2021年12月17日金曜日

海外研修のすすめ

 こんにちは。金曜担当の冨田です。

今回は学部1年から修士2年までの間で私が今まで参加してきた海外研修についてお話しします。

慶應ではサマースクールや留学など様々なイベントがあり、海外で勉強や研究をしようと考えている学生や、海外生活に興味のある学生には絶好のチャンスです。私自身も慶應が主催する多くの海外研修のイベントに参加してきたので、ご紹介したいと思います。少しでも興味を持ったら説明会に足を運んだり実際に参加してみたりすると良い経験になるでしょう!

グローバルリーダーシップセミナー実地研修

まず1つ目はグローバルリーダーシップセミナー(通称GLS)という授業の実地研修です。私は学部1年のときにGLSの授業を取っていて、その授業内で実地研修というイベントがあると紹介されたので参加しました。私のときは台湾の淡江大学で行われ、合計3日間の研修でした。現地の学生と3,4人のグループを作り、与えられたテーマに沿ってディスカッションをして、最終日のプレゼンに備えて資料を共同で作成します。研修の間は四六時中ディスカッションをしているわけではなく、教員が淡江大学のキャンパスツアーをしてくれたり、現地の学生が台北の街を案内してくれたりと、堅苦しいイベントではないので安心してください。「日本語が通じない人たちと英語でディスカッションをしてみたい...!」という方は是非参加してみると良いでしょう。

Keio-Aachenサマースクール

2つ目はドイツのアーヘン工科大学にて行われるサマースクールです。私は学部2年のときにドイツ語セミ・インテンシブという授業を取っていて、そこで先生が紹介してくれて興味をもったので参加しました。8月の夏休み期間中に行われ、研修期間は約3週間です。このサマースクールでは基本的に午前中はドイツ語の授業を受け、午後はエンジニアリング入門講座と題し理工学(物理、化学、生物、機械)に関する授業を英語で受けます。また、この研修では慶應の学生1~2人に対してアーヘン工科大学の学生が1人バディーとしてついてくれます。何か生活で困ったりドイツ語の表現でわからないところがあったりしたらバディーに質問するとなんでも答えてくれたので、このバディー制度にはとても感謝しています。授業だけでなく、アーヘンの市内を観光する際にもバディーが何人か参加したり、バディーの家の屋上でバーベキューをしたりと、研修期間を通してとても仲が深まりました。

ちなみにアーヘンはドイツの中でも西に位置していて、ベルギーとオランダからとても近いです。ですので週末にふらっとドイツを抜け出して観光しに行くこともできるのです!といってもEU圏内なのでパスポートを見せる必要はありません。日本でいう県境のような感覚で、バスで移動していたらいつの間にかオランダに来ていたという感じでした。

Double Degree Program

最後に紹介するのはダブルディグリープログラムです。慶應には学部生対象および修士学生対象のダブルディグリープログラムがありますが、前者は授業が全部フランス語で行われる上に私はフランス語を履修していなかったため、後者のプログラムに参加しました。修士学生対象のダブルディグリープログラムではヨーロッパ6か国、12ほどの大学から留学先を選ぶことになります。私は、専門分野(化学)からスウェーデン王立工科大学を選択しました。

留学期間は約1年半で、私は修士1年の8月初めにスウェーデンへ渡り、最初の3週間はスウェーデン語のインテンシブコースを受講しました。最初の頃は留学生向けのイベントがたくさん開催されるので参加しておくと友達ができるのでおすすめです!8月下旬から授業がスタートし、最初の1年間は講義が中心ですが、最後の半年間は修士論文を書くための研究をすることになります。また、スウェーデンでは大学院の講義、研究は基本的にすべて英語で行われるので安心してください。スウェーデン人は英語が母語ではないのですが、同じゲルマン語系で似ているのでほぼ全員英語が流暢に話せます。そのため、スウェーデン語が分からなくても日常生活にそこまで支障はありません。

このダブルディグリープログラムに関しては留学先での生活や思い出などが多くあり、このブログに収まり切りません(笑)。ですが、このプログラムに参加することで最先端の研究に触れたり、同じ分野を研究する人脈が広がったり、国際色豊かな友達ができたり、周辺の国々を旅したりと、とても貴重な経験になること間違いないです!

さいごに

ここまで私が参加してきた海外研修について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。コロナ禍で様々な制限があるかもしれませんが、ここで紹介したもの以外にも様々な海外研修プログラムがあるので、少しでも興味を持って頂けたら理工学部のホームページからチェックしてみると良いでしょう。

冨田

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