2016年6月28日火曜日

アメリカへの学位留学について―第1回 留学について― (山田)(連載)

皆さんこんにちは。
昨年度スタッフとして勤務させていただいた山田です。

私はこの春、慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程を修了し、秋からUniversity of Michigan Ann ArborApplied Physics Program博士課程へ進学します。
そこでメディアセンターの方からご依頼があり、留学についての記事(主にアメリカ)を何度か書かせていただくことになりました。

今回は第1回目なので、留学について大まかに述べたいと思います。


まずはじめに、皆さんは留学と聞くとどういったことを想像するでしょうか。

おそらく
1. (外国)語力が必要(or (外国)語を勉強しに行く)
2. 莫大なお金がかかる
というのが多いのではないでしょうか。

一般的に留学は以下の3つに分類されます。
・語学留学
・交換留学
・学位留学
上から順に人数が多いと考えてしまって良いでしょう。

語学留学とは文字通り、外国語を学びに行くもので、大学のエクステンションや語学学校に所属することになります。

交換留学は主に所属大学のプログラムに組み込まれており、留学先で取得した単位が振りかえられる等の制度があることが一般的です。

学位留学というのは、正規の学生として海外の大学に在籍し、学位(学士、修士、博士、専門職学位: ex. MBA, M.D. (=Medical Doctor) など)を取得することを目的としたものです。

この学位留学にこそ最大のメリットがあると私は考えているのですが、日本人がこの選択肢を選ぶことは非常に稀であるどころか、選択肢に挙がることすら無いことがほとんどであると思います。
そして学位留学には、先ほど挙げた"莫大なお金がかかる"というのも必ずしも当てはまりません。

私の留学も学位留学であり、Ph.D. (Doctor of Philosophy : 直訳すると哲学博士 欧米の大学院では学術系の博士号は全てPh.D.と呼ばれる)を取得することを目的としたものです。
これから数回にわたって学位留学のメリットやアメリカ大学院への入試について紹介したいと思います。

そしてこの記事が、これから進路を吟味するにあたって留学、特に学位留学を選択肢に加える為の役に立てば幸いです。




~雑談~アメリカにおける学位と平均初任給の関係
アメリカは超学歴社会であり、取得学位と平均年収には露骨な程の差があります。
例えばこちらを見てもらえると一目瞭然です。
物理学の学位(学士、修士、博士)を取得した人たちの一年目の年収は、
科学技術(STEM)分野外で働いている学士    2~5万ドル
STEM分野で働いている学士                       4~6.5万ドル
修士号取得者                                                 5.5~7.5万ドル
博士号取得者                                                 8~11万ドル
となっております。
更に言うとトップスクールの卒業生であれば、より高額になる傾向もあるそうです。
日本では学士と修士に幾らかの差は見られますが、修士と博士にはあまり差がないように思われます。

世界中から競争の激しいアメリカの大学院へ進学するモチベーションはこういったところからも来ているのかもしれません


山田

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