こんにちは、木曜ラーサポ担当の大島です!
この記事では、理工学部生が多かれ少なかれ苦しむであろう実験レポートの乗り越え方について紹介していこうと思います。
いきなりですが、このブログを読んでいる人は実験レポートにどんな印象があるでしょう?
「過去レポがあれば問題ないんじゃないの」
「まとめなくちゃいけないことが多すぎて混乱する」
「考察に何を書けばいいかわからない」
「量が多い」
「ずっと過去レポで乗り切ってきた」
「参考文献は何を見ればいいのか」
「授業との両立ができない」
「何でもいいのでとりあえず過去レポください……」
大体こんな感じではないでしょうか。ただでさえ実験は時間もかかって疲れるのに、ここにさらにレポートが加わるわけですから大変ですよね。私も学部時代にかなり苦労しました。(何度、朝刊配達のバイク音を聞いたことやら……)
しかも最近は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、実験も大部分がオンラインになったと聞きます。対面に比べてさらに学びにくい環境ですので、その負担は非常に大きいと思います。ただ、学生実験は多様な分野にわたっているので、一つ一つについて説明することは難しいです。そこで本記事では、私の過去の体験を踏まえて、
「実験レポートをできるだけ効率的に進める方法」
に絞って紹介していきたいと思います!
※ここで掲載する情報は、コロナ禍以前の話を元にしているので、現在と異なる点があることを念頭に置いてください。
まず初めに:過去レポについて
過去レポがあればいいんじゃないの、と考える人はいると思います。間違ってはいないです。考察のきっかけを掴みたい、どれぐらい書けばいいのか目安が知りたいという時には参考になります。でも、そればかりに頼るのはやめたほうがいいですし、丸写しは問題外です。剽窃は絶対にやってはいけないことであり、さらに言うと、採点側は長年多くのレポートをチェックしてきた百戦錬磨の人なので必ずバレます。過去レポはあくまで参考程度にしておきましょう。
コツ1:緒言と実験方法は実験前/直後に終わらせる!
実験レポートで一番労力を使うのは結果と考察であり、採点に関わる項目もここです。裏を返すと、ここにかける時間が増えれば増えるほど、当然レポートの点も上がるというわけです。なので、緒言と実験方法はできるだけ早めに書き終えて、結果と考察に入りましょう。緒言の内容は実験書、実験方法も同じく実験書と実験ノートから書くことができます。当日実験書にないことをしたら、後から書き足すだけです。
コツ2:参考文献は先に借りるべき
結構あるのが、「参考文献として紹介された本を借りに行ったら、もう借りられていた!!」という展開です。別の文献やオンラインの論文を探すのは余計な手間暇がかかります。なので資料は、次のテーマの実験日の直前に借りておくと安心です(あまり早くても、別の実験班がその実験をやっているので、やはり資料が借りられている可能性があります。実験が切り替わるタイミングでメディアセンターに行くのがベストでしょう)
また、メディアセンターでは貸出中の資料を予約することもできます。目当ての資料が人気でしたら、あらかじめ予約で押さえておけば、返された瞬間に別の人に一歩早く借りられてしまった……という悲しい事態も回避することができます。積極的に使っていきましょう。
コツ3:結果を書く時はショートカットとテンプレートで高速化すべし
結果のデータをまとめるのは何気に大変です。「2時間くらいでできるかな~」と呑気に構えていたら、細かいところが気になってあれこれ修正しているうちに気付けば4時間……なんてこともよくある話(細部に拘りすぎる傾向がある私の性格は、一旦棚上げしときます)。しかしここは考察に使うデータを整理するところ。できるだけ簡潔に、そして早く終わらせたほうがいいです。でないと考察に入れない。
というわけで、まず初めにOfficeのショートカットキーをどんどん覚えて使いましょう。Ctrl+C,Vは基本中の基本。ここに下付き、上付き、全選択、置換、前の動作の繰り返し……etc と、挙げ始めればキリがないですが、全部は紹介しません。今、皆さんがこのブログを読んでいるパソコンなりスマホなりで「Word ショートカット」と検索すれば全部出てきます。Excelも同じです。これを使うだけでかなり作業効率が上がるので、覚えておいて損は絶対にないです。最初は大変ですが、がんばりましょう!
次にExcelグラフのテンプレートを作りましょう。これも同じく検索すればいくらでもやり方が出てきます。通常の近似曲線つきのグラフ、対数用のグラフを作っておくだけでもかなり負担が違います。あとはデータを取ってExcelの所定の位置にコピーするだけ。一瞬でグラフの完成です。
……というわけで、ここまで実験レポートを効率よく終わらせるコツをお伝えしてきました。もう知っている/実践しているという人はそれでいいですが、こう思った人もいるのではないでしょうか。
最初からそんなにできるわけがない
その通りです(←!?) 最初からこの3つのコツを完璧にこなせるなら、そもそもレポートに苦労しません。大事なことは少しづつ習慣づけて、スピードアップしていくことです。初めは中々できなくて苦労するかもしれませんが、そこで諦めずに踏ん張ってみましょう。まずは自分ができる範囲から、例えば参考資料を事前に借りて緒言を書くところから始めていくのはどうでしょうか。
実験と座学の両立は難しいと思います。ですが、ここでしっかりと知識と技術を身に着けていくことで、将来研究室に入ったときにきっと役立つはずです。
この記事を読んで、少しでも役に立ったと感じていただければ幸いです。
大島
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