合は、第二志望の研究室のどこかに配属されることになります。しかし、第二志望の研究室にも入れず、志望していない研究室に配属された人もいます。もし、人気研究室を志望する場合は、しっかりと対策しなければなりません。
長文でしたが、読んでいただきありがとうございました。私は、先述の研究室講演会を開催しているK-MEPのメンバーでもあるので、機械科の研究室のことで質問がありましたら、ぜひラーニングサポートを訪れてください。よろしくお願いいたします。
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