2026年7月16日木曜日

化学Aの試験対策(木曜担当 近藤)

こんにちは!

ラーニングサポート木曜担当の近藤です。

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今回は表題の通り、化学Aの試験対策についてお話しします。化学Aは、化学と言いつつ物理のような内容で、面食らった人も多いのではないでしょうか。

化学Aの試験の攻略法は「過去問に沿って勉強すること」です。市販の参考書に載っている問題はほとんど出ないので、参考書を中心に勉強することはあまりお勧めしません。参考書は、過去問で分からないところを補助するために使う方が良いです。

「過去問なんて持ってないんだけど!?」という方もご安心ください。例年、過去問は配られています。それから、2013~2017年の古い過去問については化学科の公式サイトにて配布されています。


上記の過去問をそれなりに解ける状態になっていたら単位取得は安泰です。とはいえ、今解けなくても焦る必要はありません。授業プリントを見返しながら一つずつ分からないところを潰していきましょう。端から端まで全てを理解しようと思わなくて大丈夫です(もちろん、理解できるに越したことはありませんが)。過去問を見てみると、出題されやすい問題には傾向があることが分かります。そのような頻出の問題を完璧に解けるようにしておけば、点数は安定します

【頻出問題】
  1. 光電効果に関する計算問題(ド・ブロイ波長や運動エネルギーを計算させる問題)
  2. 水素様原子のエネルギー準位と発光波長に関する計算問題
  3. 一次元(または、二次元、三次元)の箱の中の粒子のシュレディンガー方程式を解く問題
  4. 結合次数の計算
  5. イオン結合性の計算
  6. 原子軌道・分子軌道の問題

上記を見て分かる通り、割と計算問題が多いです。とはいえ、どの計算問題もぶっつけ本番で解くと間違えやすいので、過去問を使って事前に練習しておくことを強くお勧めします。特に、シュレディンガー方程式を解く問題は最頻出なので、絶対にやっておきましょう(逆に、シュレディンガー方程式の導出は不要です)。

シュレディンガー方程式を解く問題は一見すると難しそうですが、かなりワンパターンです。なぜなら、手計算で解けるレベルのシュレディンガー方程式は箱の中の粒子の問題だけだからです。水素原子のシュレディンガー方程式を手計算で解かせることはないので安心してください。

覚えておくと良い事柄は以下の通り。
  • ライマン、バルマー、パッシェン系列の終状態のnの値
  • 遮蔽効果という言葉とその意味
  • H, He, Li, ..., Neまでの原子について、1s, 2s, 2p, ...といった各原子軌道に入っている電子の個数(原子軌道の名前とエネルギー順も覚えよう)
  • 等核二原子分子の各分子軌道に入っている電子の個数(分子軌道の名前とエネルギー順も覚えよう)
これに加えて、以下のような公式も押さえておくと良いでしょう。

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1. 光のエネルギー








2. 光電効果で放出される電子の運動エネルギー









※この式は「照射される光のエネルギーから仕事関数(電子が原子を飛び出すために必要なエネルギー)を差し引いたものが最終的な電子の運動エネルギーになる」ということを表しており、理屈を理解していれば丸暗記しなくても自分で組み立てることができます。


3. ド・ブロイの式











※「粒子」という書き方をしていますが、化学Aの範囲においては「電子」のことだと思って差し支えありません。


4. リュードベリの式










※発光スペクトルの問題で使う公式です。ライマン、バルマー、パッシェン系列のn1の値を覚えていないと、この公式は使えません。


5. 結合次数

結合次数=(結合性軌道の電子数-反結合性軌道の電子数)÷2

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上記の公式を覚えれていれば、全てとは言わずとも大半の問題は解けると思います。シュレディンガー方程式の問題とイオン結合性の問題は公式を覚えるというよりも解き方を覚える問題です。イオン結合性を求める問題は、計算自体は簡単なものの、単位換算を間違えやすいので気を付けてください。


~さいごに~

今回は化学Aの試験対策法について解説しました。
この記事で述べたように、化学Aは意外と計算問題が多く、暗記だけで乗り切ろうとすると厳しいです。過去問を使ってしっかりと計算問題対策をしていきましょう。
教科書や授業プリントを見ても分からないところがあれば、遠慮なくラーニングサポートを頼ってください。特に、「シュレディンガー方程式が何を導く方程式なのか分からない」という人は黄色信号が灯っている状態ので、すぐにでも相談にお越しいただくことをオススメします。

皆さんが試験で好成績を収められるよう、応援しております。

近藤


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