2024年12月23日月曜日

国際学会での発表(月曜担当 利光)

こんにちは!

ラーニングサポート月曜担当の利光です。
今回は国際学会に参加したので、準備期間や実際の会場での様子などを執筆します。
海外への渡航は初めてだったので学会だけでなく、その点についても少し触れようと思います。

参加学会:IABEM2024(URL: https://iabem2024hkust-dev.hkust.edu.hk/index.html)

開催場所:香港(香港科技大)
日程:12月4日~6日
発表方式:口頭発表 20分

まず、初めに、口頭発表の申し込みのために1ページの短い論文を書く必要があります。(2024年6月頃)
国際学会なのでもちろん英語で書きます。
まずは、日本語で何を書くか検討します。そしてそれを自分で英語にします。
続いて、文法チェックをします。(今回Grammarlyを利用しました)
次に、DeepLを用いて、自分の書いた英語を日本語に翻訳してもらい、意図した内容になっているかを確認します。
最後に何度か読み直して不自然な点やミスを修正して第一案の完成です。
その後先生に確認してもらい、修正したのちに提出です。
(修正してもらうたびにもっと英語を勉強しなければと思います......)

次に参加登録と参加費の支払いです。(2024年9月頃)
当然すべて英語で書いてあるので、少し不安になりつつも、一緒に参加する研究室のメンバーや先生に確認を取りつつ進めました。
ホテルや航空券は先生がまとめて手配してくださいました。
(初海外なので初めてパスポートを取得しました)

発表準備です。(2024年11月頃)
スライドを作成→先生に添削をお願いする→英語の発表原稿を作成して覚える という流れで進みました。
スライドの第1案を先生に添削してもらったところ、「文字が少ない」という指摘を頂きました。というのも、日本語での発表の場合、スライドの文字を必要最小限にとどめて口頭で説明した方がすっきりとした見やすいスライドになります。英語でも日本語と同等のレベルで説明できるのであれば問題ありません。しかし、今回は初めての英語での発表で、私はそれほど英語は得意ではありません。そのため、緊張して話すことを忘れてしまったという最悪の場合に、とりあえずスライドを読めば何とかなる程度には文字を増やした方が良いというアドバイスを頂きました。その後、再度修正し、さらに添削をしていただきました。(合計で2~3時間もスライドの添削をしていただいたので先生には大変感謝しています)
その後、発表原稿を作成し、Grammaryで文法確認、DeepLで意図した内容になっていることを確認しました。文量は1分に120単語程度になりました。
また、発表練習にはNaturalReaderを利用しました。これは無料で利用できるアプリで英語の原稿を渡すと音読をしてくれます。正しいと思っていた発音が実は間違っていたということに気づかせてくれたため非常に勉強になりました。
繰返し音読、スライドを見ながら話す練習、スライドを見ないで話す練習をして、何も見ずにちょうど20分の発表が出来るようになるまで練習しました。(人前で話すのはあまり得意ではないので頑張りました)

いよいよ出発です。(12月3日)
飛行機にも乗りなれていなかったのでかなりドキドキしながらも無事ホテルに到着しました。
原稿は暗記できていたのでこの日は軽く確認だけしました。

発表当日。(12月4日)
朝はそれほど緊張していなかったのですが、自分の発表するセッションが始まる前は少し緊張しました。それでも、なんとかなるかぁぐらいの気持ちだったのですが、いざ発表が始まると急に緊張してきました。聴衆同士が少し話していると「何か自分が間違ったことを話しているのかな?英語がおかしい?」と思えてしまいました。(そんなことあるはずないのですが、そうだと分かっていても不安でした)
そんなことを考えて緊張しつつも、無事発表を終えました。
次は質問です。質問は何が言いたいのかどのような内容を答えればよいかまでは理解できましたが、やはり緊張すると英語で言いたいことをまとめるのは難しく、部分的には先生に助けて頂き、無事終了しました。

そんなこんなで、初めての国際学会発表は無事終了しました。
一番感動が大きかったのは、英語でコミュニケーションが取れたことです。発表だけでなく、前後の休憩時間等で海外の学生や先生が話しかけてくださった時に、上手に話を広げたり質問したりは出来なくとも内容を理解して意思の疎通が取れたことは、これまでテキストで英語を勉強してきた私にとって、かなり嬉しいことでした。それと同時に、英語で発話することの難しさも感じ、英語で話すためには考えれば話せるレベルではなく、自然と英語が出てくるようになるまで練習しなければならないのだと改めて実感しました。
また、国際学会に限らず、学会に参加して他の人の研究発表を聞くと、自分ももっと研究に力を入れようと思ったので、残り少ない時間ではありますが、さらに頑張ろうと思いました。

まとめると、緊張や不安はありましたが、貴重な経験をして多くのものを得られ、かつ非常に楽しかったです。
機会があれば思い切って参加してみると良いと思います!

以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



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