こんにちは、火曜担当の神部です。
最近、留学に興味を持つ学部生が増えたように感じます。
私もダブルディグリープログラムのフランス留学について聞かれることが増えたので、それについて今日は話します。
まずダブルディグリープログラムは、簡潔にいうと慶應の学部~修士課程の途中で留学することで、慶應の学位の代わりに留学先の学位と慶應の修士を取得できる留学プログラムです。
学部でのダブルディグリープログラムはフランスのEcole Centrale系列のグランゼコール(日本の大学にあたる)と提携しており、慶應の理工学部に2年間通い、次にフランスのグランゼコールに2年間留学、慶應での修士課程2年間を経た、計6年半(6年間+大学開始時期のずれ)のプログラムとなっています。
私はEcole Centrale de Lyonというフランスのリヨンにある大学で2年間勉強しましたが、フランス留学での特に良かった点と難しかった点を紹介しようと思います。
良い点は、主に2つあります。一つ目は実践的な授業が多く、日本とは違った教育プログラムになっているという点です。例えば、1年目はブルーカラーのインターンシップ、2年目はエンジニア系のインターンシップが必修科目となっていたり、どの授業も5人くらいのグループワークでレポート・プレゼンがあります。バックグラウンドの全く違う学生・社員の方々と接しながら、こういった多様な経験を積めるのは自身の成長につながったと思います。
2つ目は、フランス語がかなり上達する(せざるを得ない)という点です。私自身、これは帰国後の就活のときにプラスになったと思います。
難しい点としては、留学先大学の卒業要件を満たす必要がある点です。自分の専門外の必修授業も多くある中、フランス語で単位を取るというのは想像以上に大変でした(コロナの影響でより大変でした)。粘り強く授業についていき、わからない点はすぐ聞くという積極性が重要だと感じました。
この他にも留学してよかったこと・大変だったこと等たくさんあるので、興味のある方はぜひ相談に来てください。また、フランス政府奨学金などの奨学金制度もあるので、フランスに留学したい方は調べてみるとよいと思います。